上野の山の日曜日1/2 禅が曲芸に...

今日はおじさんフレンドが忙しいので、一人で遊ばねばならぬ。
「お金がない」と書くと心配する人もいるかも知れないけれど、予算制で暮らしているので、20日を過ぎると、どうしても、無駄な出費を抑えるために、「お金がない」と自分に言い聞かせる私。(笑)

そんな時期に、july4さんから2つの展覧会の招待券をいただき、大変助かっている。
で、今日はそのうちの一つ、東京国立美術館の「禅」という展示を見るかと出かけたのだが、入り口のところで、「これはまだ始まっていません、常設展だけですが、良いですか?」と聞かれ、その段になって、その招待券が、7月31日からだと気付いた。(笑)

では、と諦めたが、何しようかな?
なるべくお金のかからないことがいいなと思いながら、噴水の方に向かう。
と、マイクから「後、10分で中国雑技団の演技が始まりますので、お集まりください」と言っているので、それを見ることにした。
(我が家の近所の中国雑技団かしらと思ったのだが、今回見たグループは、在大塚だとのこと、一口に中国雑技団と言っても、沢山団があるのかも)

30分程見たのだが、まだ十代と思われる男女の曲芸はすごかった。
手に汗握ったので、ちゃんと回ってきた壷に小銭を入れた。

男の子の芸は、壷回し、それと女の子と組んだ体操というか、何ていったらいいのだろう、写真左のとおり。

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男の子の壷の芸も、壷をビニールのボールのように扱っていた。
ここまでの芸ができるようになるために、ご飯を食べるときも、壷を頭に乗せながら食べるとアナウンスされたけれど、そんなこと私にやらせたら、ただの拷問だ。
壷を頭に乗せながらご飯食べるって、食べた気がしないだろうに。


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女の子は、本当に体が柔らかい。
黄色い衣装が似合って、シャガールの絵にサーカスの女の子が描かれているのがあると思うけれど、それを思い出す感じで、可愛いが、やることはすごい。
で、衣装の関係で、背中や腕の筋肉の動きが良く見えたけれど、体が柔らかいだけでなく、背筋や腕の筋肉の鍛え方がよくわかった。
終わってから、背中を見に行ったら、左脇の辺り、青くうっ血していた。
やはり、この芸も厳しい練習の賜物だということが良くわかった。

そして、最後は、男の子が、身長くらいの台の上に小学校の椅子のようなものをどんどん積み上げていって、最後の椅子は斜めに置いて、その上で倒立をしたのだ。
すごい、すごい。
本当に手に汗を握った。
「今日は屋外なので、命綱なしでの演技です。命がけです」と言っていたけれど、ま、このくらいの高さだったら、万が一落ちても、死ぬことはないかもなんて、思ってはみたが、でも、大怪我でも、怖いよ~。

皆、拍手喝采、お金も相当集まったようだけれど、何だか、これっぽちのお金のために、この子たちは日頃から厳しい訓練をしているわけで、今後有名になることもないだろうし、一生大道芸をやって、小銭をもらって生きていくのかなとか、いうことが頭に浮かんだ。(だから、何?ということもないのだけれど、う~ん、簡単にいうと、色々な人生があるなとか、そんな感じ)

と見終わったところで、次は、国立子ども図書館に行った。
宇宙関係の絵本の展示を少し見た後、隣のギャラリーでパソコンで、金太郎のもともとの話と、「1920年代の子どもを見つめた画家のまなざし」というキャッチフレーズの絵本の紹介があったので、それを見てみたら、これはすごくヒットであった。
大正デモクラシーの影響を受けた時代に発刊された「コドモノクニ」という雑誌の紹介なのだが、どの絵も全て素敵で、今の時代でも、「モダンで美しい」と思えるものばかりであった。
1920年というと、昭和5年でしょう、大恐慌や戦争前の時代、関東大震災から10年くらいの時期の、都市の中産階級の子どもたちが、心豊かに、芸術を理解して育つようにと作られた絵本雑誌とのこと。
今でも、「格差社会」が進んできたと言われているけれど、戦前の格差社会って、本当にすごかったのね、と思わせる面もあるが、とにかく、絵が全てきれいだから、是非、見てみてください。

コドモノクニ
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by mw17mw | 2007-07-23 00:35 | 東京都内のお散歩・見物 | Comments(4)

Commented by mikefumimaru at 2007-07-23 02:53
 子供の頃、遅くまで外で遊んでいると必ず言われた事は、「人さらいにさらわれて、曲馬団(サーカス)に売られちゃうよ、、、」、それが、何だかとっても怖かったのを、なぜか思い出した。
Commented by mw17mw at 2007-07-23 23:55
>fumimaruさん
そうそう、そう言われました。
今回の中国雑技団のこの二人の演技を見ながら、「どうして、こういうことをすることになったのだろう?」とか、考えていました。
二人とも顔つきは大人顔負けの「プロ」の表情で堂々と演技していました。
私の想像ですが、彼らの場合、二人とも、天性の体の柔らかさとかがありそうですから、きっと、親戚一同とか、親もこういう職業の人なのかなと想像しました。
Commented by まr at 2007-07-24 09:24 x
「曲芸をするために、酢を飲ませて骨を柔らかくする」というのも曲馬団続きで言われませんでしたか? mikefumimaruさんのコメントを見て思い出しました。
もちろんそんなことはなく、天性の素質に訓練あるのみなんですが。
Commented by mw17mw at 2007-07-26 22:07
>まrさん
ごめんなさい、レス、忘れていました。(読んではいたのですが)
言われておりました。
私が人さらいにさらわれて、曲馬団に入れられて、お酢飲ませて、訓練されても、使い物にならずに、捨てられる姿を想像すると、辛いです。(笑)
ま、捨てられないで、馬の世話係りかしら?