大田区田園調布の「多摩川台公園」

本当は、保存食の続きを書きたいのだが、今晩作業しないと、完成しないので、違う話を。

昨日、千鳥町のおじさんと、多摩川台公園を初めて散策してきた。
おじさんとどこかに行こうということになると、いつも大田区になる。
私としては、台東区の良いところを案内したい気持ちがある反面、未知の大田区の色々な場所に行けるので、これはこれで満足。

多摩川台までは、大江戸線から春日駅で、南北線に乗り換えると、そのまま東急多摩川線に入ってくれるので、電車に乗っている時間は1時間近くもかかるが、乗換えが大変ではないことと座れることで楽に行けるようになった。

今回の「多摩川台公園」は、大田区立の公園で、住所は、大田区田園調布ながら、最寄の駅は、東急目黒線・多摩川線の「多摩川台」(田園調布駅の隣の駅)。

駅を出てすぐに公園の入口があり、階段が見える。
名前どおり、「ちょっと小高いところにある公園」のよう。
下調べしたところ、敷地は、2万坪なんて、区立公園としては、とても大きいが、どうも、多摩川に沿って、細長い公園のようだ。

d0063149_18484628.jpgで、おじさんと、階段は避けて、大きく迂回している坂道を上がって行った。
坂道の両側には、あじさいが咲いていたし、上り切った平地には、沢山のアジサイが咲いていた。
アジサイを見るには、昨日のような夏日よりも、梅雨のうっとうしい天気の方が似合っているかも知れない。
このアジサイが咲き誇っている場所も良いのだけれど、何しろ、駅に近いから、電車の音がうるさい。
目黒線田園調布駅付近の線路は、地下なのに、多摩川台駅から先、電車は地上を走っているからだ。
神奈川県に渡る陸橋も含めて、線路を地下にしてくれれば、もっと良いのにと思ってしまう。

が、そのアジサイの場所を離れ、奥に進むと、電車の音は結構小さくなる。

d0063149_1849133.jpg公園の所々に、ベンチやテーブルがあって、ゆっくり休むことができる。
公園の東側は、多摩川で、そこから高台に続く急斜面に生えている太い木々の葉っぱがフィルターとなって、何と言うのだろう、多摩川からの風をとても気持ちの良い空気に変えてくれている。




d0063149_18513923.jpgこの多摩川べりの大きな木々は、関東大震災も関係なく、一度として、戦乱・戦災も受けなかったのだろうから、本当に古い木々なのだろう、樹齢何百年かしら?と言う感じの幹の太さ。

木々のすぐ下を歩くわけではないから、森林浴とは違うのだろう、ただ、森林を通した空気を吸えるのが良い感じで、東京の空気ではない。
その空気が気持ち良く、右の写真は散歩道だけれど、「ここに家を建てたいな~」なんて、思ったりした。

d0063149_18521632.jpg右の写真は、この道のベンチから多摩川を見下ろしたところ。
実は、この公園内には、7世紀頃のものと思われる古墳が9つもある他、隣の浅間神社を初め、田園調布には、古墳が沢山あるのだそうだ。
この景色を見ていると、気分は、7世紀の豪族。
そう、昔、昔、大昔、多摩川の高台は、人々が暮らすのに最適のところだったことが想像できる。
川へ行けば、魚やしじみが採れ、高台の木々には豊かに実がなり、鳥が住んでいて、これも獲ることができただろうし、川の水も豊富なことから、豊かな土壌の田畑も沢山あっただろう。

7世紀頃、この田園調布で、どんな生活が営まれていたのだろう。
7世紀の日本は、庶民は、縄文式の生活だったに違いない。
そして、関東は、その頃、田舎、この田園調布の高台に眠る豪族だって、今となっては、何という名前であったのかもわからないだろう。
古墳を残したということは、アイヌ民族ではなく、大和民族だったのかな?

とにかく、この公園は、多摩川からの風が気持ちよく、田園調布について、そんなに詳しくないが、田園調布の中で一番良い立地ではないかと思う。
多摩川に続いて、公園になっている多摩川台があって、その下の方に、所謂高級住宅地が続いているよう。(公園の中からも、白亜の御殿のような家が見える)

何だか、この多摩川べりの高台の一等地が、お金持ちに占拠されていないで、普通の区立公園として公開されているのは、良いことだと思う。
東京23区内で、こんな緑の匂いのする風に当ることができるところがあるとは思わなかった。

この公園は、緑が多いが、桜の季節には桜の名所にあり、紅葉の季節にも紅葉の名所になるらしい。
散策するのにとてもお奨めなのだが、一つだけ注意点がある。
公園内部には、自販機や売店が何もないこと。
途中でお茶が欲しいと思ったら、高台を下りなくてはならないのだ。
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by mw17mw | 2008-06-16 18:55 | 東京都内のお散歩・見物 | Comments(0)