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下町グルメ その2 森下「清川」

日曜日の夜、おじさんフレンドが珍しく「電車に乗って、飲みに行こう」とのこと。
でも、「電車に乗って」と言っても、30分もかかるところとか、乗り換えて行くところなんて、却下されるに決まっている。
それに、日曜日はお休みのお店が多いのだ。

だから、一生懸命、「電車には乗るけれど、近場で美味しそうなお店」を探して、出てきたのが、森下の「清川」。
何でも、東京レストランガイドお好み焼き部門一位のお店である。
電話して聞くと、「開店と同時に席が埋まってしまう日と、空いている日と、極端なのです。そして、それが予想がつかない」とのことだったので、予め予約した。

ご夫婦二人だけのお好み焼き屋さんとのことだったが、山利喜新館の横を曲がった新しいマンションの一階のモダンなお店であった。
奥さんが「台東区清川」出身だから、「清川」という名前なのだそうだ。
奥さんも、厨房のご主人も感じの良い方であった。
私たちは、6時の開店とともに入ったのだが、6時の開店とともに、予約の電話が2件入り、他にお客も来て、4人掛け8テーブルがあっという間に5組の客で埋まった。(うち2組は、7,8人の大家族、おばあさんから赤ちゃんまでという一家総出の夕食のようであった。)
最初は、焼いてくれたが、最後は、5組のお客さんで、奥さんはてんてこ舞いという感じになった。(バイトの女性が途中で現れたが)
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味は、何を食べても、家庭的というのか、新鮮な材料で丁寧にこまめに作られた優しい味がした。
それが今まで外で食べたお好み焼きやもんじゃと一線を画していた。
(チェーン店の大量生産とは違う味がした)
ただ、美味しいのかというと、やはり、「お好み焼き」とか「もんじゃ」という料理自体、「ものすごく美味しい!」とか「驚きの味」を求める類のものではないところが残念。
(一度の訪問でそれを決め付けるのも悪いな~と思うけれど)
それでも、「東京ベスト1」という評価はうなずける。
にんにく以外の材料は良かったし、他のお店とは一線を画す味とも思うし、奥さんの接客も良かったし、「森下に行くときには、推薦できる」という感じかな?

食べたものの中で、清川オリジナルのご紹介。
にんにくと砂肝のオイル焼きだったかな?
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アルミ箔の容器をアルミ箔で覆ったものが登場。
中は、サラダ油と沢山のまるごとにんにく。
これをアルミ箔が膨らむまで鉄板で熱して、膨らんだら、焼いた砂肝を中に入れて、ガーリックオイルで少し煮て、食べるのだ。
砂肝が新鮮で美味しかった。
残念だったのは、にんにくが多分国産ではないのだ。
その分、味も香りも弱かった。
砂肝が美味しかっただけに残念。
国内産のにんにくは、中国産の3~4倍高いことはわかっているのだが、味も香りもしないにんにくを沢山出されても意味が無い。(なんちゃって)

この料理は美味しかったので、家で、国内産のにんにくとスーパーの砂肝で真似してみたが、スーパーの砂肝が良くなく、美味しくなかった。
また、自分で実際やってみてわかったのは、清川の砂肝は、ちゃんと塩の味がしたこと。
どうやって塩味をつけるのだろう?
出てきたときに、塩が振ってあったのかな?

d0063149_225330.jpgこれは、清川オリジナルの餅チーズ。
細長い立方体に切ったお持ちで、四角形を作り、その中に、ピザ用のチーズを詰め込み、お好み焼きの生地を上からかけ、弱火でじっくり焼く。
お餅が柔らかくなったら、出来上がり。
さっぱりした出来上がり、大人の味。
さっぱりしたところはいいけれど、私としては、昔むか~し食べた「千房の餅・チーズ・ベーコン」の方が好きかな?

他に、牡蠣もんじゃ、焼きそばも食べた。
牡蠣もんじゃは大きな美味しそうな牡蠣が二つ入っていて、それを良くつぶして混ぜると、牡蠣の味が染み出るといわれたのだが、思ったほど、牡蠣の風味が出なかったところが残念。

焼きそばもさっぱりしていて美味しかった。
そうだ、このお店の特徴の一つに、「食べ終わっても、油ギトギトだったという印象が無い」ことかも。

清川
東京都江東区森下1-18-4 KSグランディールWATANABE
03-3631-6643
定休日:毎週月曜日・隔週火曜
営業時間: 18:00~22:00
最寄り駅:都営大江戸線・新宿線「森下」
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by mw17mw | 2006-12-19 22:18 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)

下町グルメ その1 東駒形「もつ焼き 稲垣」

土日は、遊び歩いていたので、更新しなくてごめんなさい。

最近、色々兄弟で情報を共有しなくてはいけないことも多いので、弟と月に一回くらい、状況説明を兼ねて飲みに行くようになった。
土曜日の夜は、7時過ぎに、自転車で東駒形の「もつ焼き 稲垣」に行ってみた。(二人とも初めて)
弟のお嫁さんが、何かの会合で宴会をしてきて、「安くて美味しかった」とのことで行ってみる気になったのだ。

d0063149_1843936.jpg「東駒形」という町名は余り有名ではないけれど、要は、駒形橋を渡って左に行っても、吾妻橋を渡って右に行っても、「本所吾妻橋」という都営地下鉄の駅に行き当たる。
その手前路地を曲がったところに、「稲垣」さんは、あった。
(「本所吾妻橋」駅から徒歩で2分、「浅草駅」からは徒歩8分らしい。)
予めインターネットで調べたら、100人くらい収容可能とのことだったが、表から見ると、100人もお客さんが入るようなお店には見えない。

d0063149_18435136.jpgガラっと戸を開けて、「二人なのですが」と言うと、こちらへと案内されたのが、ここ。(笑)
玄関から入って、着物姿で髪の毛を伸ばしている途中の新弟子みたいな人が背広を来た元力士みたいな人と食事しているのを横目で見ながら、つつっと歩いていくと、店の外の路地に出てしまったのだ。
良く見ると、稲垣さんは、三軒の家が、この路地を囲んで、「コ」の字型になっているのだ。
(「コ」の底辺が入り口のある家。)
何か、いかにも下町、舞台裏丸見え状態。(笑)
ここで待つこと15分くらいだったが、その間が面白かった。
どうも、厨房が3か所以上あるみたいで、「稲垣」と背中に書かれたT-シャツを着たお兄さんが、両手にそれぞれ大きな寄せ鍋の具を乗せた皿を持って、右から左にスタートダッシュで走って行ったと思うと、今度は、違うお兄さんが、左から右に、両手に天ぷらの大皿を持って走っていく。
ここの店員さんは、若くないとやってられないと思った。

店内は、きれいだし、清潔。
ただ、席と席との間は狭い。
店員さんは、元気が良いだけではなく、感じが良かった。

メニューは、居酒屋のファミレス風で、何でも揃っていたし、安い。
そのせいか、居酒屋だけれど、子連れとか結構多かった。
お父さんはお酒を飲み、子供は食事ができる感じのメニュー。
(何でも揃っているのだけれど、ところどころに「稲バーグ」「稲グラタン」「稲キムチ」なぞのオリジナルがあった。)
また、ファミレスと違うのは、セントラルキッチンで作ってお店では温めるだけというのではなく、ちゃんと最初から最後までそのお店で料理しているらしいところ。
結構、何を食べても結構美味しかった。

焼き鳥・焼きトン類が、4本で400円、二人だと、2本200円でもOKとのこと。
飲み物のウーロンハイが300円、食べ物の300円から。

インターネットで色々情報を調べて、「タン刺し」が美味しいとあったので、頼むと、今はやっていないとのこと。

食べたものは、色々。
穴子の白焼きと焼き鳥・焼きトン類は、カシラとレバー(豚)、鳥皮、鶏ももを取ってみた。
それから、煮込み。
これらは、備え付けの七味をかけて食べるのだが、「My 七味」(京都長文屋)を持ってくれば、もっと美味しいのにと思ってしまった。(笑)
煮込みはちょっと温め方が足りなかったけれど、100人規模の満員のお店だから、許してしまう。
最初に頼んでも、来るのがいっぺんではなくてバラバラだったので、食べて飲んでいるうちに結構おなかが一杯になって、余り食べなかったかも。
(それに、たこブツ、頼んだけれど、来なかった)

d0063149_1848262.jpgd0063149_18484777.jpg特に美味しかったのは、「稲グラタン」と「砂肝のポン酢和え」。

「カニサラダのカニは、本物のカニか、かに棒かを聞いてみようか?」と話していたところに、「稲グラタン」登場。
焼き色がちょっと足りないけれど、一応熱々。
取り皿に取ってみると、ちゃんとカニが入っていたし、少し、マカロニも入っていた。
全体の白い「つきたてのお餅のようなもの」は、ホワイトソースとチーズが完全に混ざったようなもの。
こういうグラタンのソース、初めて食べたけれど、これはこれで美味しいと思った。

d0063149_18495167.jpgもう1つ美味しかったのは、「砂肝のポン酢和え」
空揚げではなく、唐揚げ(粉がついている)だと思うのだけれど、揚げ立ての砂肝の衣がポン酢を吸っていて、そこに、大根おろしと人参のおろしと梅干ほんのちょっとだけれど、入っていて、美味しかった。(大根以外は私の推量)
はじめ、もみじおろしかと思ったのだが、辛くない。
これは、とても気に入って、家で研究してみようという気になった。

ここのお店は、ご亭主か誰か、一人お料理が好きでセンスの良い人がいると思った。
稲垣さんは、日曜も営業しているようだし、これからも訪れて、他のものも試してみたい。
後、座敷一室借りて宴会も可能なようだから、甥たちと皆で来てもいいねということになった。

隅田川を渡ると、地元民向けの美味しくて安い居酒屋があることがわかった。
墨田区の本所から吾妻橋にかけての地域には、ポツンポツンと、評判が良い居酒屋さんがまだあるので、帰りに、3軒ばかり確認しながら、家に戻った。
台東区は、この本所吾妻橋近辺に比べたら、観光地というか、結構高いお店が多いかもという気がしてきた。
夜の隅田川は風情があるし、今後、隅田川を越えて、飲みに行くことが増えそうだ。

稲垣
もつ焼 稲垣
墨田区東駒形3-25-4
03-3623-6389・3616
不定休・17:00~23:00
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by mw17mw | 2006-12-18 19:02 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)

大江戸線新御徒町「秘苑」の焼肉ランチ

今日は、若い無口な男の子とランチの約束。
「洋食とラーメンと焼肉のどれがいい?」と聞くと「焼肉」。
そうだよね、何故か、若い男の子は、お肉がたっぷり食べたいみたい。
(シブレットは、若い男の子の必須食料であるご飯が無いので、当分、連れて行けない)

私が選んだお店は、「秘苑」。
我が家から一番近い焼肉屋さんということもあるのだが、結構美味しい。
私は昔お勤めしていて、資金が潤沢だった頃、良く遅~い遅~い夕飯を食べに一人で行っていた。
(今は、「自分にご褒美」的にたまのたまに利用している)
焼肉のお肉は、並しか食べたこと無いけれど、ちゃんとしているし、クッパやビビンパのお料理も美味しい。
地元では結構人気がある。

d0063149_19714.jpgここのランチは安くてボリュームたっぷり。
二人で選んだものは、カルビランチとハラミランチの肉大盛り。
「大盛りで」と頼むと、お店の人は「Wですね」という。
どうも通常の二倍の量のお肉が来るようなのだが、シングルで800円、ダブルで千円なので、私はダブル以外頼んだことが無い。

これで、ご飯もお代わり自由で、デザートもついたら、文句なしなのだけれど、それはいくら何でも望み過ぎ。
ご飯お代わり自由なら、「焼肉弁当」があるけれど、やはり、肉のWの方が嬉しい。



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左がカルビで、右がハラミ。
結構、野菜も添えられて良い感じでしょう?

ハラミは、結構大振りに切ってあるが、カルビは結構小さく、一口サイズ。
勿論、このお値段なら贅沢は言えないし、見た目、高いお肉でないことは明確だけれど、ちゃんとカルビの肉の味がするし、美味しい。(多分、両方とも国産牛だと思う)
このカルビのお肉は、夜に出すカルビの形を整えるために、切った部分かとも思うが、本当かどうかはわからない。
ハラミは、分厚くて、あくまで柔らかかった、これまた、満足の味。

d0063149_19243521.jpgとにかく量はたっぷり、味も結構美味しいので、若い男の子にご馳走するときは、ここのランチが一番。
二人で、ハラミとカルビを炭火で焼きながら、堪能。
途中で、気づいて、私のご飯を半分あげようかと聞くと「うん」とのこと。
やはり、若い男の子の胃袋って、すごい!
ここのご飯は、炊き立てでとても美味しかった。
安いランチだと、ご飯の質が良くないことも多々あるが、ここは良心的。

若い男の子を励ますために、焼肉食べちゃった~。
どうも私は意地汚いのか、ご飯は半分あげたけれど、知らず知らず、お肉はちゃんとWの一人前をちゃんと食べたのだ。(実はお肉も好き。太るから避けているだけなのだ)
当分、お肉抜かなくては。(笑)

わざわざ食べに来ることもないけれど、大江戸線新御徒町にお昼頃いたら、是非お試しください。
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by mw17mw | 2006-12-13 19:26 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)

郊外型回転寿司チェーン見学

先日、戸田方面の日帰り温泉に行った帰りに、「かっぱ寿司」に入ってみた。
幹線沿いにある巨大回転寿司で、下は駐車場で、二階に建物がある。

同じ「回転寿司」と名前はつくけれど、我が家の方の回転寿司とは、規模も価格も異なって、美味しくはなかったが、面白かったのだ。
飛行機の旅で、預けた荷物がベルトコンベアでグルグル回るが、あの感じのベルトコンベアが幾台もあって、その回りに、カウンターとか、テーブル席が配置されている。
いっぺんに何人くらい、食べられるのだろうか?100人?200人?

握っている人の姿は見えず、特別注文は、目の前のインタフォーンみたいなものを通してする。
特別注文は、「注文品」という台に乗って私の席の番号をつけて回ってくる。
回ってくるものを見ていると、エビフライやハンバーグを背負ったにぎりとか、デザート各種やチューブ入りゼリーみたいなものも流れてくる。
(エビフライやハンバーグを背負った握りを見たら、「もうここはお寿司屋ではないのだ、『回転寿司』という別業態だ」と思った。別業態として、色々発展していって欲しい。)
子供が飽きないようにという配慮がすごい。
デザートは価格が異なるのだが、お寿司は全て一皿100円(税込み105円)。
都内の回転寿司だと、青いお皿は105円、黄色いお皿は210円とか、結構細かいのに、郊外の巨大回転寿司はそんな細かな価格設定は無い。
高そうなお寿司は、一皿に一艦だけ乗ってくる。

面白かったのは、カットメロンが回ってきたときに、「お皿ごとお取りください」と書いた台に乗って回ってきたこと。
そのとき「あ、そうか、カットメロンだけ取ったら、無料で食べられるのだ」ということに気づいた。(笑)

d0063149_20281926.jpgこの経験が面白かったので、最近は、郊外に出かけて、巨大駐車場完備の巨大回転寿司があると、「帰りに寄ってみよう」とおじさんフレンドと気が合うようになった。(笑)
今日行ったのは、市川インターのところの「くら寿司」。
車を駐車して、店に入ったら、20人待ち。
いつもなら、「待つの嫌だ、違う店に行こう」というおじさんフレンドが文句を言わないでおとなしく待っている。(そう言えば、待っている間に情報収集して「ローストビーフ握り」は食べる価値あるって、とか言っていた。<笑>)
どうしてかというと、好奇心が勝って、こういう新しい郊外店型回転寿司を経験してみたいのだ。
普段の私たちの生活とはかけ離れたダイナミックな世界が面白いのだ。

d0063149_20381630.jpgで、くら寿司は、かっぱ寿司より、OA化が進んでいた。(かっぱ寿司はOA化されていない)
まず、入ったら、受付のパネルをタッチして、人数とカウンターかテーブルかの情報を入れて予約番号を取るのだ。
その予約番号を呼ばれるまで待つのだが、常にパネルで後何人かと予想待ち時間がわかる。
また、携帯にバーコードを読む機能があれば、携帯で予約も可能なよう。
初め、「カウンター」で予約を入れたが、途中で「カウンター・テーブルどちらでも可」に代えたくなったが、それはパネルではできないので、レジの女性にお願いしたら、できた。

d0063149_20384233.jpgさて、20人待っても20分くらいだったかで、私たちの番号が呼ばれた。
席に着くと、今回は特別注文は、インタフォーンではなくて、パネルに表示されるお寿司の写真を指で押して、個数と、わさびありかなしかを指定する。
ま、ここまでは、「有り得る」と思う。



d0063149_2039094.jpg面白かったのは、その注文の品は、「注文品」という台に乗ってくるのだが、我が席の近くまで流れてくると、自動的に、チャイムがなり、パネルに「まもなく○○が到着します」と写真入で表示される。
中々優れもの。(でも、「あぶりマグロ」が、写真と実物が違っていたので、取り損なうことが一度あった)
もう1つプログラムを作って欲しいのは「頼んだもののうち、まだ何が来ていないか」の表示機能かな?
最後は「おあいそ」ボタンを押すと、店員がお皿を数えに来てくれる。
(私たちは今回カウンターだったから、できなかったのだが、テーブル席だと、5枚に一回ゲームができて、「あたり」が出たら、何かおもちゃがもらえるらしい。)

ま、こういう回転寿司は、美味しいから入るのではなく、面白くて楽しいから入るのだ。
私たちにとっては「非日常的な楽しさ」満載なのだ。
一度入ってわかってしまえば、私たちの場合、二度目は無いと思う。
ただ、入ったことの無い巨大回転寿司を見つけたら、今後とも好奇心で入ってしまうと思う。
次は、日光街道沿いにいくつかあった「スシロー」に入ってみようということになっている。(笑)
私たち二人の郊外型巨大回転寿司に対する評価の基準は、「美味しいか」ではなく、「どのくらい先進的か」なのだ。
今のところ、「くら寿司」がすごい。
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by mw17mw | 2006-12-10 20:34 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)

西浅草 すてぇき屋「すきずき」-稲庭うどん

d0063149_16311546.jpgしめは、稲庭うどん。
これが美味しかった~。
稲庭うどんは、色々なところで食べたし、贈り物でいただくこと多く、結構食べている方だと思うが、今までの中で一番美味しいと思った。
普通の稲庭うどんに比べて、「一筋柔らかく、一味味があって、うどんに近い」と思った。
「今までで一番美味しい稲庭うどん」と隣の人に言ったら、「佐藤養助のだからだよ」と教えてくれた。
その人は、このお店の常連で、今日も、しめの稲庭うどんが食べたくて、参加したそうだ。
何でも、今では、稲庭うどんを作るメーカーは22もあるけれど、その中の一番の老舗が佐藤養助というお店なのだそうだ。
で、この「すきずき」さんの社長が秋田出身で秋田の事情に詳しいとのことで、このお店では、「佐藤養助ブランド」しか出さないそうである。

恥ずかしながら、「佐藤養助」の名前を初めて聞いた私は、稲庭うどんについて、色々ネットで調べてみた。(佐藤養助のページ

佐藤養助の歴史を読むと、1665年に、佐藤(稲庭)吉左エ門が宗家として、稲庭うどんづくりを創業。
江戸の末期、一子相伝の技術が滅びないように特別に技法を伝授された佐藤養助が創業。
で、その後、昭和47年に、家人以外の人にも技術を公開した、とある。
最初の稲庭吉左エ門家は、なくなってしまったのだろうか?
そのことが疑問として残るが、昭和47年まで、稲庭うどんは、この両家以外では作れなかったのだ。

だから、今、稲庭吉左エ門というブランドがないとしたら、佐藤養助が稲庭うどんの元祖になるのだ。(良く、本家・本舗の争いとかあるけれど、稲庭うどんに関して言えば、歴史がはっきりしている)
全然知らなかった。

また、味の話に戻るが、秋田の味付けの影響を受けていると感じる料理は皆味が濃かったのに、稲庭うどんのお汁に関しては、本当にすっきりしていた。
何で、稲庭うどんのお汁だけが、洗練されているのだろう?
秋田で食べる稲庭うどんのお汁も、洗練されているのだろうか?
(佐藤養助商店の「稲庭うどんの汁の作り方」で、来夏は、汁を作ってみよう)
佐竹のお殿様が、どこか他国から秋田に持ち込んだものだろうか?
(他、胡麻だれ汁も美味しいよね)

秋田料理は、このすきずきでいただいた2,3の品から、何となくだが、「味噌」とか「梅干」を加えた味かしら?と思ったので、余計、稲庭うどんのお汁がすっきり感じられたのかも知れない。

で、色々検索していたら、今年の12月18日に、「銀座 佐藤養助」という稲庭うどんの専門店ができることがわかった。

たかが乾麺ではあるけれど、バイトが茹でるのかしらね~。
汁は、どんな感じなのだろう?
東京の繁華街の客層に合わせた味だろうか?
どんなコンセプトのお店かわからないが、どのくらい丁寧に料理をする店なのか、ちょっと疑問は残る。
行ってみたいけれど、銀座に行って、稲庭うどんのお店に入るかどうかは、自信が無い。
(たまにしか銀座に行かないもので、いざ銀座に行ったら、行きたいお店は沢山あるのだ)
やはり、こういうものは、本場で食べるのが一番美味しいかと思うが、ご興味のある方は、いらしてみてください。
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by mw17mw | 2006-12-08 16:31 | 飲食店・菓子店 | Comments(2)

西浅草 すてぇき屋「すきずき」-お肉と魚

シブレットの次の日は、酒屋の忘年会であった。(私が忘れていて、連チャンになってしまった)
お店は、西浅草の「すきずき」というステーキハウス。

「すきずき」は余り有名ではないけれど、その親店の「秋田料理 あらまさ」は結構名前が通っていると思う。
場所は、国際通りのROXの前の信号を合羽橋に入って行った左側。

昨年の忘年会の隣の席が、あらまさの鈴木社長で、美味しそうな話を沢山聞いたので、「株が上がったら、家族で行きます」と言って別れたのに、その後株はひどい状態に入り、一度も行かなかった。(行けなかった)

d0063149_18535059.jpgすきずきは、浅草の隠れ家的ステーキハウスで、芸能人の来店も多いとか。
お正月には、浅草で公演を打つ人々も訪れるという。
わ、誰か芸能人と会うかもと思って行ったのだが、どうもお店自体、ステーキをお店の人が焼いてくれる関係か、お店全体が2室か3室に区割りされている。
3つに区割りされていたら、芸能人が来ても、一般客と分けて接待することができそう。
その点も人気の秘密なのだろう。

鈴木社長のお年はおいくつだろう?
小柄で温和な性格、秋田訛りで、秋田料理の話、ご自分の話なぞを語ってくれた。
何でも、秋田の子沢山の家に生まれ、小学校のときに父親が「秋田人として立派に他界」なさったとのことで、鈴木社長は、確か、まだまだ子供のときに、秋田を出て、ブラジルに移住したり、アメリカに渡った後、東京に戻られたそうで、その話を聞くと、「大変だったろうな」と思わずにはいられないのだが、今は、浅草で、「あらまさ」と「すきずき」なぞを経営なさって、立派に成功された方である。(秋田人として立派に他界=秋田は、寒冷地の上に、昔は、大酒飲んで、しょっぱいものばかり食べるのが当たり前だったので、お父様は脳溢血で若死されたらしい。その死に方が「昔の秋田人にふさわしい」とお葬式のとき、近所の人に言われたそうだ)

では、お料理の紹介をば。

1.根昆布つらら
d0063149_185418100.jpg山芋の千切りをつららに見立てたものと根昆布。
梅干少々が味のアクセント。








2.お刺身は鰤と鮪(赤身)
d0063149_1854579.jpgこれはとても美味しかった。
両方ともぬめっとしていて、フレッシュ。
特に、鮪が美味しかった。
(先日、加賀能登展で鰤を買ったが、加賀能登の鰤は最高だと思う。多分これは違う海で獲れたものだと思う)
こんな美味しい鮪を食べたのは久しぶり。
隣に座った人が「生もの嫌い」という方だったので、二皿いただけて、幸せ、幸せ。

3.とんぶりと大根
d0063149_18551740.jpg味付けして茹でた大根の上にとんぶりが乗っていた。
大根は程良く煮えていたけれど、結構味が濃かった。






4.活きたらば蟹
d0063149_18553921.jpg一度も冷凍させていない活きたらば蟹の茹でたもの、甘酢で。
フレッシュだから、身がパサパサしておらず、しっとりしていて、美味しいの何のって。
蟹はこうでなくてはいけない。
最近は、北海道から直送の素材を使った北海道料理のチェーン店なぞがあるが、あそこなんて、蟹が全て冷凍を茹でたもの、パサパサで美味しくない。
鮪と蟹にはノックアウト。

5.ステーキ
d0063149_1856429.jpgどこのお肉かとか言われなかったから、普通の牛肉だと思う。
赤身で、柔らかくて、美味しかった。
ここのステーキは、写真のように、薄いトーストの上に乗せられる。
お肉を食べ終わると、肉汁の染みたトーストの上に、別に炒めたもやしを乗せて、芯にして、巻いて、鉄板で焼いて、熱々のロールサンドとして出してくれる。

ここまでで、お魚も蟹もお肉も美味しかったけれど、突き出しや煮物の味が濃い気がした。
秋田料理って、食べたことがないのだけれど、そもそも、味が濃いのであろうか?と考えていたら、次に全く別物が出てきて、びっくり。<続く>
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by mw17mw | 2006-12-07 19:11 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)

お酉様と柚子胡椒

日曜日、三ノ輪までおじさんフレンドに自動車で連れて行ってもらい、そこからお散歩開始。
お酉様あたりを右に入って、間違って迷い込んだところは、金美館通りという日比谷線入谷と浅草のお酉様の間にある商店街、そこには、「手打ちうどん 家康」がある。

このお店はひと頃美味しいと評判が高かったので、入りたいと思っていたのだけれど、
たまに前を通る時は、いつも、営業時間外だったのだ。
今回、ちょうどお昼の時間であったし、「チャンス」と入ってみた。

メニューを見ると、結構高めで、千円以下のものがない。
(ただ、実際にうどんが来て、見てみると、お値段相応のボリューム感はあった)
また、日祭日には、普通のお値段で、1.5倍のボリュームもオーダー可能とあったから、大食漢の人は、日祭日が良いかも。(確か日祭日だと思ったけれど、もしかしたら、土日祭日かも)

d0063149_174296.jpg頼んだものは、一番人気と言われた「家康うどん」
うどんは透明感があって、しこしこした手打ちで美味しいけれど、汁がちょっと甘めかな?
讃岐でも大阪でも東京でもない味。
薄い色で甘め。
色々なものが入っていた、鶏肉、豚肉、なめこ、長ネギ、かまぼこ、天かす、うずらの卵が2個etc,etc。

この関西風と言おうか、透明な汁になめこのつるつるが溶けた、ちょっと独特な味を食べているうちに、昔、銀行員時代に良く食べていた「八重洲の讃岐茶屋の鳥なめこうどん」を思い出した。
こんなに色々入れないで、美味しい鶏のもも肉となめこだけの方が美味しいのにと思った。(讃岐茶屋は、今でもあるみたいだが、経営が変わってしまい、昔の美味しさはない)
もし、家になめこの缶詰があれば、是非、関西風の汁で、鶏のもも肉となめこのうどんを作ることはお奨め。(できたら、鍋焼き風に)

家康うどんは、美味しいことは美味しいけれど、「特段」という程ではないかも。
くどいわけではないけれど、具の種類が多過ぎて、色々な味が混ざりすぎているのかも。
このお店、他のメニューを食べれば、印象は異なる可能性は高いと思うのだが。

テーブルにあった七味が余り効かなかったのが不満。

だいたい食べ終わったときに、一人の男の人が入ってきて、「お土産用の柚子胡椒、欲しいのですけれど?」と頼んでいたが、日曜日にはおみやげ物用はないとのこと。

d0063149_1745523.jpgその言葉を聞いて、テーブルの上を見ると、七味の他に確かに「柚子胡椒」があったのだ。
青ではなく、真っ赤な柚子胡椒。

初めて来店した人には、「辛いのがお好きでしたら、柚子胡椒をお使いください」とか言ってくれればいいのにね。

お店の人に聞くと、「自家製」とのこと。
普段は、お店で食べた人に限り、お土産用柚子胡椒を売るのだけれど、「お酉様」のときだけは、お店の前にワゴンを出して、売るとのこと。(今年は28日だけ)
販売価格は1050円。

この柚子胡椒をおうどんの中に入れたら、確かに辛味が良く効いて美味しかった。

・店名 : 手打ちうどん 家康(てうちうどん いえやす)
・住所 : 東京都台東区入谷1ー23ー2
・TEL : 03-3874-8789
・営業時間 : 11:30~14:00 18:00~20:30(L/O)
・定休日 : 無休
・最寄り駅 : 日比谷線入谷駅

追伸:今日、お昼に買いに行って来た。
    なんと、50%引きの530円であった。(レポートはまたいつか。)
    まだ計量していないけれど、530円だったら、お得という量で、満足。
    お店は繁盛していて人気店のようだった。
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by mw17mw | 2006-11-28 17:06 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)

浅草橋の手作りパン屋 はるぼうず(H*B)

豚三枚肉の話を続ける前に、関係するので、パン屋の話を一つ。

浅草橋のパン屋は、「ドーメル」がやたらに有名。
でも、ドーメルさんは、何年前になるのだろう、どうも副業に失敗して、創業者一族の経営ではなくなってしまったとの噂。
それがパンの質や味に現われていて、昔のドーメルの味を知っている人たちの間では、どうも、「昔とは違う」という思いが強い。(「手作り」から「大量生産」の味に変わってしまったみたいな気がする)

d0063149_15492815.jpg今、浅草橋で地元民のハートを掴んでいるのは、裏の目立たないところにある「H*B」という、若いご夫婦二人でやっているパン屋さん。
正式名は、「HARU*BOUZ」という名前で、多分、販売している奥さんがはるさんで、パンを作っているご主人のあだ名が「坊主」ではないかと思う。(二人とも一日中忙しそうで、世間話とかしたことない。)

何せ、作る人が一人のパン屋さんだから、ドーメルのように、ずらっと商品が並んでいるというお店ではないけれど、色々な種類の美味しそうなパンが、吟味された材料で丁寧に作られ、評判を呼んでいる。
私も最近良く食べているけれど、生地自体が、滑らかで、でも、しつこくなくて、ふわっとしていて、とても美味しい。

何が美味しいの?というところまでは、残念ながら「まだ研究中」としか言えない。
今のところ、美味しいと思ったのは、「チーズ入りフランスパン」「チーズを挟んだブルーベリーマフィン」「白パン」と呼ばれる50円のパンも美味しい。
ここは、デニッシュ類は余りないようで、普通のパンを色々に焼いている。(クロワッサンはある)

d0063149_1550293.jpg驚いたのは、「この餡食パン」
私は、高級食パンと思って、買ったのだが、取り間違えたようで、切ってみてびっくり。
またまた、トルネード型食パン。
あんが重くなく、美味しく食べられたけれど、家族全員がアンパン好きでないと買えないかも。
(おじさんフレンドに一部あげたら、「美味しかった~」と大好評)

場所は本当に裏路地。
シブレットの帰りだったら、シブレットを出て、左に進むと突き当たるので、そこを右に曲がって、一つ目の角を左。
その後、線路に向かって直進、1,2分歩いていると、左手に魚重という看板が見えるので(浅草花市場のところ、でも花市場自体やめてしまうそうで取り壊し中)、そこを左に曲がって、左側3軒目。

駅からいく場合は、東口を出て、マクドナルドの角を左に入ると、銀杏八幡神社にぶつかるので、左折(線路の方に)、一つ目の角を右折すると、右側2軒目。

浅草橋にいらしたときには、覗いてみてください。

店名 : HARU*BOUZ(はるぼうず)
住所 : 東京都台東区浅草橋1ー28ー1
TEL : 03-3851-8266
営業時間 : 8:00~18:00
定休日 : 土日祝日
最寄り駅 : 総武線と都営浅草線の浅草橋より徒歩1分
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by mw17mw | 2006-11-21 15:54 | 飲食店・菓子店 | Comments(16)

昔懐かしいもの-折り詰め弁当

昨日は、暗い話でごめんなさい。
今日、おじさんフレンドと温泉に行ったら、すっかり元気になりました。
ま、理詰めでわかりやすく丁寧に、我が家の被害を説明するしかないですよね。

三越に「歌舞伎展」を見に行き、その後、浜町にできた「成城石井のセレクトショップ」に寄ってから、清洲橋を渡って、清澄白河にある「ババグーリ」に行くコースを連休初日に考えた。

d0063149_2126863.jpgで、実際に実行したのだが、歌舞伎展を見た後、たまには、都心のデパ地下をチェックしようと地下に降りたのだが、私の心を引いたものはこれ。
最近、懐古趣味になってきたのか、目新しいものより、失った昔のものに目が惹かれるみたい。
何て、昔懐かしいの?
私が小さい頃から最後はいつまでだろう、多分大学生くらいまで、父が結婚式に呼ばれたり、建前、上棟式なぞに行ったときには、このお頭付きの折り詰めをもらってきた。
(父は食べないで、子供たちにお土産にしたのか、他にも料理が出たのかは不明)

最近、こういう昔からの東京風の折り詰めを全然見ないと思ったら、絶滅せずに、三越地下の弁松さんにあった。
他のお弁当屋さんのお弁当も見回したが、弁松さんのお弁当は、他と一線を画して、本当に昔風の折り詰め。
大増さんも、昔からの東京のお弁当屋さんだと聞いているが、松花堂弁当の影響を受けている。(大増さんは、日本橋と銀座があるみたいだが、一応銀座をリンクした)
弁松さんって、いいな、頑固で、と思う。

東京の人が関西のものを真似てアレンジしても、関西ほど美味しいものはできないような気がする。
それだったら、根からの東京風の方が、私は美味しく感じる。

d0063149_21263687.jpg私は、値段も見ずに、お頭付きに魅力は感じたが、鯛の入ったものは、要予約だということ。
本当は、他で食事しようと思っていたが、将来、何かのときに、我が家で使いたかったので、試しに、普通の赤飯弁当を買った。

それでも、本当に昔の東京風のお弁当。
生姜の佃煮はしょっぱかったけれど、焼き魚にしっかりとした味詰めの煮しめものにお赤飯、たまにはこういうお弁当がいいよね、と食べながら、嬉しくなる。

小さい頃、父が持ち帰ったお弁当の鯛は、次の日、焼きなおされ、皆でつまんだっけ。
ご飯は、持ち帰りのお赤飯だけでは足りないので、白いご飯と二種類。
鯛をおかずにご飯を食べた。
そんなに美味しいものではなかったけれど、父は、「鯛はご馳走だぞ、鯛だぞ」と言葉で箔をつけていたっけ。(父にとっては、「鯛とお赤飯」が最高の家庭のご馳走だったのだ)
私は美味しいと余り思っていなかったので、大学生のときだったか、ある日、普通の食べ方に飽き飽きして、鯛でご飯をこれでお茶漬けにしたら、鯛茶漬けになると思って試したら、大当たりして、それ以来、我が家では、鯛のお頭付きのお弁当をもらうと、焼き直して、お茶漬けにするようになった。
遠い昔の思い出。

弟に、もらってきたパンフレットを見せたら、やはり、懐かしがっていた。
鯛の横に、豆のきんとんが入っているが、「どうして、栗きんとんを入れてくれないのか」と思ったことを私は思い出したが、弟は、「こういう折には、色のきれいな羊羹が入っていて、色に釣られて食べると、不味かった思い出がある」そうな。
そういう折に入れる羊羹って、未だ、築地場内で売っていたけれど、まだ、あるのかな?

お弁当屋さんは、何か、関西の影響を受けた色とりどりのお弁当ばかりになってつまらない。
きっと、東京風のこの昔のお弁当に飽きた結果、関西風のお弁当が流行ってしまったのだろうけれど、たまには、東京風の昔の折のお弁当が食べたい。

頑張れ、弁松さん、昔ながらの東京風のお弁当、是非、ずっと作り続けて欲しい。

(余談であるが、お頭付きの折のお弁当は、価格表を見たら、やたらに高い。
お祭りのときに、たまにはこういうお弁当出したいなと思ったけれど、ちょっと無理かも。<笑>)
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by mw17mw | 2006-11-04 21:39 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)

浅草田原町「やっ古」

浅草に行きたい店があるとの先輩の言葉で、都営浅草線に乗って、浅草に向かう。
浅草に着いてから、「どこのお店に行くの?」と聞くと「やっ古」とのこと。
やっ古」は、江戸時代から続く鰻屋さんで、私は全く知らなかったが、Mixiのお友達である方が推薦したことで、「一度行きたいな~」と思っていたのだ。
(浅草は、鰻屋さんが結構沢山あり、前川、色川、初小川とか、小柳、川松、色々名前を聞くが、「やっ古」の名前は余り出てこない。知っている人は「通」だと思う。)

「やっ古」は、田原町と言っても、地下鉄の田原町とはちょっと離れていて、国際通りから、雷門通りに入ってすぐ右側。
私は、何度も何十回も何百回となく、この前を通っていたが、全く気づかなかった。
江戸時代からのお店と言っても、ビルの一二階にあって、鰻屋さんとしては、相当大きい方だと思う。
d0063149_2152251.jpg中は、大正ロマン風とHPには書いてあったが、一般の所謂鰻屋さんとは一線を画す作り。
仲居さんたちも、着物の人が多いし、男の人たちは、皆、白いワイシャツにチョッキ姿で、ここらへんも、古めかしくて、懐かしい感じ。

ソファの背に、短いけれど、白い清潔なカバーがかかっていたり、ステンドグラスやランプで、落ち着いたムード。
(浅草で、中年以上の人を案内したら、落ち着いて話はできるし、喜ばれると思った。)
案内されたのは、4人用のボックス席で、これまた、昔懐かしい。
で、先輩がセットを頼んでくれた。
私はダイエット中であったが、「え~い、ここまで来たら、潔く、美味しいものを沢山食べよう。明日から、2日、肉と油を抜いた食事をすればどうにかなる」と、決心した。

d0063149_21525399.jpg最初は小鉢。
左は、子持ち若布に、柿のつぶしたものを混ぜた味噌が乗っている。
右は、昆布〆した鯛を細切にして、たらこをまぶしたもの。
最初、たらこまぶしの魚がわからなくて、配膳の人に聞いたら、「厨房で聞いてきます」とのこと。
こういう細かいことを聞き出すと、全然、だめみたいだが、そんなことを聞くべきではない店だと思った。
出てきたものをおしゃべりしながら、美味しく食べるには、とても良い店だと感じた。

d0063149_21531970.jpg次が、お造り、三種盛り。
まぐろがぬめっとしていて中々美味しかった。
後の二つは、一つが鯛とわかったが、皮を剥いだ後が茶色いものが良くわからなかった。でも、配膳の人に聞いても、厨房に聞きに行くのは手間だろうと自分で考えたのだが、きっと、鯛の昆布〆に違いないとわかった。

次は天ぷら。
お~、お刺身に天ぷらに最後は鰻重なんて、私としてはとても豪華!
天ぷらは、カラリと揚がっていて美味しかった。
揚げ物を食べるなんて、何ヶ月振りだろう、やはり、揚げ物は美味しい!としみじみ思った。
しかし、けちをつけて悪いけれど、何故か、天汁が美味しくないのだよね~。
何でだろう、このお店、天汁が美味しければ、全く文句ないのに、惜しい。

d0063149_21534611.jpg次に、茶碗蒸し。
わ、お刺身に天ぷらに、茶碗蒸しで、鰻重。
きゃ~、日本の幸せ、東京の幸せだわと、嬉しくなる。(と同時に、明日から3日は、油・肉抜きを秘かに決意する。)
この茶碗蒸し、中に、ホタテの戻したのが入っていたのがわかった、後、味が余りない、やはり乾物を戻したものが入っていて、これは、フカヒレかな?と思ったのだが、全然自信はない。この茶碗蒸しも美味しかった。

d0063149_2154141.jpgさて、さて、次は、お楽しみのうな重登場。
うな重は、皆、どうやって食べているのだろう?
私はこの写真のように、二枚の場合、手前の蒲焼の真ん中にずずずっと箸で真横に線を入れてから、左端から、食べよい大きさに蒲焼に箸を入れて、切って食べていく。(たぶん、スタンダードな食べ方だと思う。)
そして、手前の残った半分の端に端を入れ、真横に切ってから、次の行に進んでいくのだ。
で、ここの鰻重は、今まで味わったことのない「変わった美味しさ」であった。

最初の手前左側の一口が、全く美味しくなかったのだ。
ご飯も鰻も熱々だったが、ご飯は固め、鰻はバリバリ(端っこのほうだったせいもあるけれど)、たれはとても薄くて、口に入れた途端、この三つがハモラないのだ。
それぞれに雑音を出して、全然美味しくない。

たれは、甘みを余り感じないところが好みだったが、何せ薄くてさらさらしている。
思わず、「味が薄い」と感想を言ってしまったのだ。
え~、こんな薄味で、ご飯とたれと蒲焼がマッチングしないうな重、食べたことがないと思いながら、手前一行目を食べ終わる。

が、不思議なことに、二行目の一口目から、「あら、美味しい!」と感じ出したのだ。
どうも、最初の一行4口で食べたうな重のたれとうなぎの油が舌の上や口の中に膜を作ったのかも知れないが、二行目からは、その舌や口の中の油とたれの膜の上に、更なる鰻の油とたれが乗るせいだろうか、味がちょうど良くなりだしたから、不思議。
それに、鰻も外はばりっと焼かれているが、中は、ふわっと柔らかく美味しい。
鰻重を横に四等分して食べるとすると、3/4は大満足、最後までしつこくなく、飽きずに美味しく食べられた。

そうか、初めから「美味しい!」と感じるたれの濃さだったら、最後飽きてしまうかもと思った。(化学調味料を使った、一口目から「美味しい!」と言わせる料理を思い出した。)
初めは、「お水みたいなたれ使って~」と思ったが、それは大きな誤解であった。
口の中の味の変化が楽しめて、中々楽しかったし、美味しかった。

一口にうな重と言っても、養殖か天然か、さっぱりしているかしつこいか、たれが甘いか甘くないかくらいしか、関心がなかったけれど、こういうたれの濃さで、「自分たちが美味しいと思ううな重」の設計をするというのが心憎い。

ここのうな重は、江戸時代からの味なのかは不明だけれど、一度食べてみる価値があると思う。(最初美味しくないのに、途中からとても美味しくなるところ)

この後、水菓子をいただいて、終わり。
久々、美味しいものを沢山いただいたことで、お腹がはち切れそうに感じた。
しかも、最初がビールで、その後、熱燗を呑みながらだったので、気分も最高。
お腹は、殿様がえるだっけ、お腹が膨れて割れそうになるかえるを思い出しながら、御徒町までタクシーで帰る先輩に家の近所まで乗せて行ってもらった。
家に着くなり、殿様がえるは、そのまま気持ち良く眠ってしまった。
途中、一度目が覚めて、コンタクトをはずしたが、また、そのまま眠ってしまい、気がついたら、13時間も眠っていた。(笑)
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by mw17mw | 2006-10-26 22:01 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)