湯葉三昧の毎日 1/3
2006年 09月 10日
汲み上げ湯葉、つまみ湯葉と、引き上げ湯葉を送っていただいたのだが、引き上げ湯葉は、冷凍可能ということで、全て冷凍してしまった。
で、汲み上げ湯葉とつまみ湯葉で数日美味しい毎日を送ることができた。
まずは、脇役の紹介から。(京都の料理は脇役も重要なのであります。脇役なのに、主役を脅かす程、魅力を振りまいてしまうのだから)
・長文屋の七味唐辛子(辛口)山椒多めというタイプ
これが美味しい。
お鍋から具と汁を小鉢に取り、この七味を振ると、ぷ~んと山椒の良い香りがして、口に入れると、青海苔・唐辛子の味なぞが広がる。
食べ終わると、口の中には、爽やかな山椒の味が残る。
何ていうのかな~、京都とか関西の味は、薄味といわれるけれど、薄味で塩も甘味も醤油味も際立っていない料理を仕立てておいて、こういう薫り高い七味、山椒、生姜の味と香りでまとめるのが、常道ではないかしらと思う。
そういう意味で、京都の料理にはかかせないものなのだろう。
勿体無いから、残りは小分けして、冷凍してしまった。
長文屋(ちょうぶんや)さんのご紹介
(京都に旅行の際、是非おみやげに。)
・住所 : 京都府京都市北区北野下白梅町54-8
・TEL : 075-467-0217
・営業時間 : 10:30~18:00
・定休日 : 木曜日と第2.3水曜日
・最寄り駅 : 京福電車「北野白梅町」
七味とうがらしの専門店/好みのオーダーができる/地方発送可
西浅草に「さんしょう」という鰻屋さんがあって、ここの山椒も本当に美味しい。
何でも、京都から送ってもらう山椒を小分けして冷凍しておいて、お店のテーブルに少しずつ置いているそう。
香り高い新鮮な香辛料を買ったら、小分けして冷凍する、この手間が美味しい料理には欠かせないのかも知れない。
私だって自慢じゃないけれど、七味唐辛子はちゃんと薬研堀のを使っているが、結局缶に入れっぱなしで常温保存だから美味しくないのだ。
我が家なんて、浅草と東日本橋にちゃんとオーダーで七味を作ってくれる唐辛子屋さんが二軒もある環境なのだ。
今度から、「辛口で山椒多めの調合でお願いします」と言って買ってみよう。
出汁
出汁にはうるさい私のこと。
到着予定の日の朝から、昆布を水に浸けて、本枯れ節で出汁を取った。
冷凍庫には、昆布と煮干の出汁の残りが少々あった。
あんかけのときは、昆布かつお節出汁で、うどんには、それに煮干だしを加えようと考えた。