昔懐かしいもの-折り詰め弁当

昨日は、暗い話でごめんなさい。
今日、おじさんフレンドと温泉に行ったら、すっかり元気になりました。
ま、理詰めでわかりやすく丁寧に、我が家の被害を説明するしかないですよね。

三越に「歌舞伎展」を見に行き、その後、浜町にできた「成城石井のセレクトショップ」に寄ってから、清洲橋を渡って、清澄白河にある「ババグーリ」に行くコースを連休初日に考えた。

d0063149_2126863.jpgで、実際に実行したのだが、歌舞伎展を見た後、たまには、都心のデパ地下をチェックしようと地下に降りたのだが、私の心を引いたものはこれ。
最近、懐古趣味になってきたのか、目新しいものより、失った昔のものに目が惹かれるみたい。
何て、昔懐かしいの?
私が小さい頃から最後はいつまでだろう、多分大学生くらいまで、父が結婚式に呼ばれたり、建前、上棟式なぞに行ったときには、このお頭付きの折り詰めをもらってきた。
(父は食べないで、子供たちにお土産にしたのか、他にも料理が出たのかは不明)

最近、こういう昔からの東京風の折り詰めを全然見ないと思ったら、絶滅せずに、三越地下の弁松さんにあった。
他のお弁当屋さんのお弁当も見回したが、弁松さんのお弁当は、他と一線を画して、本当に昔風の折り詰め。
大増さんも、昔からの東京のお弁当屋さんだと聞いているが、松花堂弁当の影響を受けている。(大増さんは、日本橋と銀座があるみたいだが、一応銀座をリンクした)
弁松さんって、いいな、頑固で、と思う。

東京の人が関西のものを真似てアレンジしても、関西ほど美味しいものはできないような気がする。
それだったら、根からの東京風の方が、私は美味しく感じる。

d0063149_21263687.jpg私は、値段も見ずに、お頭付きに魅力は感じたが、鯛の入ったものは、要予約だということ。
本当は、他で食事しようと思っていたが、将来、何かのときに、我が家で使いたかったので、試しに、普通の赤飯弁当を買った。

それでも、本当に昔の東京風のお弁当。
生姜の佃煮はしょっぱかったけれど、焼き魚にしっかりとした味詰めの煮しめものにお赤飯、たまにはこういうお弁当がいいよね、と食べながら、嬉しくなる。

小さい頃、父が持ち帰ったお弁当の鯛は、次の日、焼きなおされ、皆でつまんだっけ。
ご飯は、持ち帰りのお赤飯だけでは足りないので、白いご飯と二種類。
鯛をおかずにご飯を食べた。
そんなに美味しいものではなかったけれど、父は、「鯛はご馳走だぞ、鯛だぞ」と言葉で箔をつけていたっけ。(父にとっては、「鯛とお赤飯」が最高の家庭のご馳走だったのだ)
私は美味しいと余り思っていなかったので、大学生のときだったか、ある日、普通の食べ方に飽き飽きして、鯛でご飯をこれでお茶漬けにしたら、鯛茶漬けになると思って試したら、大当たりして、それ以来、我が家では、鯛のお頭付きのお弁当をもらうと、焼き直して、お茶漬けにするようになった。
遠い昔の思い出。

弟に、もらってきたパンフレットを見せたら、やはり、懐かしがっていた。
鯛の横に、豆のきんとんが入っているが、「どうして、栗きんとんを入れてくれないのか」と思ったことを私は思い出したが、弟は、「こういう折には、色のきれいな羊羹が入っていて、色に釣られて食べると、不味かった思い出がある」そうな。
そういう折に入れる羊羹って、未だ、築地場内で売っていたけれど、まだ、あるのかな?

お弁当屋さんは、何か、関西の影響を受けた色とりどりのお弁当ばかりになってつまらない。
きっと、東京風のこの昔のお弁当に飽きた結果、関西風のお弁当が流行ってしまったのだろうけれど、たまには、東京風の昔の折のお弁当が食べたい。

頑張れ、弁松さん、昔ながらの東京風のお弁当、是非、ずっと作り続けて欲しい。

(余談であるが、お頭付きの折のお弁当は、価格表を見たら、やたらに高い。
お祭りのときに、たまにはこういうお弁当出したいなと思ったけれど、ちょっと無理かも。<笑>)
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by mw17mw | 2006-11-04 21:39 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)