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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

クラフティの試行錯誤

桃のクラフティを作ろうと思ったときに、色々な本で、レシピを探した。

そうすると、パイやタルトの生地は使わず、耐熱ガラスの容器に直接流し込んで焼くものがあったり、修道院のレシピでは、生クリームを使わず、牛乳と卵だけのレシピであった。

そうか、そんなに難しく考えることはない。
これって、フランスの簡単で誰でもできる家庭料理なのではと思い出した。
プリンの親戚でプリンより神経使わずに作れて、しかも、中に色々な果物を入れることができそうだ。

ということで、私の試行錯誤が始まった。

失敗1
これは、レシピの失敗というより、おっちょこちょいの結果。
二度クラフティを電気オーブンで焼いたのだが、焼きあがると、容器の外に、ま~るい輪の焼け焦げが出来上がっていた。
多分、アパレイユが沸騰したときに、外に飛び出したのだと思う。
これは、オーブンの下火が強すぎるのだと思って、冷凍しておいた紅玉を軽く煮たものを耐熱ガラスの容器に入れて焼いたとき、ケーキクーラーのような脚付きの網を天板に乗せて、その上に、耐熱ガラスの容器を置いて焼いたのだ。
だが、見事、焼き上がりに、オーブンから出すときに、ケーキクーラーから耐熱容器が滑り落ちて、無残に飛び散った。
とても残念(掃除も大変)
で、その後は、新聞紙2,3枚を畳んで、天板に敷いて、その上に、容器を置くようにした。

失敗2
これも私のおっちょこちょいの結果。
失敗1のりんごのクラフティができたら、冷凍してあった「カステラの切れ端」の上に乗せようと思っていた。
で、失敗1で失敗したときには、ちぎったカステラが入った6個の容器が冷蔵庫に既にあった。
ちょうど、その時、近所のスーパーに行ったら、巨峰が見切売りで安かったので、買ってきて、皮を剥いて使うことにした。
また、その巨峰を買うときに、生クリームが切れていたので、買おうと思ったら、品切れだった。
その時、目に入った「サワークリーム」を生クリームの代わりに使ったら、チーズケーキみたいになって美味しいかもと頭に浮かび、サワークリームを買って帰って来た。
で、牛乳を140ccお鍋に入れて加熱してから、サワークリームを適当に入れてかき混ぜたら、どんどん分離していくではないか!
私は馬鹿か、ちょっと考えればわかるようなものだが、牛乳に酸を入れたのだから、当たり前と言えば、本当に当たり前。
チッ、また、失敗してしまった。
サワークリームと牛乳を混ぜて分離しなければ、もう絶対どこかにレシピがあるはずだよね。
それにしても、捨てる前に、どんな味だか、味見しておけばよかった。

失敗3
既に冷蔵庫には、カステラ入りの容器、皮をはいだ巨峰の粒。
しょうがないので、「修道院のレシピ」にあるように、生クリームを使わず、牛乳と卵だけで、巨峰のクラフティを焼いた。
でも、ちゃんと固まって一安心だったが、牛乳だけだと、生クリームが入っているのよりもっと柔らかくて、取り分けて、カステラ入りの容器に移したのだが、全てがグシャグシャで、写真を撮る気も起きなかった。
それでも冷蔵庫で冷やしたら、味は良かった。
甥たちの家に持って行くときに、「見た目悪いけれど、材料はこれこれで、食べてみたら美味しかったから食べて」と言ったら、食べてくれたみたいで、「見かけ悪かったけれど、美味しかった」との反応あり。

クラフティの試行錯誤_d0063149_17542325.jpg成功1(でも、まだ食べていませんが)
その後、巨峰が半分と、冷凍したタルト生地1回分が残っていた。
パイ皿でクラフティを作って思ったのは、深さが足りないということ。
それに、小沢のり子さんの本では、直径15cmの型を使っていた。
ということで、直径15cmの型を見がてら、合羽橋に散歩に行った。
新井さんで、聞くと、通常のパイ皿は、2cm間隔で、18cmの下は16cm、その下は14cmだとのこと。
「15cmはないのですか?」と聞くと、「深型ならある」とのこと。
深い方が、クラフティやキッシュ作るときに良さそうな気がした。
で、買ってきて、残りのタルト生地と巨峰半分で作ってみたのが、写真。
小沢さんの本を見ると、深型ではないような気がするけれど。

でも、クラフティは、簡単で、キリリと冷やすととても美味しい。
色々な果物でお試しください。

私としては、市販のカステラを買ってきて、クラフティ生地とくだものとカステラを混ぜて焼いたらというお菓子を試してみたい。
by mw17mw | 2006-08-21 17:55 | お菓子レシピ | Comments(0)