房総へバス旅行 4/4

富浦から、夕日の中をバスはひたすら走る。
その中で、カワハギをおつまみに、二人で、日本酒を飲んでいた。
d0063149_033582.jpg見える景色は、夕日に染まっていて、全てがきれい。
房総は、海と花と緑がきれいだが、もう一つ水田が沢山あって、素敵。
バスの中で、夕日に映えた水田が見えたので、写真を撮ってみた。

で、良くわからないけれど、高速に入った後、暫くして、高速を降りて、一般道をバスが走り出した。
添乗員さんが言うには、「この先、高速が余りに混んでいるという情報があったので、一旦、高速を降りました」とのこと。
バスは、海岸線に沿った狭い一般道を走るのだが、周囲の家は迷惑だよなと思う程の細い道。

d0063149_021030.jpg程なく、後ろの席から、「富士山が見える」との声が聞こえた。
え、えっと、左後方を見ると、夕焼けに染まった富士山が見えたのだ。
結構長い間、見ることができた。
カメラを出して、デジカメの画面越しに覗くと、とっても小さな富士山に見えるのだが、肉眼で見ると、写真の20倍くらい大きく見えた。
それは、本当に近く、「山梨と房総半島は近いのだ」と思ってしまった程。
東京湾越しの夕日に染まった大きくて、赤茶色の富士山は、葛飾北斎の浮世絵を2つ思い起こさせた。
この富士山を見ることができたら、「渋滞に巻き込まれて、帰りが遅くなって、高速から降りて、海岸線沿いの一般道を走って良かったな~」と思えた。
きっと、館山近辺から富士山を見るのって、多分、日の出・日の入りの時しか、無理ではないだろうか?
先日、多摩川に花見に行ったときに、「富士山が見える」という振れ込みだったが、見えなかった。
物知りの人がいて、「昼間は川から水蒸気が立ち上ってしまい、空気がもやっとしてしまうので、見えません」と教えてくれたっけ。
東京湾越しの富士山も、きっと昼間は中々見えないに違いない。

それにしても、私たちは、バスの左側の席に座ったので、木更津の方から館山に向かう南下のときは、海が見えにくくて、「右側に座ればよかった」と思ったが、結局、左側に座っていたから、北上するときに、夕日に映える富士山を見ることができたのだ。
これもラッキーなことであった。

家に帰って、弟に、「東京湾越しに富士山が見えて、それが肉眼ではとても大きく見えたのに、写真に撮ったら、こんなに小さくしか写らなかった。何で、肉眼どおりに写真が撮れないのかしらね?」と写真を見せたら、「写真が本当の姿で、目に見えた夕日の富士山は、錯覚だよ。ほら、夕日はすごく大きく見えるでしょう?あれと同じだよ」と教えてくれた。
で、インターネットで調べたら、弟の言うことが正解のよう。
しかし、錯覚でも何でも、「東京湾越しに夕日に映える赤茶の大きな富士山」を見ることができたというのは、今回のツアー、参加して良かったなと思える出来事であった。
この景色は、ずっと太古から変わらないものだと思う。

段々真っ暗になって、富士山も見えなくなったところで、私は眠ってしまった。
その後、君津で、再び高速に入ったところで、目が覚めた。
それまではノロノロ運転だったけれど、何故か、高速は空いていて、順調にバスは走り、その間に、三回、サービスエリアでのトイレ休憩15分が設けられた。
でも、15分では何もできない、何も食べられない。(笑)
家から持ってきたパンを少しかじる。
ゴールデンウィークのバス旅行には、おにぎりを持参した方が良いかもね。

バス旅行のパンフレットの後ろに、「道路事情等により帰着時間が大幅に異なった場合でも、宿泊・食事代・タイクシー代などの負担には応じられませんので、ご了承ください」と書いてあるのが、目に入る。

時間はどんどん過ぎて行く。
帰りは、東京湾アクアラインではなくて、湾岸道路を通って帰るようであった。
幕張、舞浜あたりを通ると東京に近いと実感できるようになる。
どのルートで帰るのかと思ったら、再びレインボーブリッジを渡り、首都高に入った。
夜のレインボーブリッジとその周辺も夜景がきれいだったから、この遅れにイライラすることなく、許せるような気がした。

でも、結局上野駅公園口に着いたのが、10時10分で、考えてみると、お昼を12時頃に食べた後、10時間も食事らしい食事なしで動いていたのだ。

ま~、帰り道の「海越しの夕日の富士山」と「レインボーブリッジの夜景」の美しさで、許せる気はしたが、連休中で、次の日、仕事する予定がないから良かったけれど、次の日は労働という人には向かないかも。

今日、知人に聞いたら、「道路が余りに渋滞しているから」という理由で、こういうパック旅行の行程を殆ど削って、帰途に向かう場合もある」とのこと。
その場合、料金を返してくれるわけではないらしい。
それに比べたら、2時間30分、帰着が遅くなったり、連れて行かれた道の駅が閉まっているなんて、小さなことなのだろう。

パック旅行についての感想は、目的地に着くと、すぐに自由時間になるし、何もしなくても次から次へ連れて行ってくれるし、それなりに良いところがあると思った。
道が渋滞していると言っても、大人しくバスに乗っていれば、運転手さんがどうにかしてくれるし、楽は楽。
安いしね。

これからも、「美味しい食事を諦められれば」利用すると思う。
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by mw17mw | 2007-05-04 00:04 | 東京以外の遠出・温泉 | Comments(0)