2006年利き酒会
2006年 10月 19日
更新しなくてごめんなさい。
一昨日、年に一回の台東区の酒屋組合の利き酒会が、浅草寺の伝法院で開催された。
今年は、「お手伝い」を頼まれ、一日張り付いていたので、お手伝いの立場から、この催し物を見ることができた。(主催者たちは、もっと以前から相当な労力を払って用意したのであろうが)
一言で言うと、台東区の利き酒会は、「台東区の酒屋の運動会兼文化祭」みたいな乗りであった。
(天気も良かったし、利き酒という競技があるから、運動会かな?)
役割を持った人たちは最初から、利き酒会は放棄して、役割に徹していたが、元受験少女で、しかも昨年入賞の私は、今年も頑張りたく、時間があるとき、利き酒に参加してもいいという条件で、お手伝いをしていた。
利き酒に勝ちたかったのは、やはり、商品でお酒をもらいたかったからかも。
私が酒屋を経営していても誰も喜ばないが、私が、利き酒会で良い点数を取って、商品にただ酒をもらってくると、おじさんフレンドとか親戚のおじさんが喜ぶから。
時間を見て、利き酒を行ったのだが、今年は難しかった。
去年入賞できたのは、まぐれか、問題が簡単だったからではと思ってしまった。
(今年は、一問差で入賞を逃してしまった。)
日本酒の利き酒は結構難しい。
誰かが言っていたけれど、時間をかけないと中々点数は取れないし、考え過ぎても点数が取れない。
例えば、三本のお酒が並んでいて、「甘」「辛」「普通」を記入する問題があるとする。
私は、去年から今年まで、一回も、何も勉強しなかったせいか、できなかった。
というのは、日本酒の甘口・辛口と一言で言っても、「口に入れたとき甘くても、喉越しが辛い」とか、「飲んだとき、余り甘さを感じないのに、後味が甘い」とか、結構複雑なのだ。
日本酒の味って、私が思うには、飲んだときと後味・喉越しの二段階ではないかと思うのだ。
今年は、何となく、「日本酒の甘辛は、飲んだ後の後味で決まるものでは?」と思い込んでいた。
で、この問題は、甘と普を間違えてしまった。
今、インターネットで調べたら、日本酒の甘口・辛口は、日本酒度という尺度で決められ、これは、糖度で決まると書いてあった。
素直に、口に含んだとき、甘いか甘くないかで決めれば良かったのだと今頃気づいた。
どうも、この糖度と酸度とアミノ酸度の絡み合いで、味や喉越しとか後味が決まるのだろうと思う。
酸度とアミノ酸の影響を引いて、口の中の糖度はどんなものかな?と考えながら味わえば良かったのだ。
白ワインは、左に4種類、国名が書かれて並んであって、それを味わってから、右側にブラインドで置かれている4種類のワインを試飲して、国を当てる問題だった。
これは、考えなかったわけではないし、何度も試飲して、全問正解できた。
白ワインは、辛いか甘いかに分け、その上で、味がしつこいかさっぱりしているかで分けたら、全問正解。
でも、日本酒の同じような問題は、0点である。
ワインに詳しかったり、飲み込んでいる人はそんなことないと言うかも知れないが、今の私にとって、日本酒の方が遙かに利き酒が難しいのではと思ってしまうが、80点取った人もいるのだから、やはり、私ができないだけかな?
できないというより、知識が全くないし、勉強していないということだろう。
もっとお酒について、色々勉強してみようと思う。
今度の日曜日には、東京の利き酒会があるので、行く予定。
(こちらは、今回初めて行くので、点数は取れないと思うけれど)
ところで、会場の伝法院は、全面的に禁煙になったので、その向かいの浅草公会堂の前に煙草を吸いに出たのだが、伝法院通りは大変面白いところだと思った。
伝法院のお寺の前で見たものは、観光人力車に乗ったカップルと車夫のお兄さん、そこに、何故か、ちょんまげのカツラをかぶって、両端に桶をぶら下げた天秤棒を担ぐ物売りが現れて、身体を横にしながら、小走りに走っていく。
でも、昔からのお寺の塀の前で、人力車とか、天秤棒を担ぐちょんまげのおじさんとか、結構絵になるのだ、慌ててカメラを出したのだが、ちょんまげの物売りの足は結構早く、写せなかった。
で、伝法院の方に戻ると、伝法院横の「いったい誰が買うのだろう?」と思うようなド派手な舞台衣装を売っているお店の中に、寅さんみたいな人がいたので、その人を写してみた。
人力車もちょんまげも天秤棒もど派手な舞台衣装も寅さんも違和感のない町、浅草。
何か、地元民が言うのは何だが、浅草って、変なところ。(笑)