今日はいも女2/2-「鳥越入舟や水上商店」
2007年 04月 19日
(何で、サラダパンを買ったかと言うと、特売で安かったから)
その後、鳥越おかず横丁の近所のスーパーに行ったら、特売日でメチャ混み。
レジで並んで、ようやく私の前の人の番となったが、すごい買い物の量。
見るとはなしに、その人のお買い物内容を見ていたら、煮豆を買っていたのだ。
それを見たら、「最近、煮豆、食べてない、食べたい」と思ってしまった。
(こういうことって、良くありませんか?
他人の買い物かごの中身、見ているうちに食べたいものが出てきてしまうって。)
でも、スーパーの大量生産煮豆を買う私ではない。
おかず横丁の自分のところでコトコト煮豆を作っている「水上商店」に向かった。
ここは、煮豆屋さんとして、すごく有名。
昔は(今でもかも)、良くテレビに出るようだ。
以前、目黒の叔母が遊びに来たときは、近所の人の分まで五目豆を買って行ったっけ。
跡継ぎはいないみたいだけれど、お祭り・暮れには、子供たちだろうか、家に戻ってきて、いつも見ない顔のお手伝いが沢山いる。(笑)
鳥越おかず横丁に行ったら、肉の大黒屋さんの次に、お奨めかな?
私はそんなに有名なお店だと全く知らなくて、「あの店のあの味を真似したい」(マガジンハウス 1988年)という本を買ったら、近所の店が出ていたので、知ったのだ。
東京の有名なお店・老舗に混じって、おかず横丁の煮豆屋さんが載るなんて、すごく驚き。
その本によると、そのときで、50年経っていると書いてあったから、今では70年目の煮豆屋さん。
私はそれ以来、ちょくちょく買っているけれど、母他界後は、一人だから、余りね~。
ここで一番買うのは、お赤飯のときの切りイカ、後、お祭りのときに、野菜の煮た物が出るのだがこれも美味しいし、お正月のお煮しめも美味しい。
(でも、母他界後は、環境の変化で、余り買わなくなった)
ただ、味は好みがあると思う。
ここのは、純粋、東京下町風で、甘辛い。
「甘辛い」でも、甘みが勝っているから、私としては、白いご飯のおかずには向かないと思う。
お赤飯に合う感じ。(我が家の好みの味とは違う味だけれど、大きく見たら、同類だと思う)
う~ん、でも、下町の味を味わおうと思ったら、一度は食べてみるといいと思う。
関西の人が食べても、口がひん曲がる程、しょっぱくないから。
これは、これで丁寧な作りでくどくなくて美味しい。
私は、関西風のものは関西風のものとして、東京下町風は、東京下町風として、美味しいと思えて、幸せ。
で、「甘い煮豆で、何が美味しいですか?」と馬鹿な質問をして、「どれも美味しい」と当たり前の答えが返って来て、結局、「青豆」を200gお買い上げ。
でも、カウンターのところの「肉じゃがいも」がやたらに美味しそうではないか。
一口大の小粒の新じゃがが、お醤油とお砂糖の照りで程好く煮上げられ、輝きを発していた、「私って、魅力的でしょう?」と言っているよう。
これは、買わねばと、200g260円でお買い上げ。
肉じゃがでなくて、「肉じゃがいも」なのだけれど、挽肉は、調味料のように使われていた。
家に帰って、お昼ご飯は、じゃがまるチーズパンに、(じゃがいもの)サラダパン、そして、「肉じゃがいも」。
肉じゃがいもは、甘みの強い甘辛さで、まだほの温かくて美味しくて、止まらなくなり、結局、一回で全ての肉じゃがいもをお茶を飲みながら、食べてしまった。
このお昼ご飯は、ご飯抜きとなった。
肉じゃがいもの味付けの甘辛さ、私にとっては、ご飯のおかずにするにはちょっと甘過ぎる。
おやつにちょうど良い感じ。
青豆も、塩がちょっと入った甘さで美味しい。
箸休めにいいかなと思って買ったのだが、結局、2食で完食。
青豆も、お茶受けにぴったりな味。
青豆を食べながら、子供の頃、親戚の家に行ったら、ご飯のおかずに、甘い煮豆を出してくれて、皆、それをご飯に乗せて食べていたが、私はそれができなかった。
何か、辛党の家に育ってしまったのだな~。
入舟や水上商店
東京都台東区鳥越1-4-5
03-3851-9067
7:00~19:00(未確認です)
日祝日休み