はじめての北島亭ランチ 2/3
2006年 09月 03日
出て来たとき、二人で「お~!」と驚きの声を出してしまった。
セルクルの中に細いアスパラを貼り付けて、その中に、オーロラソースかな、マヨネーズ系のソースで和えたズワイガニを入れるのは、想像ができる。
でも、一本も倒れることなく、運ばれてきた、この凛とした姿に惚れ惚れ。
中は、カニの身がびっしりであった。
それにしても、アスパラガスの凛々しい立ち姿もまぶしいが、その周囲に散りばめられた、細かい卵黄と卵白のゆで卵、パプリカの粉、パセリのみじん切りも、美しい。
私の家にも同じ材料はあるけれど、でも絶対これだけきれいにできないと思う。
これは、私のオードブル、豚のカシラ肉とフォアグラと後何だったか忘れたが、そういうもののテリーヌ。
ビーツのソースをつけて食べたが、美味しかった。
テリーヌも普通以上に美味しかったけれど、添え物のドレッシングに漬けたと思われる冷たい丸ごとトマトが絶品。
こういうトマトは、つばめグリルでも食べられるけれど、やはり、北島亭の方が「ごちそう」的。
私の大好きなビストロ・ラ・シブレットの冷製胡瓜のスープと比べたくて、取ったスープ。
シブレットのスープは牛乳仕立てで、北島亭のは、生クリームが入っていて、濃厚。
北島亭の方がしょっぱさが薄いかな?
これが、シブレットのスープのルーツかと思って味わった。
そういえば、私は最近、スープが出るようなコースを全く食べていなかったので、アミューズの後に、スープが出てこないで、オードブルが出て来ることに、すごく違和感を感じてしまった。
でも、オードブルの後に、スープが正しいけれど、心情的には、まずスープが飲みたかった。(慣れの問題だろうが)
友人のメイン、金目鯛のポワレかな?
当たり前だけれど、臭みもなく、ちょうど良く加熱された美味しい魚であった。
これは私が取った仔羊の何だっけ、とにかく焼いたものです。(笑)
写真を見たら、仔羊の足の付け根(だよね?)の方に野菜が忍ばせてある、何て手が込んでいるのだろう。(食べていたときは気付かなかった)
仔羊の肉も美味しかったけれど、付け合せの野菜が全て美味しかった。
玉ねぎ、じゃがいも、きのこ、ナス、ブロッコリー、さやえんどう、トマト、一つひとつが皆独立してそれぞれに美味しいのだ、参った~。
玉ねぎの皮も食べてみたけれど、食べられた。
全ての野菜が上質で新鮮で、しかも、一つずつ神経を配って料理された感じ。
どの付け合せも全て美味しかったけれど、一番ショックを受けたのは、トマトの丸ごと焼いてあるもの。
甘くてトマトの味が濃くて、本当に美味しかった。