京都のじゃこ山椒と甥1
2006年 09月 15日
どうしてこうなったかというと、「1kgの丸鶏」は、クリスマスシーズンでもなければ注文がないため、ないのだそうだ。(涙)
それならそうと言ってくれれば、断ったのに....。(デパ地下ならありそうだ)
でも、近所の昔からの鶏屋さんなので、引き取ってきたら、やはり、予想通り、保温鍋に全く入らず、しょうがないから、6リットルのお鍋を出してきて、保温は、毛布で行った。
では、本題です。
京都のしののめさんの「じゃこ山椒」も、絶品。
小さくて元々色白と思われるじゃこは殆ど湿っていないで、結構乾いているのだが、だからと言って、ゴツゴツしていない。
山椒の香りがぷ~んとして、山椒の味がして、美味しい。(何書いているのだろう、表現力なし)
最近、良く「しし唐とじゃこ炒め」を作っているが、これも、小さめの白めの柔らかいじゃこがいいかも知れない。(一度、冷凍してあった小女子で作ったらすごく美味しくできた)
しののめのじゃこ山椒は、冷凍可能とのことで、小分けしているうちに、一袋、甥の家にあげようという気になったところに、偶然甥1が登場。
「これ、あげるから、今晩食べてね」というと、高校1年生の甥1が、じゃこ山椒を見た途端、「あ、これ、美味しそう!」と言ったのだ。
「え!見ただけで美味しさがわかるの?」と言うと、「うん、わかる。これは絶対美味しいと思う」とのこと。
この子は、小さいときからお菓子に対しての反応は良かったが、食べ物に関しては関心が薄く、こんな「見ただけで美味しさが分かる」なんて言葉は、生まれて初めて言った言葉だと思う。
この子の口から、食育的に、こんな高等な言葉が出るとは予想もしていなかった。
おばちゃんは、食に関する甥の成長を感じて、ウルウル。
苦労が報われた気がした。
食べ物に関しては、甥2の舌は敏感で、舌の感性と言語中枢がくっついているらしく、いつも適確で面白い表現をしていたのだが、甥1は、反応がずっと鈍かったのだ。
でも、おばちゃんは、それでも差別しないで、いつも甥1と甥2を平等に扱っていた。(最近は、先に高校生になった甥1だけを、色々なお店に連れて行こうとも考えている)
子供の食育を心がけてくる皆様、小さいとき反応が鈍くても、見放さないで色々な物を食べさせ、食育していれば、いつかはどうにかなると思いますので、是非頑張ってください。
で、次の日、甥の母に聞いたら、「美味しかった」と言う言葉の他に、「私も東京のじゃこ山椒を買ってきたことがあるのだけれど、子供たちは食べなかったのに、あのじゃこ山椒はパクパク食べたわよ」とのこと。
「あれは、京都で一番美味しいじゃこ山椒」と教えた。
子供とは言えど、美味しい物はわかって、自然に口にはいるのだと思いました。
近喜さんのひろうずも、一つは焼いて、もう一つは「豆乳仕立て湯葉うどん」の中に入れていただいた。
私は、実は東京のお豆腐屋で売っている具入り(銀杏とかごぼう)のがんもどきは苦手なのだが、あのゆば長さんの「きくらげ、百合根、銀杏」入りは、美味しくいただけた。
しののめ(しののめ)
・住所 : 京都府京都市北区小山元町53
・TEL : 075-491-9359
・URL : http://www.ojyako.jp/
・営業時間 : 9:00-18:00
・定休日 : 日・祝・第2土曜
・地方発送可
・最寄り駅 : 北大路駅、北山駅
「結構乾いているのだが、だからと言って、ゴツゴツしていない」 そうでした。不思議なんですよね。乾いているのにご飯と一緒に食べても違和感がない感じが。読んでいたら無性に食べたくなってきました。
キャハハハと喜んでしまいました、面白いです。
うちの甥1は、本当にそう思ったのか、そう言ったらおばちゃんに受けると思ったのか不明ですが、どちらにしろ、そういう言葉をタイミング良く言うこと自体、大人になったと思いました。
書いていたら、私も食べたくなります。(もうちょっとだけ冷凍庫にあります)