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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

文京区千石 讃岐うどん 元喜(げんき)

今日は、駒込に勤めている叔母に、お中元を持っていく用があった。
そのついでに、文京区千石にある讃岐うどんの新しいお店に行ってみた。

しかし、今日は暑かった。
駒込での用をこなしてから、JRで南千住に向かい、大倉屋さんでがんもどきを買った後、竜泉のTAKE-ZOさん、入谷のグーテ・ルブレでパンを買ったが、本当に暑かった。
途中、三ノ輪のマクドナルドでアイスコーヒー、最後、家に帰るのに、南めぐりんに乗るのだが、待っている間に買ったカルピス・ウォーター500mlは、あっという間に飲んでしまった。

必要があって、好きだから、好きなお店に買いに行くのだけれど、夏は辛い。

で、本題です。

褒める人がいたので、讃岐うどんの「元喜」に行ってみた。
土曜日は11時半開店なのに、着いたのが、11時40分くらいだったので、30分くらい、外で待たされた。(その後見ていると、12時半くらいだったら、並ばなくて入れそうな感じ)

このお店、都内のお店では珍しく、お店の前に1台だけではあるが、駐車スペースがあるのが良い。
ただ、立てかけられた看板をちょっと寄せたりしないと留められそうにないが。

何でも、讃岐で修業、うどん粉も国産だけれど、讃岐うどんのうどんの作り方を解析して作った機械打ち、しかも、出汁も天然のものしか使っていないとの触れ込み。

十条のすみたのような讃岐うどんが、我が家から近い千石で食べられたら嬉しいなと思ったのだ。

店内はとてもモダン。
コの字型のカウンターに12人席、4人用のテーブルだか、2人用だかわからなかったが、テーブルも3つあった。

文京区千石 讃岐うどん 元喜(げんき)_d0063149_23594685.jpg注文したのは、野菜天ぶっかけ、750円。
お店に入った途端に、食べている人の野菜天が見えて、美味しそうだったからだ。

結構早くに出てきた、美味しそうと思って、食べるのだけれど、見た目程、美味しくない。
うどんの腰が強いなんてことは全然なかった。
何だか、うどんが汚い。
すみたとか、根の津のうどんは、きちんとしているイメージがあるが、ここのは角がちょっと溶けている感じ。
すみた、根の津より、相当下だけれど、セルフの安い讃岐うどん屋よりちょっとマシという評価。

不味いという程ではないけれど、何で、そんな天然の素材ばかり使っているのに、感激がないのかなと考えながら食べていた。
おつゆだけ飲んでみると、結構甘い。
讃岐に行ったことないけれど、讃岐の方の出汁は甘いのかもね。

で、薬膳の考え方で、身体を温める素材と、身体を冷す素材という分類があるけれど、そういう分類をしていくと、「うどん(小麦)が甘い、出汁が甘い、天ぷらの素材の野菜(人参、かぼちゃ、ナスなど)が甘い、丼に添えられている沢山の白いすり胡麻が甘い」、そうだ、全部甘くて、身体を温める素材ばかりが揃っていることに気付いた。
こりゃ、いっちゃ~なんだけれど、東京育ちには甘過ぎるんだと気付く。

もう一つ気付いたのは、これだけ甘いものを揃える場合、その甘さを打ち消す素材も乗っているはずなのだが、その役目を果たす、「大根おろし・すった生姜・青葱」が何だか味のないものばかりで、甘さを引き締めないのだ。
特に大根おろしは、何だか、スーパーのお蕎麦に付いてくるビニール袋に入った大根おろしのよう。

野菜天ぶっかけは、750円で安い。
国産地粉・天然の昆布・かつお節・いりこなぞ使ってこのお値段ということは、大根おろしや生姜にお金かけていないのかもと思うし、大根おろしやすり生姜は、パットに入れられて、空気にさらされた状態で置かれているから、味が抜けてしまうのかなとも思う。

大根おろしやすり生姜に風味がないから、料理全体が甘いということに気付き、ここで食べるのだったら、甘い汁のぶっかけより「生醤油うどん」の方が良かったと思う。

今回の訪問で、すみたはやっぱり凄い、根の津も美味しい、汁に違和感を感じたけれど、釜竹のうどんもきれいだったななんて、思った。

それに、人気があるということは、讃岐に行ったことのある人なら、納得の行く味なのかも知れない。
讃岐に行ったことのない私としては、自分の好みに合うか、感激の美味しさがあったかという点だけで、評価してみた。

ここのうどんに腰がなかったのは、日によってかも知れない。
もうちょっと頑張って、もうちょっと値上げして、薬味を改善して欲しい。
Commented by mikefumimaru at 2007-08-05 19:04
 Fumimaruです、こんばんわ。すし飯同様に関西方面の味覚は確かに関東のそれと比べると甘めですね。醤油そのものの味もさることながら、味覚自体が違うと言う訳です。極端な話ですが、同じパッケージの即席ラーメンや醤油そのものなども、味は異なるのです。特に醤油に至っては歴然としてます。以前、確か金沢だったと思いますが、店の醤油が甘いので、一っ走りしてキッコーマン定番の『醤油差し型』を見つけ、『ほっ』として持ち帰り、「やっぱり醤油はこれでなきゃ、、」などと通人ぶって、それで刺身を食べましたが、「げ〜っ! 甘めぇ〜!!」、てな事がありました。元来私は、『うどん』を好みませんが、『南瓜のほうとう』、平打ちの『ひきずりうどん』(すき焼きのあと)、『稲庭』、『そうめん』、『ひやむぎ』などは別です。
Commented by mw17mw at 2007-08-05 23:46
>Fumimaruさん
へ~、キッコーマンもパッケージ同じで、地方によって味を変えているのですか?
困ったものです。(笑)
ずるずるっと甘さだけのお料理は、ネイティブは抵抗ないでしょうが、よそ者にはちと困り物です。
甘いお料理、例えば、関西風の素麺の汁は甘いのですが、そこに生姜を加えることを前提とした甘さなのですよね。
その薬味が効かないというのは、ネイティブしか食べられないお料理だと思います。
Commented by mikefumimaru at 2007-08-06 00:32
 べらぼうめぇ〜、「江戸っ子はなぁ〜、気がみじけぇ〜んだ、汁をどっぷりつけて蕎麦なんざぁ食ってらんねぇんだ、だから汁はかれぇのよ、そんでいつも、もってぇねぇ、もってぇねぇ、って思ってんのよ〜、一度でいいから、たっぷりと汁つけてそばくいてぇ〜、って死んでくんでぇ〜、ざまぁみやがれ、スットコどっこい、、、、。と、粋がってみても、こちとらどんどんよそ者扱い、田舎もんが幅を利かせて、、嫌な世の中になったもんだ、、、、。
Commented by ククル at 2007-08-06 17:19 x
讃岐うどんの店は何軒か行きましたが 都内で美味しかったのは 新橋烏森口にあった店(店名失念)と 池上線旗の台駅そばにある「でら打ち」という店です。
 
ここの冷や熱カレーうどんは絶品で 週に一度は食べに行ってます。
冷や熱とは 麺はゆでた後 氷にさらして冷たく そこに熱いカレー(やや辛口)をかけたものです。かき混ぜて食べると 食べ頃の暖かさになり 一気に食べられます。辛いと思ったら卓上に常備してある 白ごまをすり下ろしてかけるとイイ感じです。
 
以下データです。お近くにおいでの際は是非 試してみて下さい。 
「でら打ち」
電話: 03-3787-0591
住所: 東京都品川区旗の台2丁目7-3
定休: 月曜
平日: 11:30 - 14:30 / 17:30 - 21:30
ランチタイム:11:30 - 14:30
土曜: 11:30 - 14:30 / 17:30 - 21:30
ランチタイム:11:30 - 14:30
日祝: 11:30 - 14:30 / 17:30 - 21:30
ランチタイム:11:30 - 14:30
Commented by mw17mw at 2007-08-06 22:50
>fumimaruさん
色々、覚えてらして、すごいです。
藪系の蕎麦つゆに、どぼんとお蕎麦を浸して食べたら、大変なことになる~。(笑)

>ククルさん
情報有難うございます。
実は今度の日曜日に、池上線方面に行くつもりなのです。
帰りに、久が原の「ラ スプランドール」とかいうケーキ屋さんに寄ろうかと思って
いましたが、旗の台の冷や熱カレーうどんも魅力的です。
お腹の空き具合によっては、行けると思いますが、どうなるでしょう?
Commented by ククル at 2007-08-07 09:56 x
そうそう 冷や熱カレーうどんを頼むときは ぜひトッピングで煮卵を追加して下さい。
いわゆる半熟卵ですが、薄味がついていて、箸休めになります。
お店の場所は 改札口(両ホームとも五反田側)を出たら、左に行き、ファミリーマートの向かい側にある路地を入ってすぐ左です。ちょうちんが出ていますからすぐ分かると思います。
Commented by ククル at 2007-08-07 09:57 x
連続投稿すいません。
お店には紙製のエプロンがあり カレーうどんのときに使うように置いてあります。
こうした配慮もうれしいです。
Commented by mw17mw at 2007-08-08 18:58
>ククルさん
色々情報有難うございます。
千鳥町の叔父に一緒に行かないか、聞いて、行けたら、二人で行こうと思います。
by mw17mw | 2007-08-05 00:02 | 飲食店・菓子店 | Comments(8)