合羽橋近所の新しい「Bistro KINUKAWA」
2007年 09月 24日
今年の5月にできたばかりのお店で、外観からして、白が主体のモダンな作りで、入ってみたかったのだが、ランチは、2200円のコース一本とのこと。
何だか、一人で、2200円のコースを食べるのは勿体ない。
一人のときは、軽くて、週刊誌を読みながら食べるくらいで良いので、「今度、合羽橋へ誰かを案内したときに使おう」と思っていたのだが、チャンスが早く来て、嬉しかった。
どうも、ご馳走様でした。
中に入ると、外の雑然とした家並みから隔離されているのに明るく、落ち着く素敵な空間だった。(写真は暗めだけれど、本当はもっと明るい)
何でも、このお店は、フレンチでは珍しく、「お肉ではなく、お魚主体のBistro」とか。
お魚主体のフレンチって、どんななのだろう?と興味深々。
その上、野菜にも力を入れていて、使っている野菜は、有機栽培の野菜だけとか。
Bistroというと、「コンフィ」「パテ」「リード・ヴォー」なぞのイメージがあるが、そういうものとは余り縁がない、野菜も美味しい「おさかなフレンチ」なのだそうだ。
最初に出てきたのは、「ナスとたこのマリネ」、バルサミコ酢味。
美味しいけれど、軽い作りで、するする食べてしまった。
次が、ズッキーニのポタージュ。
これも、軽い。
塩味が強くないというか、優しい味。
ご一緒した方と、「ここは、ガッツリ系の反対で、女性的優しい味つけ」と話していた。
次が、トマトソースのパスタ。
私が無知だからかもだけれど、Bistroでパスタが出てくるのがちょっと不思議だった。
でも、最初のお料理もバルサミコ酢だったし、今の時代のBistro料理というのは、フレンチとイタリアンのいいところ取りなのかも知れない。
上質な味。(その前の日、千円コースのイタリアンをたべたので、「さすが、トマトソースの上質さが違う」と思った。)
ここまでの感想が、「フレンチの味付けというのは、ワインを飲みながら食べることを前提としているので、結構味が濃い=しっかり塩を振っているという店が多いが、ここは、お酒を呑まない人が食べても、「ちょうど良い」と思える塩加減で、上品」というものであった。
その次がメインの「真鯛のポワレ、ラタトゥイユ添え」
これは、味がしっかりついていた。
何だか、その前の三皿は、最後のメインを引き立たせるために、薄味だったのかと思った程。
真鯛も良かったけれど、ラタトゥイユが、野菜そのものも上質だし、とても美味しかった。
これに、デザートで、カラメルのムースだったかと、飲み物が付いて、全て。
あ、そうだ、パンもついてくるのだが、それにつけるバターがとても美味しかった。
どこのバターを使っているか聞けば良かった。
お店もきれいだし、味にも難点はないけれど、ガッツリ系のフレンチが好きな人には物足りないかも。
女性同士で、「落ち着いたオシャレな空間でゆっくりランチとおしゃべりを楽しみたいわ」というとき、最適。(お魚が嫌いでなければ、だけれど)
夜も行ってみたい。
浅草のお蕎麦屋さんは、「浅田」?
何だか、最近の合羽橋の変化を見ていると、頭に浮かぶのは「観光地化」という言葉。
ま~、そうは言っても、合羽橋は完全な観光地になることはなく、道具屋さんと共存共栄ですが、あくまでも、「道具屋主導」の街であって欲しいです。
浅草はそれこそ観光地ですよね。
セブ島でベーコン、きっと、セブ島で育った健康的な豚肉で作るのだろうな?
上手にできました?
先行レポ!嬉しいです。
合羽橋に仕事の関係で良く行ったのは十数年前です。
そんなに観光地化されてしまったなんて・・・
十数年ぶりに足を運んでみてチェックしてみますね!
もちろんマップはまりこさまの物を使用させてくだされ・・・・です
ちょうど良いところに。
私は結構バタバタしている(皆そうでしょうが)ので、今日初めてminoiseさんのブログ拝見しました。
どのお料理もおいしそうだし、コーディネートがお上手です。(その才能、羨ましい)
合羽橋が観光地化されてきたと言っても、まだ、ほんのちょっとですから、ご安心を。
(あくまでも、以前に比べたら、です)
でも、世の中全体、東京全体がどんどん再開発され、素敵な場所が増えていますから、合羽橋に、素敵なレストランやカフェができても、ただ、世の中の変化に対応しているだけかも知れません。
地図、気に入っていただけて、嬉しいです。