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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

ツナ缶

私は、ツナ缶について詳しくない。
で、一二、コメントをいただいたのを機に勉強してみた。
(なんちゃって、これから書くことは、きっと、皆知っている常識的なことだと思うが)

だいたい、ツナ缶は、商品のネーミングが会社によって様々だし、良くわからないのだ。
今日の今日まで、「ライトツナ」とか「シーチキンL」というのは、入っている油の量が、軽いのかと思っていた。(が、違っていた)

ツナ缶の材料は、びんながまぐろ、きはだまぐろ、かつおらしい。
で、缶詰業界では、びんながまぐろが「ホワイトミート」、きはだまぐろとかつおが「ライトミート」とよばれるとのこと。
だから、「ライトツナ」「シーチキンL」と書いてあったら、きはだまぐろかかつお。
(ライトツナと言っても、油がライトなわけではなかった。私は、オイル漬けと言っても、ライトとヘビーと言うか通常タイプがあるのかと、思っていた。)

ツナ缶は、戦前から日本で作られて輸出されていたが、国内で販売されるようになったのは、昭和33年、はごろもフーズが出した「シーチキン」が初めてのものとのこと。
(余談だが、料理研究家の後藤加寿子さんは、はごろもフーズの会長夫人とか)

そうなのだ、だから、私はシーチキンより年上で、シーチキン・ツナ缶の発展とともに生きてきた。(なんちゃって←正しくは、「出はじめの頃良く食べたが、その後、飽きたし、なんだか種類が増えてしまい、段々疎遠になってしまった」)

だから、最初の頃のシーチキンの印象が強いのだ。
今でいうソリッドタイプという、魚を輪切りした形のものの油漬けがシーチキンで、原料は、びんながまぐろだけだったのだ。

で、その時代が長く続いた後、ほぐしたフレイク状のシーチキンが出て来て、価格の関係もあり、フレイク状が主流になった。
それと同時に、このページによると、日本で消費拡大していくと、びんながまぐろだけでは間に合わなくなり、次第に、きはだまぐろやかつおが原材料になるようになったとのこと。
はごろもフーズでは、びんながまぐろ製品は、「ファンシー」、きはだまぐろ製品が「L」で、かつおを使ったものが「マイルド」。
他は、びんながが「ホワイトツナ」で、その他は、「ライトツナ」みたいなネーミング?

そうなのだ、味は、最初の頃のびんながまぐろのソリッド状のもののほうが美味しかったと思うし、ソリッド状だから、油漬けと言いながらも、中身の魚だけ食べれば、(油を捨てて勿体ないという感覚がなければ)そんなに油は食べなくて済んだのだ。

家人に、油・脂嫌いがいて、ツナ缶を使った料理を作るというと、必ず、「フレイク状は使わないでね、塊のを使ってね」というのがいたが、そうは言っても、段々、塊状のツナ缶は、高いからか、使い難いからか、徐々に小売店の店頭から消えて行った。

きっと、昔は本当の油漬けだったと思うのだが、今や、色々なものが入っているようだ。
しかし、塊なら油だけでもいいけれど、フレイク状となると、油漬けでは、否が応でも油が口に入ってしまうから、きっと、漬け汁も、油だけではなくて、スープとか何とかエキスを入れて、軽くしたのかも知れないと思う。
(それと、まぐろやかつおは天然のものだから、きっと、季節や獲れる漁場によって若干味が違うこともあるだろう、その調整に、何とかエキスは必要なのかも)

先程、二度ばかり、近所のスーパーにツナ缶を見に行ったら、今は本当に色々なものが出ている。
油も選べるし、ノンカロリーも、1/2カロリーもあれば、油の種類も選べるよう。

ま~、味にこだわるなら、びんながまぐろ、こだわらないし、他のものと混ぜるから別に何でもいいわなら、それ以外を買えばいい。
後は、口に入るカロリーを考えて、通常商品、ノンオイル、1/2カロリーなぞを選ぶしかないかも。

参考にしたのは、
はごろもフーズのシーチキンのページシーチキンは何からできているののページ

いなば食品のツナ缶のページ

「シーチキン 誕生」を調べているうちに、懐かしいページが見つかったので、それもご紹介。
カネヨクレンザー
Commented by じゃり at 2008-08-29 13:41 x
後藤さんの和食レシピ、結構好きです。そんな方だったなんてびっくりです★
Commented by mw17mw at 2008-08-29 18:03
>じゃりさん
私は、後藤さんの本、読んだことないのです。
今度見てみますね。
何だか、茶道の家元のお嬢さんで、はごろもの会長の
奥様と、すごい方のようです。
by mw17mw | 2008-08-28 16:21 | 食材・食材のお店 | Comments(2)