カテゴリ:飲食店・菓子店( 1207 )

焼き鳥はやっぱり伊勢廣・幻のふぐ

<焼き鳥丼>
先日、仕事の関係の講習会で午前中浅草にいた。
で、終わったのが12時頃、こりゃ、浅草でお昼が食べられると、前の日からどこにしようかな~?と喜んでいたのだ。
候補は三つあったのだが、一番最初に通りかかった「浅草では美味しいと評判の地鶏を使った焼き鳥屋」に決めたのだ。

d0063149_041345.jpgお客はまだ私一人、焼き鳥丼を頼み、焼き鳥を焼く手元が見えるカウンターの席で、料理する人の手元を見ていた。
で、出来上がって出てきて美味しそう!と喜んでいたのだが、食べれば食べる程、京橋の伊勢廣の焼き鳥が恋しくなってしまった。
私は、地鶏の焼き鳥が好きなのではなくて、伊勢廣の焼き鳥が好きなんだな~としみじみ思いながら、食べていた。

一口に言って、地鶏と言っても、様々だから。
別にそのお店が不味いわけではない、真っ当な材料で真っ当に焼いてあって、美味しいは美味しいのだが、お肉の味とか焼き方に迫力がないのだ。
5本コースで、白レバ(と言ってもずいぶん赤ぽかったけれど、すっきりしていて、血の味は感じなかった)だけ、美味しかったけれどね....。

伊勢廣は、夜行くと高いので、会社やめてから、一度お昼に行ったことがあるだけかも知れない。
家に帰って、伊勢廣のページを見たら、お昼は、その日の浅草の焼き鳥丼と同じ1800円で食べられるのだと気付いて、ちょっと悔しい。
しかし、以前、伊勢廣は、「東京軍鶏」を使うと聞いていたが、現在の伊勢廣さんのHPには、東京軍鶏の文字が全然書いていないのだ。
昔と味が変わってなければいいのだが。

大したことのない、高い地鶏だったら、安いブロイラーの焼き鳥丼の方が好みだ。

<幻のふぐ>
d0063149_04351.jpg今朝、浅草橋を散歩していたら、右のような貼り紙のあるふぐ屋さんがあった。
「日本では当店だけ」「とらふぐより美味」って、一体何なのだろう?
輸入物の日本にはいないふぐの種類かしら?
興味はあるが、今、お金がないので、今年は無理。
来年、行ってみようと思う。(株が上がりますように)
[PR]

by mw17mw | 2006-06-28 00:04 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)

大阪に行ったら 1/2

先日、これから大阪日帰り出張が多くなるという方と、メールで大阪の食べ物情報をやり取りしたら、何だか、無性に大阪の食べ物が懐かしくなった。

大阪の何が懐かしいの?と言われれば、やはり、和食の繊細さと幅の広さかな?
江戸前寿司、お蕎麦、鰻、天ぷらなぞ、東京の方が美味しいと思うけれど、懐石のような料理や、和食のバリエーションは、大阪が上だと感じていた。

私が大阪にいたのは、昭和の終わり頃。
もうなくなったお店も多いようだが、変らない店も沢山あるみたい。
大阪もずいぶん変っただろうと思う。

東京は、単品ではここぞという職人技を持つ人がいるけれど、全体的にはやはり和食に関しては、大雑把なところだと感じた。

また、大阪は当然だが、全てが美味しいわけではない、お店を選ばないと美味しくない。
関東の人が大阪に行ったら、是非食べて欲しい店は、下記2軒。
両方とも交通の便が良くて、旅行者には行きやすい場所にある。

東京にも、大阪の飲食店の支店が沢山できたけれど、大阪の美味しさは、やはり大阪でしか味わえないような気がする。


知留久
場所は、梅田の阪急百貨店8F。
ここは支店で、デパートの食堂街にあるけれど、誰でも迷わず行けるし、味は、本店と変らない(と思った)。
料理の写真は、本店のものがいいかも。

行くのは夕方、ここでお任せで、出て来るままの串揚げ(大阪では串かつというみたいだが、私からすると串揚げ)を食べると幸せ。
串揚げは、大阪の郷土料理みたいなもので、東京で言えば、お寿司のお店の層が厚いようなもので、大阪の串揚げは、ピンは、この知留久みたいな高級店から、キリは、地下街の「ソース二度づけ禁止」という貼り紙を張ってある立ち食いのお店まで色々。
知留久は、色々な食材を組み合わせて、芸が細かい。
東京では味わえない、繊細さ・完璧さに感激すること請け合い。

私が昔夕方食べに行ったら、お金持ちそうな身奇麗なお母さんに連れられた小学生が、塾に行く前の腹ごしらえなのか、パクパク食べていた。
何か、大阪のお金持ちの子どもって、幸せね~と思った思い出がある。

今、いくらくらいなのだろう、お任せで1万円くらいかな?

お昼だと、定食になるのだろうが、できたら、10本とか15本コースでご飯食べないで、様々な串揚げを食べて欲しい。

<吉兆関連のお店>
当然だが、高麗橋の吉兆さんに行くのは、絶対無理。(お金の面でも)
だから、大丸梅田の中にある吉兆か、心斎橋の大丸の中にある味吉兆なぞの気軽に入れるお店に行くことをお勧め。
こちらは、お昼に行かないと、高過ぎる。

味吉兆は今東京の立川の伊勢丹に支店があるみたいだし、新宿の伊勢丹にも正月吉兆というお店がある。
それなのに、何故、大阪の吉兆に行くのか?というと、味付けが違うから。
大阪人向けの味を一度味わった方がいいと思うのだ。
東京に出てきている吉兆さんは、東京人向けに幾分塩を強くしているような感じがした。(一度しか行っていないけれど)
横浜のランドマークの中の吉兆さんがやっているお店の味は、「え、これが吉兆の味?」と思えるものであった。
何でも、横浜のランドマークは、日本中から人が集まる観光地だから、「関西風の味付け」では、美味しいと思わない人が多いそうで、味を濃くしていると昔聞いたことがある。
料理は、食べてくれる人に合わせるものだから、それはそれで良いのだろう。
でも、懐石の本場大阪の味付けは、関東人である私が食べても、本当に美味しかった。
味付けの構造が違うのだと思う、薄味でも本当に美味しかった。
これは味わう価値がある、と私は思う。

私が大阪にいた頃、大丸梅田の吉兆さんのお昼の定食が3千円くらいだった。
だから、東京から人が来ると、良く利用した。
その一人が我が弟なのだけれど、先日、大阪系の懐石の有名な店で食事をする機会があったそうなのだが、「吉兆の方が美味しかった」と言ったのだ。
もう20年近く前、食べたのに、うちの弟も、あの大阪で食べた大阪味の吉兆の美味しさをちゃんと記憶していた。
きっと似たような味に出会うと、昔味わった味が蘇るのかも知れない。
濃い味でないとだめという人もいるかも知れない。
でも、美味しいもの好きの人だったら、自分の中に味の物差しを作るためにも、大阪で吉兆のお店に行って欲しい。
[PR]

by mw17mw | 2006-06-22 22:16 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)

今日は麦とろの日

(お赤飯の続きは明日書きます)

数日前、新聞を読んでいたら、「6月16日は、麦とろの日」だそうで、駒形の麦とろで、麦とろご飯を616食、朝8時半から売り切れまで、100円で提供と出ていた。
6月16日を麦とろの日に決めたのは多分駒形の麦とろさんなのだろう。

駒形の麦とろさんは、そもそもはわからないのだが、ずっと、結構高級路線なのだ。
麦とろご飯が最後にちょこっと出るようなコースや定食が主で、結構高い。

実際、ずっと以前に一度か二度行ったことがあるのだが、気楽に、麦とろ飯をすすりに行くという感じではなく、よそ行きに着替えていく店というイメージが強い。(夜で、5~8千円だから)
美味しかった記憶はあるので、浅草で落ち着いて、良い雰囲気で食事を楽しみたいというニーズにはぴったりのお店。←思い出した、地元民向けには、「芋と串」という店の方がいいみたいと聞いているが、未だに行っていない。


反対に、麦とろご飯だけを食べたいと思っても、このお店は利用できないと思っていた。
(でも、今HPを見ていたら、お昼は、麦とろご飯のバイキング千円というのがあるみたいだ)

ブログの種にもなるし、行こうと思っていたのだが、生憎、前日午後から大雨。
眠るときもどうしようかなと考えていた。
来年行ってもいいのだけれど、やはり、好奇心で、一度どんなものか食べてみたい気がしていた。

朝目が覚めると、相変わらずすごい雨。
こりゃ、無理かも知れないと思っていたが、10時頃、雨が弱くなったので、合羽来て自転車で行ってしまった。

私は全然知らなかったが、駒形の麦とろは、数年前、漏電による火事で、建物を消失してしまい、建て替えたそうだ。(不思議なのだが、その前は通っていた筈なのに、全然目に入らなかった)

霧雨が降る中、駒形橋の交差点に到着。
お店の前では、着物を着た仲居さんが、マイクを握りしめて、呼び込みを行っていた。
後で、お店の人に聞いたのだが、晴れていれば、8時半の開店から大賑わいで、相席で座ってもらって、11時くらいには完売するそう。
今日は、私にはラッキーというか、お店にはアンラッキーというか、雨だったので、客足が遅くて、相席になることもなく、完売にも中々ならない様子であった。

ざっと見た感じ、私のような近所の人が食べに来たという感じの人は殆どいなくて、皆、電車賃使ってお友達と浅草に遊びに来たという感じのこぎれいな中年女性のグループが多いような気がした。

d0063149_176364.jpg入口で100円払うと、アサヒの十六茶の紙パックをくれる。
そして、1Fのテーブルが空いていなかったので、2Fに上がった。
麦とろさんの新しい建物は、広々していて、しかもどこもきれいで、やはり、高級路線。
写真は、麦とろの2Fから隣の駒形堂と駒形橋のたもとで、浅草通りと江戸通りが交わる交差点を写したところ。


d0063149_1763025.jpgで、テーブルに座ると、おしぼりが出され、次に、麦とろセットが出された。
100円なので、麦とろご飯だけかなと予想していたのに、お味噌汁に、玉子焼き2切れ、里芋・こんにゃく・ごぼう・鶏肉の煮しめが少々にたくあんが付いてきた。
すごいサービス、麦とろさんは、太っ腹。
どれも、美味しかった、不味かったものは何もないし、後味も良かった。
関東の味付けにしては薄いけれど、関西ほどは薄くないという感じかな?
程好い濃さの味付けかも、しかし、これで100円は、量・質とも、信じられない。

d0063149_1771938.jpg食べ終わる頃、これはお菓子の試食品ですと、4種類のお菓子の切れ端が出てきた。
デザート代わりになるし、中々良い。
全て、とろろを使ったお菓子とのこと、後ろ側の二つのおせんべいっぽいものが中々美味しかった。

食べ終わって、階段を下りると、そこがお土産物売り場になっていて、先程のお菓子が特価で売られていたが、殆ど買って帰る人はいないようだった。
私は、ちょうど、明日、法事があり、親戚にあげるお菓子を買わなくてはいけないときだったので、この2つを詰め合わせてもらった。

麦とろさんは、この日の収益を慈善団体に寄付するそうだ。
そして、来年からも内容は同じかどうかわからないが、この催し物を続けるとのこと。
麦とろ様、ごちそうさまでした、美味しくいただきました。
[PR]

by mw17mw | 2006-06-16 17:16 | 飲食店・菓子店 | Comments(2)

5月の楽しかった日曜日 1/2

5月に1日だけ、盆と正月が一度に来たような日曜日があった。
あの時は幸せだったな~、その後、小さいけれど、いざこざが沢山起きて、ちょっと疲れた。
気分転換にあの日を振り返ってみよう。

d0063149_21485591.jpg
おじさんフレンドが、再び明神の湯に行きたいとのことで、まずは水元公園の先日歩かなかった部分を歩こうということになった。
その日は初夏を思わせるくらい、良い天気であった。
水元公園は、本当に広い。
森や草原(くさっぱら)が沢山あって、もっと写真で紹介したいくらいの自然が沢山ある。
一番左の写真は、子どもたちが浅い池で遊んでいるところ。
スカートか短パン姿で、ゴム草履を持って来れば、私も遊べそう。

次に見つけたのが、鷹匠のおじさん。
この鳥は大鷹だそうで、見るからに、「俺は他の鳥とは別格」という迫力があった。
訓練されているから、鷹匠の腕に止まっているし、水飲み場では、腕から降りてお水を飲んでいた。
こういう鳥は、人間を自ら攻撃することはないけれど、この鳥の前に、触ろうと思って、手を出すと、嘴で攻撃され、大怪我をするとのこと。
ま~、何と言うか、気迫のある雰囲気がすごいので、近寄ってこの鳥を見ていた人の中で、手を出した人はいなかった。
私とおじさんフレンドは、後ろから見て、「どの部分の羽が高いのかしら?」と値踏みしていた。(笑)
d0063149_215613.jpg
今回は珍しく、看板を頼りに、水元公園近所の「讃岐うどん」のお店に入ってみた。
色々取ったけれど、写真のほたるイカのお刺身と、山菜の天ぷらが美味しかった。
何と言うか、爽やかな晴れた5月のお昼には、ほたるイカと山菜の天ぷらがとても合う感じ。
別に、初かつおでも良いのだろうけれど、魚の身を噛みしめるよりも、イカのつるっとした食感が、暑いお昼に合ったのかも知れない。
山菜の天ぷらも是非春に食べたい味。

他にも色々美味しかったけれど、不味かったのが、「讃岐うどん」。
全然腰が無く、「何で、これで『讃岐うどん』を名乗るの?」と思うくらい、普通のうどんだった。(普通のうどんよりも腰が無いかも)
だから、店名を出さないのだけれど、水元公園の入口の近所に讃岐うどんのお店は一軒しかないので、行けばわかる。
うどんは大したこと無いけれど、肴は中々美味しいお店であった。(家に帰ってインターネットで調べたら、他の人たちの評価も同じであった。<笑>)

この後、温泉に入って、自動車で戻り、おじさんフレンドと別れて、家で昼寝していたら、携帯が鳴った....。<明日に続く>

<おまけ>
秋田の小学生が殺された事件の犯人の女性の話がテレビで報道されている。
皆さんも同じことを感じていると思うのだけれど、この犯人って、何が何でも、自分を悲劇の女王にして、皆に「可哀そうに、大変ね」と言われたがっている人に見えてしょうがない。

何ていうのだろう、自分の子どもを殺して、それを他殺に見せかけたのに、事故死にされて、思い通りに自分に同情が集まらなかったからか、どうしても、自分を「子どもを殺された可哀想な母親」にしたくて、他所の子まで殺してしまったように見える。

それは勿論異常なことで、同情の余地は無い。
その犯人の半生が報道されているけれど、きっと食料は与えられたけれど、愛情を持って育てられた人ではないのだろう。
身体は大きくなっても、精神的に余り成長しないまま大人になって、年相応に、就職・結婚・出産をこなしたけれど、精神が育っていなかったら、全て受身か行き当たりばったりで、何もうまく行かない、面白くない、反って大変で仕方が無いという被害者意識が強かったのかも。

結婚した相手に借金があったとのことで、子どもが半年のときに離婚したというけれど、それから大変は大変だったのだろう。
子どもを生んだこと、離婚したこと、全部、自分の責任だ。
お金のこと、子育てのこと、全て自分でやるしかなくてやるのだけれど、全くうまく行かない、反対にどんどん大変になっていく。
何の見通しも立たない人生で、子どもは可愛いより、手に余って、邪魔にさえ思うようになったのかも知れない。

自分は大変なのに、自分の中では、自分がとても可哀想なのに、誰も「大変ね、可哀想にね」と言ってくれない。
自分の意思で、結婚相手を選んで子どもを生んで離婚したのでしょう?
大変だとは同情してくれる人もいたのかも知れないけれど、それよりも、世間一般から、自分が背負った責任を果たすことを要求され、それがやたらに重く感じる精神状態。
そんな状況から、本当は自分が被害者だという気持ちが強くて、皆から、「大変ね~、可哀想ね~」と言われたかったのかなと思った。
誰かに心から同情されて、辛くてどうしようもない気持ちを慰めて欲しかったのかも知れない。

彼女は、きっと、「被害者は本当は私なの、私は悪いこと何もしていないのに、小さい時から何もかもうまく行かなくて、子どもまで生まれてしまって、大変なのよ、誰かわかって、誰か助けて」と言いたかったのではと思う。

結局、子どもを正常な一人前の人間に育てるには、愛情を持って育ててくれる人がいること、助けてくれる人がいることが条件かと思った。
この犯人は本当に精神的に未熟で、優しい保護者が必要だったのだ。

精神の成長はとても大切、そして、子どもの精神が育っているかどうかは、中々注目されないことだ。
また、精神というのは、穏やかで優しい環境でしか育たないそうだ。

外れているかも知れないし、まとまりませんが、私見です。
[PR]

by mw17mw | 2006-06-06 22:20 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)

オ・デリス・ド・本郷

連休初日の土曜日は、私は一人。
一人は一人で楽しい。

さて、とりあえず、ランチは外でたまには優雅に食べたいと思った。
ここのところ、コート・ドールを教えてくれた石川さんが、「本郷でランチ食べた」「神楽坂でランチでブーダン・ノワール食べた」との情報をメールで送ってくれていたので、フレンチのランチが食べたくなっていた。

石川さんの本郷のオ・デリス・ド本郷というお店なら、近いし、カジュアルそうだし、頑張れば自転車で行けそうと出かけた。
我が家から湯島までなら、平坦なのだけれど、本郷になると、坂一つ上ることになる。
坂を上るとすぐに今度は下り坂で、降りたところが、春日。
その先、後楽園・成城石井・水道橋・神保町までなら、もう坂はないので楽に行ける範囲。
飯田橋も行けるな~、神楽坂は、入り口で自転車置いて、上れば行けるかも知れないと思った。(そんなことを言っていたら、四谷だって新宿だって行けるのだけれども)

d0063149_2381487.jpg
その日は、春日通りの湯島天神のところの坂も、蔵前橋通りの妻恋坂もパスして、その間の、湯島のホテル街の真ん中を通る「中坂」という坂を自転車を引っ張って上がってみた。
左の写真は、その坂を上りきって、まっすぐ行ったところ、湯島小学校のところの写真。
ここらへんは、とても良い住宅地。

そのまま真っ直ぐ進むと、「サッカーミュージアム通り」の旗がひらめいていた。
左を見ると、御茶ノ水方面に結構高層ビルが見えて、変り行く東京という感じがした。
で、本郷に出て、無事、オ・デリス・ド・本郷に到着。

ここは、1Fがカフェで、2,3Fがフレンチレストランらしい。
入り口で、本を持ちながら、「ランチが食べたいのだけれど」というと、「1Fにどうぞ」と案内してくれた。
メニューを見ると、ワンプレートメニューが900円。
二皿のランチは1300円、これに、食後の紅茶かコーヒーがついて1500円、デザートもつけると1600円らしい。
2Fのランチが2800円だったから、ま~一人で本を読みながら、ちょっとしたフレンチ食べるのなら、やはり、1Fが正解かな~という感じ。

d0063149_2391890.jpg
ランチのコースは一種類で、最初に出てきたものが「パルマ産ハムのサラダ」
温泉卵が乗っている。
ドレッシングの酸度が高く、ここらへんが日本人向けに妥協していないところかも。
温泉卵を崩して、酸を中和させて食べる。
トマトもまあまあだし、美味しかったです。

次が、「鶏のロースト、春キャベツ煮添え」かな?
身厚の鶏もも肉をこんがり焼いたものが、春キャベツとベーコンのスープ煮の上に乗っている物。
キャベツがじっくり煮込まれていて美味しかった。
両方とも自分で作れるけれど、やはりね、たまには人が気を遣って美味しく仕上げてくれたものが食べたいものね。

そして、コーヒー。
濃くて香りが良くて中々良かった。

自分で飲むコーヒーは、忙しいので、薄いブラックが合っているのだが、たまの休日のランチのコーヒーは、濃くて、熱くて、ミネラル分の多いブラウンシュガーやミルクをたっぷり入れて飲むのが美味しいな~と思って飲んだ。
(一番気に入ったものは、コーヒーかも。)

料理はまあまあ、若いコックさんが作っているのが席から見える。
特段問題がない料理で、一生懸命作っているのがわかって美味しいのだけれど、ま、普通かな?値段相応かも知れない。不満はない。

ふと周りを見回すと、私のように、本を持って、ここにランチを一人で食べに来ている女性が他にも3人いた。
このお店、お友達とランチ食べに来るのもいいかも知れないが、お休みの日に、女性が本や新聞片手に、けだるく食べるのに向いているのだと思う。
適当に美味しいものが運ばれてくるし、気張らないで普段着でOKで、気ままに食事するのに良いお店ではないかと思う。

でも、贅沢を言うと、今回、サラダに鶏のローストに春キャベツと結構さっぱり系のフレンチであったが、食べ終わってみると、もっと濃厚なフレンチの方が良かったなとか思ってしまった。

帰り道は、春日通りと蔵前橋通りの間を適当に、来た道とは違う道を通って帰ってみた。
懐かしかったのは、一番右のくすのきの木。
このくすのきは、江戸時代からあるらしく、司馬遼太郎の「街道をゆく」という本にも出てくる。
ずっと以前は、この楠の横に、戦前に立てられたと思う日本家屋があり、それを買い取った人が中を改造して「楠亭」というフレンチレストランにしていた。
その頃、よく行っていた。

所謂、戦前の中流階級の日本家屋で、入ってすぐ、洋風の人と会う部屋、書斎があって、もっと奥は日本座敷であった覚えがある。
そういう家の中に入れることは珍しいことなので、料理も美味しかったけれど、雰囲気も好きだった。
今は高層のマンションに建て替えられ、その1Fに楠亭はあるみたいだ。
インターネットで引いてみたら、ランチで3000円くらいみたい。
ま、ここは、普段着で、ちょっと一人でランチというわけには行かない店のようだ。
[PR]

by mw17mw | 2006-04-30 23:11 | 飲食店・菓子店 | Comments(5)

新御徒町 与之助

d0063149_23314487.jpg先週、近所の知り合いの人が突然、「お蕎麦を食べに行こう」と誘ってくれた。
その人の行きつけのお店で、名前は「与之助」。
大江戸線新御徒町駅の近所、元浅草郵便局の近くにある。
1年くらい前だったかにできた新しいお店。
若い夫婦が二人で頑張っているお蕎麦屋さんで、打ちっぱなしのコンクリートの外観で中もモダン。
中は、我が家の方にしては広々していて、天井が高く、ジャズが合いそうな蕎麦屋さん。

しかし、手打ちのお蕎麦屋さんというのは、次から次に修業した人が、インテリアにもメニューにも色々な味わいのあるお店を開いてくれて、嬉しい。

このお店は、以前、昼に一度行ったことがあったが、余り好みでなかったのだが、夜に行ったら、どうしてどうして、中々良いお店であった。

最初に生ビールと、うどの味噌添え、筍の土佐煮を取った。
(突然誘われてそのまま行ったので、カメラを持っていなかったことが残念)
両方とも美味しかった。

新鮮な独活は細長く切ってあって、添えられたお味噌につけて食べるのだが、このお味噌も美味しかった。(でも、独活は生ではなく、温かったような気がする)
蕎麦味噌ではなく、もろみの味噌だと思うのだが、もろみが口の中で噛むと味噌になって、とても美味しい味が口中に広がった。

筍の土佐煮も、かつお節の汁の中に浸っているく櫛形に切られた筍の上に、削り立ての削り節がたっぷりかかっていて、美味しかった。
この筍の土佐煮を見て食べたら、「私も作ってみよう」と思った。

お蕎麦は、もり蕎麦と鴨南蛮を取った。
鴨南蛮の鴨の煮方がとても上手、所謂低温調理で、柔らかく味があった。
添えられた、焼いてから煮た長ネギも美味しい。

お蕎麦屋さんの酒の肴って、たいてい気が利いていて、美味しいから好き。

お蕎麦は美味しいのだが、表現が難しい。
ここのお蕎麦は香りも味が奥ゆかしいのだ、蕎麦の香りがぷんぷんするようなお蕎麦ではない。
だったら、不味いのかというと、奥ゆかしい感じが何となく美味しい。

近所で言えば、てらさわのお蕎麦は、蕎麦の香りがぷんぷんで活きがいい感じ、ここのは、繊細かな?

お店を評価するのは、夜も昼も両方食べてみないとわからないと思った。
このブログには紹介しなかったのは、お昼の定食が余り好みでなかったからだが、低い評価を書かなくて良かった。
お店の評価って難しい。

何でも、今発売か、次に発売の「大人の散歩」という雑誌、確か、「上野・浅草・北千住特集」に取り上げられたみたいだ。

最近のお蕎麦屋さんは、レベルが高い。
美味しいけれど、この水準でもやはり「街場の手打ち蕎麦屋さん」もしくは、「街を代表する手打ち蕎麦屋さん」なのだと思う。
新御徒町近辺にいらしたときには、推薦できる店だと思う。

余談だが、このとき、知り合いの人にご馳走になったのだ。
だから、お礼をしようと思うのだけれど、その人が、「1kg1200円以下の米は食べたことがない、牛肉は、松坂牛の切り落とし100g千円のものしか買わない」と言っていたのだ。(私は1kg500円のお米だけれど、それだって、安い方には入らないと思っていたけれど....。成城石井でも、一番高いお米は1kg900円であった。)
そういう人にお礼を探すのは難しくて、頭が痛い。(笑)
[PR]

by mw17mw | 2006-04-28 23:33 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)

海南鶏飯

雲の南のお料理の後、南続きで、海の南の海南鶏飯が食べてみたくなった。
今まで、麻布十番に行かないと食べられないと思っていたのだが、水道橋と神保町の間に、そのものズバリの名前のお店があることを発見し、行って来た。

またまた余談だが、電車で行こうとも思ったのだが、どうせなら、バーム飲んで自転車で走って、エネルギーを使おうと考えた。
自転車で神保町の方まで行くとルートによっては、一山上って下らなければならない。
それを回避すべく、靖国通りをひたすら真っ直ぐ神保町に向かった。

どうせなら、もう1つそのうち行きたいと思っていた小学館ビルの地下にある「七條」という洋食屋さんの場所をチェックしておこうと、神保町の交差点を曲がり、小学館ビルの方に進んだ。
そうしたら、学士会館の手前あたりの家が全て整理され、巨大な高層ビルが二棟も建っているではないか?
すっかり田舎者の私。
(後、岩波書店が、スーツ屋になっていたこともびっくり)

学士会館手前の一画は、大学時代、アルバイトで通っていた建物があった地域なのだ。
ずいぶん思い切り良く整理がついたものだと思うが、裏に行くと、ゴミゴミ昔ながらの木造住宅が沢山あった神保町ではなくなってしまったみたい。
でも、隣は大手町の地域だし、あれからうん十年だから、しょうがない気もする。

そして、小学館ビル地下の案内図を見たが、七條はなかった。
しかし、家に帰って、インターネットで見たら、別に閉店とか引越ししていないようなので、またの機会に探そう。

と余談が長くなった。
で、神保町の交差点を曲がり、白山通りを水道橋の方に進み、「三崎町」の信号のすぐ先左側の二階にその店はあった。
(しっかし、この通りも本当に色々な店ができて、ずいぶん変わったと思った。本当にチェーン店の安い食べ物屋オンパレードながら、昔ながらのお店も少しは残っている模様。)
お店は、窓が大きくて、現代風でとてもきれい。

d0063149_19103559.jpg海南鶏飯を注文。
何でも、茹でたのと揚げたのがあるとのことだったが、初めて食べるので、トラディッショナルな茹でたものを選択。
程なく、運ばれてきたが、何となく、焼き魚定食とか煮魚定食を連想させる構成であった。
結局、シンガポールの大衆食堂メニューなのだと思う。

食べ方は出てきたまんま食べればよいのだけれど、私は、先に、奄美大島の鶏飯を知っていたせいか、スープをご飯にかけて食べるものかと勝手に決めていたが、それは間違いであった。(笑)
ルーツ的には、シンガポールの鶏飯が奄美大島の鶏飯の先祖に当たるかと思っていたが、全然違っていた。

鶏肉は、骨付きももを茹でてから骨を外した感じ。
柔らかいことは柔らかいけれど、特段丁寧に仕上げたという感じではなし。
中華の前菜の鶏の冷製をちょっと乱暴に仕上げた感じで、これを3つのたれに浸けて食べるのだが、たれが美味しかった。
左側がねぎだれ、真ん中がスイートチリだと思うが、フレッシュなトマトのつぶしたのが入っているように感じた、右が、ブラックビーンズ、トーチー系統かな?甜麺醤から甘さを除いた感じ。
この柔らかい鶏肉をこのたれにつけて、インディカ米を食べるのが美味しい。
スープはスパイシーだったけれど、これは大して美味しくなかった。
これで、950円。

インディカ米も、日本料理をおかずにしてしまうとやたらにアンマッチングになってしまうが、現地のお料理を食べる分にはやはり合っていると思った。
私は、昔中国に一週間旅行に行って、一週間ずっとインディカ米という生活を体験しているので、それはそれで平気。
(最初はご飯が不味いと感じたが、すぐ慣れてしまった。現地の中華料理には現地のお米で炊いたご飯で満足であった。)

ご飯がバラバラだから、それをかき込みながら食べていたら、やはり、頭に「親子丼」とか「深川飯」という言葉が浮かび、忙しい労働者が短時間で栄養つける食べ物だと思った。

このお店の鶏肉は常温で出てきたので、「シンガポールのような暑い地方では、こういう熱くない鶏肉料理が美味しいかも」と思ったが、後で、シンガポールで食べたことのある人に聞いたら、シンガポールで鶏肉は熱い状態で出てきたとのこと。(笑)

何で、海南鶏飯を食べたかったかというと、MLで自分で作って美味しいという方がいて、私も作ってみたかったのだ。
でも、食べたことのないものを作るのに抵抗があったのだ。
これで作れそうな気がする。

その他、このお店には、肉骨茶(バクテー)がある。
バクテーもずっと食べてみたかったのだ。
どうしてかというと、話せば長いことながら、ずっと以前にNHKのお料理コンテストでバクテーが賞を取ったことがあり、その作り方のHPを見たことがあったのだ。
今度、行ったら、バクテーを注文する予定。
[PR]

by mw17mw | 2006-04-23 19:10 | 飲食店・菓子店 | Comments(2)

外神田 渦橋米線-雲南料理

本題とは関係ないのだが、昨日、午前中に学校が終わっていたのか、午後に、中二になった甥2が私服でお店に現れた。
どこに行くのか聞くと「友達と映画観てくる」とのこと。
大きくなったね~、というところまでは良かったのだが、「何ていう映画?」と聞くと、照れくさそうに「クレヨンしんちゃん」とのこと。
題名聞かなきゃ良かった、何か、身体だけ大きなったけれど、中身はクレヨンしんちゃん?(笑)

さて、インターネットの中華通の方の情報で、銀座線末広町近辺に、雲南料理のお店ができたとのこと。
そりゃあ行ってみなくてはと、昨日のお昼に行って来た。

雲南省って、日本からやたらに遠いのに、すごいなと思う。
ゴビ砂漠から東京に黄砂が飛んでくるのもすごいけれど、雲南省の人が東京にお店を出すというのもすごい!
雲南省って、中国の中のすごい奥地だよね。
何か私の頭の中の「雲南省」のイメージは、本当に遥か遠い場所ということ。

また、十年以上前になるのだろうか、テレビのドキュメンタリー番組で、雲南省山岳部のアマゾネス部族の生活を見たことがあり、そのイメージもある。
その部族は、民族衣装を着て、女性だけで暮らしている。
男性は、農閑期にだけ、他から呼ばれ、やってくるのだ。
歌垣(かがい)というのか、日本の古にもあったらしいが、歌を歌い合って、自分の相手を見つけ、お腹に子供ができる。
その時期が過ぎると、男性は、元の場所に戻ってしまう。
少女は女性だけの部族の中でお産をし、女性だけで子供を育てる。

その恋の始まりをもたらす、女性が歌う歌垣の歌がやたらに甲高い声で大自然の中で歌われ、その歌詞も日本語に訳すと「あいや~、私のお兄さん~」とかいう呼びかけで始まり、何となく、あれが恋歌かね~?と思って見ていたが、何か恋に対する姿勢が伸び伸び・大らか・素直で、それはそれで素敵であった。
できた子供が男だったら、どうするのかは忘れたが、こういう風習の部族が未だに昔ながらの生活をしているところというイメージがあるので、興味津々。

いつかは行ってみたい「雲南省」である。

d0063149_22402781.jpgで、お店の名前は、「渦橋米線」というもので、これは、雲南料理の中の1つのお料理の名前のようだ。
場所は、電車で行ったら、銀座線の末広町で、交差点から蔵前橋通りを、神田明神裏手に向かって、右側を歩いて行くと、不忍通りと交差する手前にある。

中二階のようなところに店があり、まだ開店間もないし、こざっぱりとした店内であった。

お昼は、所謂普通の中華料理をメインとしたランチもあるけれど、単品も注文可能とのこと。
単品のメニューの中に、「雲南料理」とか「渦橋米線」の料理の由来が書いてあった。

その雲南料理の説明の初めに「薬膳料理と言われない薬膳料理が雲南料理」とか書いてあったと思う。
何でも、「天麻」「三七」「当帰」という三種類の植物が、雲南特有の漢方の素材のようだ。(家に帰ってインターネットで調べたら、この三つは、漢方の薬としては日本でも手に入るみたい)

d0063149_2241370.jpg注文したのは、中華通の人から言われた「伝統的渦橋米線」
(これは、薬膳とは関係のない料理だと思う。)
要は、厚手のどんぶりに入った鶏の脂で覆われた熱々の鶏スープの中に、薄切りした豚肉・鶏肉・白身魚・野菜などを入れて熱を通し、更に、雲南省独特の麺である「米線」を入れる料理なのだ。
どうしていいかわからないので、持ってきてくれたお兄さんに、作り方を聞いたら、素材を説明しながら、全部組み立ててくれた。(行ったのが、1時半頃だったからだとは思う)

d0063149_22484868.jpgどういう味かというと、鶏のスープがやたらに美味しい。
鶏の肉やガラで取ったスープの味なのだが、濃いけれど、鶏の臭さが全くなく、くどくない。
きっと、後から入れた豚肉やお魚の味が加わるからかな~とか思ったけれど、定かなことは不明。
「米線」という麺は、腰のないビーフンと書いてあったが、本当にそんな感じ。
でも、この腰のなさが「温麺」というソーメンの熱い料理を思い出させた。
私の好みとしては、腰のあるラーメンを入れた方が美味しいのではと思ったが、ま、これは郷土料理だから、やはり、米線で食べるべきであろう。
そうそう、このお料理を食べていたら、東北の方の「温麺」を思い出したし、最近流行っている汁の上に高温の油を張るラーメンも思い出した。
(家に帰って、インターネットで「雲南料理」を検索したら、「日本料理のルーツ、雲南料理」という言葉が出てきた。)

小鉢に、スープと麺を小分けしながら食べたのだが、自家製のラー油がついてきて、最初に鶏のスープだけで食べ、次に小鉢にラー油をたっぷり入れて食べた。
これはこれで、辣(ラー)の味が加わって美味しかったが、一番美味しかったのは、そのたっぷりのラー油入りを食べ終わって、次に小鉢に注いだスープ。
小鉢の壁面に少しラー油が残っていて、それが作用して、鶏のスープの味をはっきりさせた感じ。
そうか、ちょっとラー油を垂らすくらいが美味しいのねと、全て食べてしまった。
本当に完食、スープ一滴も残さないくらい、スープが美味しかった。

初めての雲南料理であったが、「新しい味に出会った」、というのではなく、「懐かしい味に出会った」という印象であった。
もし、このお店でオフがあって、メニューに載っているようなもっと薬膳ぽい料理を色々食べられる機会があればいいなと思いながら、帰って来た。(伝統的渦橋米線は、880円だったかな?)

しかし、ここの雲南料理が本場と同じかどうかとか全然わからない。
何と言おうか、私がもし海外の日本料理屋で働いていて、「何か、やっぱり、日本の料理と同じというわけに行かないな~」と感じても、外人が食べに来て、「この日本料理、美味しい!」とか言ったら、合わせてしまうと思うのだ。
「そうなのですよ、このお店のお料理は、日本と同じなんです」とか言って。
だから、今回食べたものが本当に本場のものと同じかどうかは全くわからないけれど、とにかく、スープが美味しいから行く価値があります。

雲南省に行ったことのある方の感想を聞きたいです。
それから、「雲南料理」で検索すると、雲南省を旅行された方の食事日記のようなものがあって、面白いです。
[PR]

by mw17mw | 2006-04-20 22:56 | 飲食店・菓子店 | Comments(9)

最後は麻婆豆腐-野風僧

今日で、野風僧第一世代は終わる筈。
今頃、片付けているかな~?

私は、元々最終日である今日は、夕方予定があったので、昨晩、一人でお別れに行ってきた。
最終日に行くのは淋し過ぎると思ったので、ちょうど良かった。

d0063149_2239282.jpg最後に何を食べようかなと考えたのだが、「そうだ、麻婆豆腐を食べ損なっていた」ことを思い出し、ビールと青生ザーサイ、麻婆豆腐とご飯を注文しようと心に決めて出かけた。
本当は、もっと色々食べたかったけれど、一人だし、食べたいものを並べたら、切りがない。
また、野風僧はなくなるわけではないからと、食べ損なっていた第一世代シェフの作る麻婆豆腐を食べることに決めた。

麻婆豆腐は、ソースがとてもさっぱりしていた。
うっすら甜麺醤と豆板醤の味がして、にんにくは入っているのかな~?入っていないかも知れないと思って食べていた。
お豆腐が柔らかくて美味しい。
こんなに柔らかいお豆腐の角を全く崩さず、良く煮込めるものだと感心する。

初め、こんなに沢山一人で食べられるかしらと思ったが、さっぱりしていて、お豆腐を美味しく食べられる麻婆豆腐だから、完食できた。
(私も、絹ごしの柔らかいお豆腐を使って、味の薄い、いくらでも食べられる麻婆豆腐を作ってみようと思った。)

昨日は、私の後に、若い男性二人が一組、それに続いて、若い女性二人の一組が入ってきた。
若い女性たちは、私の席の後ろに座ったのだが、メニュー決めるときに、「ここの麻婆豆腐、大好きなの」と話している声が聞こえた。

食べ終わって、シェフにお礼と挨拶をして帰って来た。
色々な無理を沢山聞いてもらったし、沢山の美味しい料理を食べさせてくれた2年半であった。

私は結構しんみりしていて、野風僧から第一世代シェフがいなくなることがとても大きなことなのに、他のお客さんはそのことを全く知らないか興味がないように、楽しそうにおしゃべりしながら、食事をしていた。
違和感があったけれど、それが普通なのかも知れない。
私は、美味しいものを食べるとその感激をシェフに伝える癖があって、ちょっと深くお店と仲良くなっただけなのかも知れない。
そして、ちょっとだけ、人より「料理は作る人による」との思い込みが強いだけかも知れない。
そう考えると、やはり、「美味しい物を食べたいという執念」が普通より強く生まれついているからこそ、そういう状況になるのかもと思った。

私が、どこかのお店の常連になることは、滅多にないのだ。
今までに自分で「この店で私は常連だ」と言えるのは、銀行員時代に、銀行の近所にあった「ブール・エンブレス」だけ。
野風僧は、それに続いて2店目だ。
ブール・エンブレスでも、野風僧でも、沢山、宴会を開いたっけ。

ブール・エンブレスの閉店の時は、全く知らなくて、久しぶりに行ったら、閉店1週間前だったので、「知らないうちになくなっていた」ということは避けられたっけ。
気が通じ合っている店というのは、ちゃんと変化がある前に、偶然行けるものなのかも知れない。
野風僧だって、今週前半のお昼に行ったから良かったけれど、来週に行ったとしたら、何で休業しているかもわからないところだった。

本当に別れは辛い。
今回の野風僧第一世代シェフは、望み望まれ、自分の大好きな自然農法野菜のメニュー開発に行くのだし、おめでたいことなのだ。
私一人のわがままを言えば、このまま、我が近所にいて、あの丁寧で美味しい料理がいつでも食べられることが一番だ。
でも、あの才能と技術は、全国区というか、もっと多くの人に知ってもらって、喜ばれ、評価されるべきものなのかも知れない。
本人のためなのだからと、明るくお別れしてきたが、ね、辛いね。

でも、私の連絡先を聞かれ、教えてきた。
どうも、野風僧で今後料理を作ることはなさそうだけれど、東京に戻ってきたら、連絡くれるとのこと。
嬉しい!
なるべく、我が家から近いところで料理をしてくれるようになればいいな~。

私も滋賀県まで野風僧第一世代シェフがいるうちに行けたらいいけれど、きっと行けないのではと思う。

真新しそうな美術館のレストランでも、きっと彼の料理は多くの人に喜ばれるだろうと思う。
多くの人が喜んでくれたらいいな~。
でも、昼間しか営業していない人里離れた美術館では、しょっちゅう食べに来る人懐っこい常連のお客は出来難いのではと思う。

仲良くなった人との別れは本当に辛い。
でも、彼が前向きに進もうとしていることだ、と諦めるしかない。
私も、もっと色々な美味しい料理や良い人たちと出会わなくては。
それに、1年位したら、また、野風僧第一世代シェフのお料理が食べられるかも。
今度は、イタリアンがいいかも。(笑)
[PR]

by mw17mw | 2006-04-15 22:39 | 飲食店・菓子店 | Comments(2)

悲しい~、野風僧が....。

今、お昼を食べに、一ヶ月ぶりくらいで、野風僧に行ったのだ。

そうしたら、信じられないことに、「今週一杯で、6月11日まで厨房工事のためお休み、6月12日から再開」とのこと。
ここまでは、許せる。

しかし、何と、今の矢口等シェフは、今週いっぱい野風僧にいて、その後、滋賀県へ移住してしまうらしいとのこと。
本人は、「半年から一年は帰って来ない」とのことだったが、配膳のおばさんが「あの人はきっともう帰って来ないと思う」と言っていた。

え~、信じられない、諸行無常、本当に良いことは長く続かなくていつかは終わりが来るものなのだ。
私が今我が家の近所が好きなことの理由の一つは野風僧のような美味しい食べ物屋さんがあるからだけれど、あんな類い稀なお店がなくなるなんて....。

矢口一族はあそこが家だから、あるのが当たり前で、空気みたいで、「なくなる」なんて、考えたこともなかった。
たまに美味しい空気吸いたくなると、あそこに行く感じで....。

何でも、再開後は、矢口等シェフの30歳くらいの甥っ子が厨房を仕切るとか。
でも、彼は今のところ、他のお店で修業したとか言う経歴がないのだ。
今まで、機会を見つけては、叔父さんに習っていたということは聞いていたが、配膳のおばさん曰く「当分は、ランチで手一杯で、夜のメニューまでは無理では?」とのこと
私もそう思う。
きっと頑張るだろうとは想像がつく。
おじさんを超して欲しいけれどね、若さで違う切り口で勝てる可能性はあるとは思う。

野風僧が自然栽培の畑を持っていることも、使う調味料も変わらないだろうけれど、シェフが変わったらどうなるのだろう?

甥っ子さんは、週に何度かお店のサービスをしていて、私は顔なじみでよくしゃべったことがある。
ハキハキした逞しい好青年で、とても良い子で、下町も大好き人間。
きっと美味しい物へのDNAとか環境遺伝は十分だろう、でも、料理のキャリアは叔父さんの何分の一だろう、ここが心配。

矢口等シェフは、どちらかというと内向的な感じで、「一番好きなことは、休みの日に畑を耕していること」と言っていたから、駒形での生活から、もっと自然の多い生活に入りたいのかも知れない。

それに何回か今までのキャリアを聞いていたけれど、どうも、専門が「店の立ち上げ」みたいだった。
野風僧も立ち上げて一段落して、次に移るのかな~?

矢口等シェフは、滋賀県のMIHO MUSEUMという美術館のレストランの自然農法野菜を使った料理をよりアトラクティブにするためにそちらに移住するみたい。
(今、レストランのメニューを見たら、今のところ、おにぎりと麺類くらいしか、メニューがない)
このHPのメニューが増えたら、矢口等シェフの腕が食べられるようになったということだと思う。
関西・東海の皆様、そうなったら、食べる価値がありますから、是非、いらしてください。

http://www.miho.or.jp/japanese/index.htm
(リンクは許可がいるみたいなので。「miho museum」で検索してもすぐに出て来ます。)

私は、今のところ、呆然、信じられない。
野風僧のお料理が食べられるのも、土曜日まで。
夜1回は行きたいな~、無理だったら、テイクアウトで何か買ってこようっと。

今日、店を出るときに、「宴会やるときには、こちらに出てきますから」と言ってくれたけれど、新幹線代が出るくらい大きい宴会なんて、できるわけないでしょう、だわ。
びっくりさせるから、今日のカレーラーメン、味が良くわからなかった、サービスにシャーベット出してくれたけれど、これも味がわからなかった。
八つ当たり気味だが、お~、悲しい。
[PR]

by mw17mw | 2006-04-12 15:19 | 飲食店・菓子店 | Comments(5)