芸大-岡倉天心他

今日は、久々、何も予定のないお休みで、どこかに行きたかったが、おじさんフレンドは仕事。
で、一人で、一番手軽なところに行った。

慌てて家を出たわけではないが、東西めぐりんの到着予定時刻に合わせて、出たから、気付いたときには、お財布には、めぐりんの回数券と1500円しかなかった。
え~い、お財布にお金がない方が使わなくていいわいと、そのまま出かけた。

私が一番憩う場所は、「朝倉彫塑館」だから、そこに行こうと思ったのだが、谷中のお寺の沢山ある道を歩くのもいいなと思い、芸大前で降りたら、「岡倉天心展」をやっていて、明日で終り。
これも何かの縁と、500円払って、見てきた。
そりゃあ、横山大観とか、菱田春草とか、見応えはあったけれど、何と言うか、不思議な気がした。
今まで私が見てきた日本画は、掛け軸は別として、やはり、その時代を描いたものばかりだったのだが、明治時代の人が、平安とか江戸時代とか、中国の古代の絵を描いている。
例えば、兵馬俑の軍隊のような軍隊が出発するとき、兵士の奥さんとか子供が、馬に乗った兵士と涙ながらに別れを惜しんでいる巨大な絵とか、どうして、日本人が書けるのか不思議な気がした。
勿論、その絵には全て色がついている。
何だか、明治時代って、今より、古代や中世や中国の古典に近かったのだろうか?

今、日本画を学ぶとしても、現代の日本人は、古代や中世を想像しながら、絵が描けるのかしら?と思ってしまった。

また、岡倉天心のパトロンであった九鬼男爵とその夫人の写真の展示もあった。
鹿鳴館で着るようなドレスで写っている日本女性の写真だったが、その脇に、「九鬼男爵夫人。岡倉天心と恋に陥り、その後、協議離婚。精神を患い、そのまま死亡」というようなことが書いてあった。
何だか、可哀そうになってしまった。
あの時代の男爵夫人ということは、家柄も良く、教養も高く、凛としていることが求められる立場から、不倫をしてしまったことがその精神にどんな影響を与えたか、想像にかたくない。

d0063149_2323794.jpg見応えのある展示を見た後、芸大美術館を出たのだが、そのとき、ふと、入り口の反対側に行ったら、六角形の屋根が見えて、何だろうと近づいてみた。

そうしたら、それは岡倉天心先生の像であった。
私は岡倉天心については、テレビで何度か見たことがある程度の知識だったが、本当に、この芸大美術部の庭のようなところに、でんと飾られているなんて、知らなかった。(というか、芸大の美術に入るのは、三度目であった)
芸大の学生は、いつもいつも、岡倉天心先生に見つめられながら、勉強しているのだ。d0063149_23397.jpg

岡倉天心展を見て、芸大の中の岡倉天心像の置き方を見たら、「岡倉天心は、日本美術界の巨人」なのだということが、良くわかった。

(その岡倉天心像の周囲は、ほんの20mくらいだけれど、自然豊かな舗装されていない道とかあって、とても良かった)

話が長くなるので、簡単に書くと、その後、谷中の迷路のようなところをフラフラした後、朝倉彫塑館に向かったが、入る人が多かったのでやめて、そのまま真っ直ぐ行って、諏方神社に行き、その境内でぼーっとした時間を過ごした。
上野の山の中で、観光客も来ず、高い木と緑に囲まれてぼーっとするには、ここが一番かも知れない。

d0063149_2345937.jpg残っている千円で、何か食べるか飲むか、お土産を買おうと思った。
一番最初に浮かんだのが、日暮里駅に向かうところにある佃煮屋の鰻の佃煮。
そうだ、一回は食べてみたいと思っていたし、新米の季節にピッタリだと思ったのだが、値段を見てびっくり、持ち金では無理であった、ハハハハ。(写真で値段が見えますか?100g1600円です、牛肉並み、ま、鰻を大和煮にすると、縮むから高いのもわかるけれど。千円だったら、買えたのにね)

次に頭に浮かんだのは、藤屋豆腐店で売っているピーマン漬け。
最近買っていないけれど、これもご飯にピッタリ、安いし、ちょうどいいと思って、藤屋豆腐店に行ってみたが、ピーマン漬けが見えず、諦める。

d0063149_236128.jpg再び、東西めぐりんに乗ったのだけれど、上野の京成のところで降りれば、酒悦は近いので、一旦降りて、無事、「ゆかり」を買った。(75g315円)
(酒悦で、シラスを売っていたが、100g550円だった、あれはきっと美味しいに違いない)

酒悦のゆかりの正式名は「しそゆかり」で、原材料が「しそ、食塩、梅酢、酸味料」。
ご飯にかけて食べたけれど、香りも味も満足。

とても、心が憩ったお休みでした。
明日は、部屋の掃除、頑張るぞ~!
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by mw17mw | 2007-11-17 23:08 | 東京都内のお散歩・見物 | Comments(2)

Commented by きばな at 2007-11-18 08:08 x
ほほ~これが酒税さんの「ゆかり」か....美味しそうですね。
我が家は梅干を漬けるので、かならず副産物として出来ますが.....
食べきれないので(笑)「甥や姪」に送って手伝ってもらってマス。

赤ちゃんに食べさせたい....っていう人には、干すときにギュ~ッと絞ってから、
ショッパイのが好きという姪には、ビトビトのまま干したりしてます。

鰻の佃煮って食べたいけど、高くて買えない(笑)。
谷中散歩も楽しそうだな......。
Commented by mw17mw at 2007-11-18 22:37
>きばなさん
そうですね、梅干漬ける人だったら、ゆかりは自家製が手に入るのですね。
その相手に合わせた絞り方が「さすが」という感じです。
きっと、自家製ゆかりの方が酒悦より美味しいと思います。

私は、梅干そんなに好きなほうではないことと、梅干を仕込む頃、お祭りなので、きっと一生梅干には手を出さないと思います。