人気ブログランキング | 話題のタグを見る

天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

ぬか床づくりとスキャナー

昨日から、タスポが始まった。
タスポが始まると同時に、我が家の賃貸部分に新しい入居者があり、二ついっぺんに新しいことが起きたので、昨晩は疲れて気付いたら寝入っていた。

ま~、タスポについては、もうちょっと時間が経ったら、まとめるけれど、本当に、商人とか、商売の観点から言ったら、本当にひどい制度。
「私はたばこを買います」という申請のために、住所・氏名・生年月日をそれを正しいと証明する書類・写真とともに、公の機関に送らねばならない。
基本的には、たばこやお酒、食料品、もっと気楽に、売り手のことなぞ、考えないで買いたいものだと思う。

ぬか床づくりとスキャナー_d0063149_2246402.jpg昨日、図書館から、千束(ちづか)下田敏子さん「ぬか床づくり」を借りた。
中々良い本でわかりやすくて、参考になる。
一番良いのは、二ページめに、美味しそうなぬか床の写真が載っていること。
「そうか、良いぬか床というのは、こういうものなのね」と納得できる写真である。

ぬか床の作り方、維持の仕方、足しぬかの方法、個別野菜の漬け方や漬かるのにかかる時間など、懇切丁寧に説明してあるのだが、A6サイズで全部で79ページ、写真も多いし、すぐ読めて、役に立つし、お奨め。

下田敏子さんは、先日ためしてガッテンに、「ぬか床ドクター」として紹介され、今や(というか、昔からかも知れないが)ぬか床の専門家として、第一人者。

私は、先日のガッテンのぬか床特集を見て、ぬか床を自己流で作ったけれど、もし、この本を先に読んでいたら、作り方が違っていただろうと思う。

他、野菜の漬け方なぞ、例えば胡瓜やズッキーニは、塩をすりこまないで、漬け込むとある。
が、しかし、実際にやってみると、塩をすりこんで漬けた方が私の好みのような気がする。
勿論、これは、漬け込む時間との関係だろうが。

ぬか漬けは、きっと、その人のいる場所の風土や気候、地方による味の好み、手に入りやすい材料で、色々なバリエーションが考えられるし、その人その人の好みで、味を作って行けば良いのだろう。
だから、基本的には、好きなような味にぬか床を作ればいいのだが、例えば、容器の選択で迷ったり、ぬかが元気がない、酸っぱくなったみたいな事態になったとき、役に立つと思う。(物足りない面もあるけれど)

この本を読む前に、ネットで色々ぬか床の勉強をしていた。
その時に習得した知識は、整理されて、この本に載っていたが、一点だけ、書いていないことがある。

それは、「きゅうりばかり漬けていると、ぬか床の味が薄くなる」ということ。
胡瓜は、ぬか床の味を吸い込むだけで、反対にぬか床に味を送らないらしい。
胡瓜を漬けながら、ぬか床自体の味を保つには、やはり、違う野菜も同時に漬け込むことが大切なよう。
私が調べたところによると、キャベツとか、大根の葉は、ぬかに味を送るらしい。
そういうことが書いてなかったのは、きっと、この方は、ぬか床屋さんということで、いつも色々な野菜を沢山漬ける方だからだろう。

そういう細かいところを除いたら、自分のぬか床を健康美人に保つために、大変役に立つ本だと思う。

で、ちょうどその前の土曜日に、複合プリンターを買って、スキャンができるようになり、必要な箇所全てスキャンして、PDFファイルにしてしまった。

今まででも、どうしても手元に取っておきたいページはコンビニや図書館の有料のコピー機で、コピーしていたが、カラーコピーは高いので、白黒を使うことも多く、そんなに頻繁ではなかった。
でも、複合プリンターが家にあって、スキャンすると、紙もインクも不要で、PCにその内容を残せる、これは、すごい。
それでなくても、最近は料理本を飛びついて買わずに、図書館で借りてチェックしてから、買うようにしていたが、この複合プリンターのおかげで、ますます、本を買わなくなりそう。
(勿論、取った内容は、自分のためにだけ使います)

スキャンしたり、整理したりで、小一時間くらいはかかってしまうが、ま、それでも、本当に安上がり。
(本の作者に「ちょっと悪いな~」という気持ちはあるけれど...。)
by mw17mw | 2008-07-02 22:46 | 料理本 | Comments(0)