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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

後藤の「ほうじ茶飴」&料理本の変遷

<後藤の「ほうじ茶飴」>
後藤の「ほうじ茶飴」&料理本の変遷_d0063149_12284682.jpg私が通っている美容院の担当のお兄さんが、同じチェーン店の中の千駄木店に転勤になってしまった。
「真理子さんは自転車だから来てくれるよね?」との一言で、何だか、千駄木まで髪の毛を切りに行くことになってしまった。
でも、自転車では面倒だし、東西めぐりんだと100円だから、無理が来るまで千駄木に通おうという気になった。(千駄木と言っても、不忍(しのばず)通りに面していて、めぐりんの停留所のすぐ前)

2か月弱に一度になる予定だが、これで、今までより、谷中銀座や千駄木に詳しくなるかも。

で、第一回目に行ったときに、タバサさんのお嬢さんが好物と言う「後藤のほうじ茶飴」を買ってみた。
確かにほうじ茶って、茶色いけれど、「ここまで茶色?」というくらい真茶色の飴であった。
封を切って、鼻を袋の中に突っ込むと、ほうじ茶の良い香りがぷ~ん。
食べてみると、甘さ弱めで、何というのか、自然の味が素敵。
(見た目、味が濃そうだが、そんなことはない、爽やかな味。香料や炭酸的なものを使わないで、爽やかなところがとても良い)
飴を食べている時、「ほうじ茶を飲んだ時と同じ感じ」とは思わなかったが、飴を舐め終わった後の口の中の感じが、「ほうじ茶を飲み終わった時」と同じ感じであった。
そう、口の中がさっぱりして、しかも、甘さが口に残らないのだ。
食後、お茶を飲みたいけれど、お茶がないとき、お茶代わりに良い。
また、甘さがあるのだが、弱いから、後を引かないところも良くて、お勧め。

ほうじ茶の粉が入っているそうだが、昆布やかつおと違って、ほうじ茶の粉は、溶けるのかしら?
否、抹茶も溶けるから、お茶系の粉は溶けるのだろう。

他の飴も順次試そうかな?

<料理の変遷>
後藤の「ほうじ茶飴」&料理本の変遷_d0063149_1229739.jpgアキバのBookoffに行ったら、「ベターホームの肉料理」という2008年10月初版の本、1450円が、750円だったので、購入。
それにしても、これは、本当に新刊というか、誰かが使った跡が全くない本で、本当にお得。
(どんな人が手放したか、想像ができない)

で、私は、元々「ベターホームのお肉料理」という本を持っていたので、それと比較してみた。
古い方の本は、1992年9月初版だから、16年の時間差。

古い本では、4人前で材料が載っているが、新しい本では2人前が基準。

新しい本で目につくのは、「プルコギ」「台湾風肉ライス」「ヤム・ヌア(タイ風牛肉サラダ)」「シンガポール風チキンライス」「とり肉のフォー」なぞのエスニックな新しい料理が増えていること。
他、「豚トロのグリル焼き」とか「手羽先揚げの香味じょうゆ」(名古屋の手羽先?)「羽根つきぎょうざ」「チキンスペアリブの南蛮漬け」などの料理も載っている。
豚トロとかチキンスペアリブは、確か16年前には、普通には売っていない素材だったのだ。

確かに、この16年の間に、ずいぶん、新しい料理も増えているのだと実感。

削除された料理は、「ささみ」「手羽先」「レバー」「タン」を使った料理が多いように感じる。
また、親子丼とかきじ焼き丼が消え、筑前煮もなくなっているところが淋しい。

興味があったので、調理時間別で、比べてみた。物好き?暇?(笑)

            1992年の本     2008年の本
15分以内     25種類(14.9%)   34種類(23.4%)
30分以内     90種類(53.9%)   80種類(55.2%)
45分以内     25種類(15.0%)   10種類( 6.9%)
1時間以内     13種類( 7.8%)    13種類( 9.0%)
1時間超      14種類( 8.4%)    8種類( 5.5%)
合計        167種類(100%)  145種類( 100%)

15分以内の料理が増え、30分超1時間以内の料理が減っている。
やはり、16年前は専業主婦向けで、今は、何かしら仕事を持っている女性向けの料理になっているのかも。

同じような料理でも、調理時間50分のクリームシチュウが、新しい本では、調理時間30分の「とり肉のホワイトシチュー」になっている。
(どうやって調理時間を短縮しているかと言えば、野菜を電子レンジで予め煮てしまうのだ)
また、肉じゃがも古い本では、30分、新しい本では20分、何だか、皆、忙しいのだなという感じ。
特にこの本は、ごちそうを作るというより、「夕飯何にしようかな」というときに使う本だし、今、家庭を切り盛りしている人には、調理時間が短い料理の需要が強いのだろう。(私も短い方が好きは好き)

まだ、全然使っていないから、なんとも言えないが、私のような昔からのおばさんには、この2冊のどちらかを選ぶことはできない。
両方揃って、ちょうど良いと感じている。

後16年経ったときくらいまでは、私はお料理を作っているような気がする。
16年後の本がどうなっているか、楽しみ。(気が長過ぎるかも知れないけれど)
Commented by まr at 2009-01-16 14:57 x
なるほどなるほど。
家の古い古い料理本では、基本献立は5人前でした。その後4人前に切り替える旨の告知が出ています。
手間の掛かる乾物の扱いなんかも違いますね。乱暴にまとめると、(1)普通の材料として説明なしに使っている (2)戻し方の説明が別途付く (3)余り使われなくなる (4)伝統の食べ物特集に登場する (5)戻さずにそのまま使う、戻し時間を短縮するなど裏技とともに再紹介される、のような変遷がありました。

しかし、右側の本の表紙は結構大胆というかそのものズバリですねぇ。ローズマリーが気持ちお洒落さをそえていますが(笑
Commented by mw17mw at 2009-01-17 09:12
>まrさん
こちらこそ、「なるほど、なるほど」です。
そうですよね、豆類なぞ、今は、茹でている水煮缶を使うことが前提のレシピばかりですものね。
ま~、お料理が好きな人、こだわる人は、「日常、パパっと作れる料理本」以外に、色々こだわりが強い本を持って、自分で工夫すればいいことはいいのですけれどね。

これから、16年経ったら、もっと「調理時間が短縮されたレシピばかりかな?」と楽しみです。(笑)
by mw17mw | 2009-01-15 12:29 | 料理本 | Comments(2)