目黒区五本木「パティスリー・スリール」

東横線沿線に行く用があったときに、「パティスリー・スリール」に行った話しを載せていなかったので。

私は、パティスリー スリール岡村シェフの名前も知らなかったのだが、石川さんがタルトに凝り出したときに、岡村シェフの「タルトの多様性」という本を教えてもらったのだ。
で、図書館で借りてきたら、良い本だったし、ロオジェで長年デザートを作られていた経歴に惹かれて、機会があったら、行って是非タルトを食べてみたいと思っていたのだ。
(岡村シェフの本は、何というか、ケーキの先生ではなく、本職のプロが書いた本という感じ)

前以て、行き方を色々検索したのだけれど、最初は、無難に、学芸大から歩いた。
駒沢通りを渋谷の方目指して歩いて10分くらいすると、五本木の交差点があって、そこを左に曲がって、ちょっと行った右側。

d0063149_229115.jpg色々な都合で、イートイン。(予めイートインできることも調べておいた)
イートインコーナーは、二人用のテーブルが2つと、カウンターに2人。
これは、イートインの場所から写したお店の外。
たまに自動車が通るが、見える建物が全て2階建てくらいの住宅地で、雰囲気は、避暑地のケーキ屋。
何だか、爽やかな空気と光を感じるお店と借景で、のんびりした気持ちになれて、とても気に入った。

お店の雰囲気は、都心のお店では出せない広々とした気持ちの良さがあって、とても良い。
(白とオレンジと木の色で統一されています)

d0063149_2281883.jpgお店のショーケースには美味しそうなケーキが沢山あったけれど、お目当てのタルトは、ココナッツしかなかった。
(が、家に帰って本を読んだら、実はココナッツのタルトは、岡本シェフが賞を取ったものだとわかり、食べれば良かったと後悔)
(ケーキのショーケースとピスタチオのケーキの写真が暗いが、実際はとても明るいお店です)







d0063149_22102564.jpg何を食べようかと迷ったが、ピスタチオのケーキにした。
(色々な材料が何層にも重なっていたところが気に入ったのだ)
ココナッツが入っていることは見てわかったが、私はケーキを食べ歩いていないので、細かいことはわからない。
確実にわかったのは、チョコレートとココアの味がしたこと。←見た目どおり(笑)

バランスが良く美味しかったけれど、個性豊かというより、結構大人しめのケーキで、食べ終わった後、「もう一種類食べられる」と思ってしまった。

私は基本的に、立て続けにケーキを食べないタイプだけれど、立て続けにケーキを食べる方たちの気持ちがちょっとわかるような気がした。(笑)

二つ目は、薄いりんごのパイにしようかと思ったら、お店の人は、「これは常温だから、長い時間の持ち帰りができますよ」とのこと。
その一言で、その隣にあったイチジクのパイとともに買って帰り、翌朝食べた。

d0063149_22111865.jpgリンゴ→イチジクで食べたので、両方とも美味しかったけれど、イチジクの方が印象が強いかな?
私は良くイチジクの入ったパンを食べるのだが、あれとは全然違って、穏やかなイチジクの味であった。
しかし、ここのパイは食べ終わった後の後味がいい、食べ終わってから30分くらい、口の中が楽しかった。
この余韻がとても良かった。

しかし、本当に、スリールの美味しさを実感したのは、それから、数日経ってから。
数日経って、身体が疲れてくると、あのスリールの複雑で緻密な美味しさを思い出して、「あのケーキがまた食べたい」と思ってしまったのだ。

実際に食べたときは、特段、「ものすごく美味しい」とも思わず、どこが美味しいとかわからず、「全て上質な材料を丁寧に積み重ねた味で、バランスがすごく良くて、結構地味な美味しさ」と思っただけだったが、う~ん、数日経ってから、あの何とも言えない美味しさが脳の中で蘇る。

我が家の近所は、名だたる和菓子は沢山あっても、パティシエさんのケーキ屋どころか、街場のケーキ屋も殆どない地域。
(あ、ロワゾーリヨンがあることはあるけれど、ちょっと距離があるのと、ここはケーキが本当に小さい)
しょうがないので、御徒町駅前の量販ケーキを買って食べた。
勿論、満足するわけな~い。

量販店のケーキを買って食べたという行為は、スリールの複雑で緻密な美味しさ・お得感を発見させる行為にしか、過ぎなかった。
量販チェーン店のチョコケーキ1つ398円、そういえば、スリールは450円だったけれど、あれは、あの美味しさ、上質さから考えれば、とてもお得なケーキと思えて仕方がない。
確かに量販店のケーキは、大きさは大きかったけれど...。
あの上質さ、繊細さで、450円は、本当に安過ぎると思えた。

もう一つ、お店でイートインしたときの話を。

d0063149_2212212.jpgお店の中で、岡村さんの本を売っているのを発見。
どうせ、そのうち、Amazonに注文しようと思っていたので、「サインしていただけますか?」と頼んだら、お店の人が厨房に本を持って行ってくれた。(わ、田舎者~、サインしてもらったからと価値が上がるわけではないけれど、「飽きても、Bookoffには出しませんよ」くらいの意味しかないのだけれど、せっかく、お店に来たのだから、記念にと思ったのだ)

このお店に労なく行く方法は、私の研究によると、「恵比寿駅前の三井住友銀行の前から、用賀行きの東急バスに乗って、五本木で降りると、2,3分歩く」が一番楽だと思う。(自動車・自転車がない場合)
恵比寿から7停留所だから、時間もそんなにかからないと思うけれど、私はまだ試していない。
この恵比寿-用賀の東急バスに乗れば、駒沢大学の高級ハンバーガーで有名な「AS CLASSICS DINER」にも簡単に行けそう。

・店名 : パティスリースリール(ぱてぃすりーすりーる)
・住所 : 東京都目黒区五本木 2-40-8
・TEL : 03-3715-5470
・営業時間 : 10:00~20:30
・定休日 : 水曜日
・キーワード : 薄皮のタルトが美味しい、ロオジエ出身の岡本シェフのお店
・最寄り駅 : 祐天寺駅
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by mw17mw | 2007-07-08 22:12 | 飲食店・菓子店 | Comments(4)

Commented by きばな at 2007-07-09 22:29 x
東横沿線って面白そうですよね~、うちは田園都市沿線........いまいちかなぁ。
この春に水戸から戻りまして、その前は東西沿線でした(笑)。その頃は大好きな
下町へも、よく遊びに出かけてましたが.....現在はちと遠くて.....暮らしに追われて
いまだ都内方面へは出かけていません....そのうち遊びに行きま~す。
Commented by mw17mw at 2007-07-09 23:37
>きばなさん
わ~、ずいぶん色々なところに住まわれる経験をされたのですね、結構バラエティに飛んでますね。
私は下町人間だから、東急圏内、殆ど良くわかっていません。
(でも、目黒近辺は、親戚があるから、何となく行きやすいです)
あちらの方は、住宅地文化で、下町とは違うのだろうけれど、実際歩いていると、古い木造家屋の商家があったりして、「東京はだいたいどこも同じだ」と感じる部分と、さすが住宅地と思う部分があります。
茨城は、野菜、魚、お肉、全て美味しい地域ですよね、羨ましいです。
水戸までは行きませんが、茨城をドライブしたい気分です。
落ち着いたら、是非東京にもいらしてください。
(若いうち、色々なところに住まわれる経験を持つことはとてもいいと思います)
Commented by きばな at 2007-07-10 22:15 x
関東は7年目です。それまでは北海道から出たことはありませんデシタ。
もちろん東京へ遊びに来たり、旅行で通過することはありましたけれど........
30代後半でイキナリ北海道~関東へと生活環境をかえまして、正直はじめの2年は
地獄でした。江戸川区の西葛西だったのですが...梅雨・夏......辛かったです(笑)。

お野菜他....非常に高いですしね。慣れた頃....水戸へ転勤。
さすがに「野菜」は楽しかったです......東京の台所ですもんね。色々と新しい野菜が
まず試験的に売り出されるので、日々「わ~なにこれ?」で、ずいぶん勉強になり
好奇心を刺激してくれました。また...都内での生活に少し疲れていたので、いい休憩
にもなって......元気に「横浜」へ舞い戻ってくる事ができました、も~大丈夫。
今じゃ、北海道への転勤を「蹴ってる」くらいです(笑)、まだまだ憧れの下町を堪能して
ないので、帰りませんよ~(笑)。今度ソチラへ遊びに行く時は......浅草寺のオミクジを
引くつもりです。前回の上京直後....夫婦2人とも「凶」がでまして(笑)、アタクシは
妙に発奮したものでした......あれに肝が据わりました。また伺い占って頂きたい。
Commented by mw17mw at 2007-07-11 11:42
>きばなさん
その土地の良いところは住んでみないとわからないですよね。
私も、若い頃3年大阪に住んだことがあるだけですが、そのおかげで、「東京には東京なりの美味しさがあり、大阪には大阪なりの美味しさがある」ことが実感できました。
関西の人は宣伝上手だから、「大阪の食べ物は何でも美味しい」と雑誌に書いてあり、それを真に受けていたのですが、住んでみたら、「異邦人にとってはそんなことはない」と理解しました。
横浜は横浜で、皆がわざわざ行くところですし、知り合いにも横浜に住みたいという人もいますし、楽しめるところですよね。
夫婦二人とも凶が出るというのも珍しい経験ですね。
今度は良いのが出ますよ。