2017年 08月 30日 ( 1 )

ポン酢、ぽん酢の話

また、昔話で恐縮なのだが、私が物心ついた昭和30年代というのは、戦後は終わっていて、一応、生活に必要なものとか食料は足りている時代であったが、種類は少なかった。
また、全国津々浦々の名産品が東京には入って来ない時代で、お酢といえば、東京ではミツカンの製品ばかりであった(と私は記憶している)。

そうして、ポン酢のことを辞書で調べても、「ポン酢は外来語の「ポンス」が転訛し、さらに「酢」の漢字を充てた言葉で、柑橘類の果汁を用いた和食の調味料」であると書かれ、それがテレビのクイズでも、「ポン酢のポンはどういう意味でしょう?」みたいに出題されていた。
そうして、実際、ミツカンでは、「ぽん酢」という柑橘果汁とお酢をブレンドしたものを出していて、家でちり鍋なぞを食べるときは、ミツカンのぽん酢とお醤油をそれぞれが好みで割り、大根おろし、ネギ、唐辛子なぞを入れて、ちり鍋を食べる調味料とした。(そうだ、これを何と呼んでいたか?もしくは名前があったのか、忘れた。)

それだから、ある時、いつだっただろう、ポン酢に醤油やだしをブレンドしたものに「ポン酢」「ぽんず」「ぽん酢」みたいな名称でスーパーの棚に並びだしたとき、ミツカンしか知らずミツカンで育った私としては、とても違和感があった。

その後、ミツカンもそのブームに乗って、お醤油とポン酢やその他いろいろ入れたものを「味ぽん」という名前で発売した。

そのことを思い出し、「そういえば、最近、ミツカンのぽん酢を見なくなったけれど、発売中止になってしまったのだろうか?」と思い、買い物に行くたび、色々なスーパーを見たが、3店に1店くらいの割合で、まだ、「ミツカンのぽん酢」を置いているお店があるようだ。
(やはり、私のような時代の波に抗う、お仕着せを嫌うおばさんは私以外にもいるみたい)

ミツカンは、今でも、絶対、ぽん酢は柑橘酢とお酢だけのものの名前で、お醤油が加わっているものは、味ぽんと言い、ポン酢を名乗らせない方針のよう。
(でも、今、全国レベルで見ると、ポン酢しょうゆというのか、お醤油が入ったポン酢を「ポン酢」と呼ぶメーカーのほうが圧倒的に多くて、ミツカンが少数派)

メーカーが醤油とポン酢とその他の調味料を混ぜてくれれば、そりゃ、楽かもしれないけれど、あ~いうものはどうも味が飽きやすいことと、どうしても、こういう商品は、値段が高いと売れないだろうし、大衆的なものはお酢やお醤油のグレードを下げて作ることが多いような気がする。
そうなると、美味しくないのだ。(高けりゃ、美味しいのだろうけれど)


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私は、外食先などで鍋を食べるときは、そのお店のポン酢しょうゆで文句ないが、未だ、ポン酢しょうゆならこれというものが見つかっていないせいか、常備していない。
と言いながら、2008年1月だったかのためしてガッテンの「水炊き特集」で覚えたポン酢しょうゆのレシピで作ったものを一年中常備している。(笑)

ガッテンのポン酢しょうゆのレシピ
       カボス 3個
       グレープフルーツ 2分の1個
       お酢(穀物酢) 100ミリリットル
       濃い口しょうゆ 100ミリリットル
       薄口しょうゆ 100ミリリットル

カボスは省略したり、ほかの柑橘酢があれば、それで代用したりすることもある。
これで500㏄くらいになるので、ペットボトルに入れて、常に冷蔵保存、結構気に入っている。

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by mw17mw | 2017-08-30 16:54 | 調味料 | Comments(0)