湯葉三昧の毎日 3/3
2006年 09月 12日
開けてみたら、私は、「汲み上げ湯葉」という言葉を知っていただけで、実物を見るのは初めてだとわかった。
一体、このどろどろをどういう料理に使えばいいのだろう?
しかし、とにかく上品な薄っすらした味なので、ゴチャゴチャ味付けしないで、素材を活かした使い方がいいと思った。
一度目は、電子レンジで温めたけれど、電子レンジで温めると、中の様子がわからなくて、何かへな~となってしまった感じがした。
やはり、こういう繊細なものを温めるとしたら、お鍋で、付きっ切りで温めるのが一番だと思う。
最初は、あんを作っておろし生姜とともに食べた。
そして、やはり、つまみ湯葉で作った「豆乳仕立て湯葉うどん」が美味しかったので、汲み上げ湯葉でも作ってみた。
(写真は、見栄を張って、冷凍庫にあった蟹を入れたもの←蟹なぞは入れなくても十分美味しい)
中に入れたものは、ササミ、茹でたオクラ、鳴門巻き(小さくて一人暮らしには手頃なので)の他、一回目は、ひろうず1個、二回目は蟹の身。
これが汲み上げ湯葉が溶けた汁。
真っ白。
このうどんは本当に美味しく、しかも満足感があった。
結局、二度作ったのだが、二回とも、汁を全て飲み干した。
また、満足感があって、食べるまでお腹がぺこぺこだったのに、このうどんと汁だけで、お腹が満足してしまったのだ。
このうどんだけでは足りないと思って、ご飯の用意もしていたのだが、必要なかった。
大豆パワーのせいだろうか?
翌日、最後に残った汲み上げ湯葉は、塩味強め薄口醤油ちょっと味醂少々の味付けのあんを作り、その中に、汲み上げ湯葉を入れ温めて、炊き立てのご飯にかけてみた。
名前は「汲み上げ湯葉丼」、トッピングにおろし生姜。
これが、期待していなかったのに、美味しかった。
食べ始めたら、美味しくて、止まらず、写真が撮れなかった。
あんも汲み上げ湯葉も、殆ど味がない感じなのだが、でも、味があって次から次に口に運んでしまう。
味は薄いのだけれど、全てが上質だから、湯葉とご飯だけで美味しい食べられるのだろう、思いもかけずに気に入ってしまった。
この美味しさは言葉にはできない、残念。
今度送っていただくときは、汲み上げ湯葉はやめておこうと最初思っていたが、この湯葉丼が気に入ったので、次回、またお願いすることがあったら、是非汲み上げ湯葉も送っていただきたいと思った。
京都の湯葉も、七味唐辛子も、まだ紹介していないがちりめん山椒も全て、保存料なぞは入っていないで厳選された材料で、丁寧に作られたものばかり。
こんな丁寧なものばかりを日常的に一番良い状態(新鮮なものを少量ずつ買う)を食べられたら、京都の人は京都から出られないかも知れない。
余談だが、今、ダイエットのために、肉と油を余り取らないようにしているのだが、この湯葉と七味とちりめん山椒があったので、肉と油がなくても、十分美味しい食事ができた。
真夏にいただいたら、冷たいままが一番でしょう。私は昨年秋の法事のときに、出来立ての熱々刺身湯葉みたいなのを食べたとき、ものすごく美味しかったのです。(その後、同じお店に再度食べに行ったら、少人数だったので、「朝作った湯葉」を昼に食べて、ずいぶん差を感じた経験があります)冬に湯葉プレゼントくれる人がいればいいのにね、うどんは、冬だったらあんかけにするみたいですよ。汲み上げ湯葉丼もあ~もう一度食べたい。
湯葉は、電子レンジでチンしました。一度加熱しすぎて、表面が黄色く硬くなってしまいました。加減が難しいですね。
ところで貰ったのは、「湯葉弥」http://www.yubaya.co.jpというお店のでした。HPに、湯葉丼とかあんかけうどんのレシピがありますが、どちらも平湯葉でした。汲み上げ湯葉丼、あんなに美味しいのに。
5連続で作られたなんて、とても嬉しいです。
あれ、美味しいですよね。
私はうどんも良く作りますが、全部煮えたところで入れて、汲み上げ湯葉は、温めるだけの感じです。
丼の方は、かつお節が切れていて作れなかったので、さっき、買ってきました。
夕飯に久々食べようと思います。
汲み上げ湯葉の美味しさに目覚めると、平湯葉は物足りなくなりますよね。