KORYO浅草橋本店の冷麺
2006年 09月 05日
以前からダイエット散歩のときに、柳橋に冷麺専門店があることに気付いていたのだが、新しい店に臆病な私のこと、放っておいたのだ。
そうしたら、B食で訪問記を書いた方がいて、その記事に背中を押された。
何でも、平壌の高麗飯店というところで修業した人がいるそうだ。
平壌の高麗飯店というのは、良くわからないけれど、北朝鮮で超一流らしい。
そして、朝鮮半島には、地方ごと独特の冷麺があるけれど、平壌の冷麺が一番美味しいとの定評があるとのこと。(特徴は、「そば粉の麺」「大根のキムチ」使用)
だから、このお店の冷麺は、平壌風(=北朝鮮風)であると思われた、北朝鮮について、色々思うところはあるが、ま~、好奇心から行って見ることにした。
その名は「KORYO」、赤坂と大宮にも支店があるらしいが、本店は、ここ浅草橋店。
1階はテイクアウト専門で、2階が食堂であった。
階段に貼られている雑誌に載った記事を眺めながら、上って行くのだが、店内は明るくてとても清潔な感じ。
窓からは総武線が見える。
時間は1時を過ぎていたけれど、結構席が埋まっていたし、次から次にお客が入って来た。
人気があるようだ。
中心に大きなテーブルがあり、一人で行ってもそこに座ればいいから、一人でも行きやすい。
初めてだったので、KORYO冷麺を注文したのだが、小さなキムチチャーハンというか、キムチ炊き込みご飯みたいなものと小鉢2つとサラダ少々がついてきた。
お値段はと言うと、900円、大盛りは、1100円。
で、待つこと暫し、冷麺が登場。
これがその冷麺。
スープがきれいでしょう?
まるで汚染されていない湖のようで、富士山のふもとの忍野の水底の金魚がはっきり見えた池を思い出した。
それに、この冷麺のデザインは、本当にきれい。
こんなに洗練された冷麺は初めて見た。
スープの透明度、冷麺のデザイン、全て惚れ惚れ。
そして、全てがキリリと冷えている。
スープが美味しい、積み重なっている具を崩す前に飲むと、美味しい!
何だろう、全く脂っこくなくて、さっぱりしているのだが、コクがあるのかな~、味があるというのかな~?
具は、繊細な金糸卵、薄い梨、胡瓜、牛肉とタン(塊で煮て薄切りした物)、辛子味噌(舐めたら甘かった)、ほんのり辛子色のキムチ(野菜は薄切りの大根?)
崩して、底の麺をほぐして食べてみると、結構柔らかい。(冷麺としてはであるが)
蕎麦粉の冷麺の麺は、良く食べているせいか、目新しいところや優れたところはなく、平凡な感じがした。
辛子味噌をスープで溶いても、スープは相変わらず美味しい。
一気に冷麺だけを食べてしまった。
そして、キムチご飯と他のおかずを食べた。
これらはまあまあ。
ご飯を食べながら、残った冷麺のスープは全て飲み干した。
やめられないのだ、最後の最後までスープが冷たくて美味しかった。
渦橋米線のスープ以来、飲み干せるスープに出会えた。
キムチご飯を食べたせいかも知れなけれど、どんどん口の中が辛くなっていった。
朝鮮半島の唐辛子は甘いと聞いていたが、本当、最初のうちは全く辛くなかった。
このお店の冷麺は、特にスープは絶品。
浅草橋に行った際には、是非、お試しください。
私も来年から暑くなれば、一度は必ず食べに行くと思う。
韓国人、厨房には中国人がおり、冷麺とビピム麺が
ありました。冷麺は普通、ビピム麺がとっても美味しくて
週に3回も通っていたので、こんなに交通費を掛けるならと
引っ越ししたほどです。でもオーナーが身体を壊して
お店を売ってしまい、4年で食べられくなりました。
それで韓国料理を習い、今でもひと夏に2回は作ります。
ビビム麺をご自分で美味しく作れるということは、白菜キムチを美味しく漬けられるか、美味しいお店を知っていることかと思います、どちらにしろ、羨ましいです。