根津の釜竹(かまちく)

日曜日に、上野の山のお散歩に、先輩と出かけた。
私の気に入った場所を案内、それから、涼しさを求めたこともあったが、国際子ども図書館に行った。
国際子ども図書館の展示室は、今、北欧の童話の展示をやっていた。
メディアコーナーで暫し、江戸時代のお伽噺とか、草双紙の勉強をしてしまった。
パソコンで、昔話や、江戸時代の草双紙がヨーロッパの書物に与えた影響を見ることができるのだ。
天井は高いし、広々していて、涼しいし、国際子ども図書館は、上野の山のオアシス。

で、11時過ぎて、お昼を食べようということになり、私の頭に浮かんだのは、インターネットお友達からの情報の根津の「釜竹」といううどんのお店か、「よし房・凛」というお蕎麦のお店。
両方とも、私は入ったこと無いのだが、どこにあるか、そして外観は知っていた。

結局、日曜日をのんびり過ごすために行動していたのだから、「お庭を見ながら食事ができる」ということで、「釜竹」にしてみた。

d0063149_17453963.jpg釜竹は、以前、確か宮城県の宿泊所だったところに新しくできたお店。
宮城県の宿泊所は、大きな庭付きの古い日本家屋で、とても素敵であった。
いつだったか、3,4年前に取り壊されているのを見て、「勿体無い」と思っていた。
きっと、宮城県は、新しいビルの宿泊所を作るに違いないと予想したからだ。
が、実際に作られたのは、木の感じを生かした老人ホームと、従来からあった蔵を生かした「釜竹」といううどん屋さんだったようだ、庭も残っていた。
(宮城県は売ってしまったのだ、あの土地を、勿体無いという気持ちには変わりない。)

で、実際に行ってみたら、釜竹さんは、蔵の手前の庭に面したスペースに、現代的な食べる場所を増築、そこに5人くらいずつ向かい合いで座れる大きなテーブルがある他、土蔵の中に、4人用のテーブルがいくつか並べられていた。

お庭を見ながら、明るい雰囲気で食べたかったのだが、既に、お庭の見えるテーブルはほぼ満席、でも、大きなテーブルでは合い席になるので、案内された土蔵の中で、不満はなかった。
土蔵の中は、ひんやりしていて、落ち着いていた。

さて、お酒の肴で、うるめ鰯と板わさを取り、その後、冷たいうどんを頼んだ。

特に板わさは、普通に切った上質のかまぼこと、間に多分マヨネーズ系の和え物が入ったかまぼこがあり、酒の肴は中々満足。

悪口ではないが、私なりの率直な感想を書かせていただくと、私はうどんとそのお汁にはすごく疑問!(と書くと大袈裟か?結局、私の好みではないというだけだけれど)
うどんは、専門家ではないので、自信がないけれど、出汁や汁のシロウト研究家の私にとって、ここのつけ汁は、「ちょっと、考え違いしているのでは?」と思えるようなものであった。

以下、私見で、私だけの評価です、他の人は美味しいと思うかも知れません。
また、その日だけ、汁の作り方を間違えたのかも知れません。

何ていうか、削り節で取ったであろうと思われる出汁の味が薄い、おまけに、醤油がしょっぱいのだ。
しょっぱいというのは、何かと言うと、多分、味醂等と一緒に寝かせると、お醤油の角(しょっぱさ)が取れて、まろやかになるのだが、それが足りない感じ。

関西風だったら、もっと出汁の味が強いだろうし、東京風だとしたら、お醤油を寝かせて返しを作るだろう。
そのどちらでもない、ここ独特のお汁は、関西のお店の人が、東京にお店を出すに当たって、東京人に合わせて開発したお汁なのだろうか?(釜竹さんは、本店が大阪)
もし、そうだとしたら、完全に失敗していると思った。

でも、このしょっぱさは、お酒を沢山呑んだ状態で食べれば、しょっぱいと感じないかもと思う。
また、所詮、生姜や青葱を入れてしまうと、その薬味の味に消されて、つけ汁の味も良くわからなくなるところはある。
でもね~、つけ汁として、「美味しい!」とか思えないものであった。
美々卯のつけ汁とか、京都の銀閣寺近くだったかの釜揚げうどんで食べたお汁が恋しくなった。

ただ、こういうお汁に対するのは、「好み」かどうかの面が大きいと思う。
(ま、ただの一人の女性の評価と思って読んでください。)

d0063149_17463970.jpgうどんは、太と細があって、先輩が「太」、私が「細」を取ってみたのだが、「太」は、「細」の4倍くらいの太さであった。

皆様も、釜竹さん、いらしてみて、ご自分の舌で、汁を評価してみてください。
お店自体は、酒の肴も美味しいし、日本酒も揃っているということで、良いお店だと思います。
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by mw17mw | 2006-08-11 17:49 | 飲食店・菓子店 | Comments(6)

Commented by july4 at 2006-08-12 07:06 x
まりやんさんは、江戸っ子だからねえ(笑)、お汁の味のベースは蕎麦つゆだと思います。ここのは、多分讃岐うどんtaste?、ややしょっぱいのかな。わたしなんか、上州のしょっぱい汁のうどん育ちだから、全然抵抗感ないです。お店の評価は、読者を気にせず(笑)、大いに切りまくってください。
 ちなみに、京都の銀閣寺近くだったかの釜揚げうどんは「おめん」でしょうか。あの店は、開店当時は「上州うどん」で売っていました。さすがに最近は、老舗になっちゃいましたが。昔、京都に観光にいった姉が京都人に連れていかれ、閉口していたような。HPみたら、由来を書いてますね。
http://www.omen.co.jp/omentoha.html
 群馬の味を、あの京都人達ににみとめさせたことに、敬服です(爆笑)。
Commented by mw17mw at 2006-08-12 08:46
江戸っ子だからねえ(笑)の(笑)はどういう意味かな?
july4さんに話さなかったっけ?私は30代で3年大阪に住んでいたのですよ。
だから、大阪の味と東京の味はわかります、ということ、言いたい。(笑)
きっと、釜竹の大阪であの汁出したら、商売にならないと思います。
大阪の蕎麦屋の蕎麦つゆも東京とは違いますが美味しいですよ、東京で言ったら、
一茶庵系のそば汁が大阪に似ていると思います。
讃岐は残念ながら、すみたと東京の安い讃岐うどん系統と、昔の讃岐茶屋しか言ったことがありません。

ま、本当にこういうものの味の評価は、人それぞれですから。
酔っ払って食べると、相当の塩の強さは気になりません。
東京の蕎麦屋でも、夜お酒飲んで食べると美味しいのに、昼しらふで同じお蕎麦食べても美味しいと思わない蕎麦屋がありますもの。

そうそう、おめんです。群馬由来の料理なのですね。
残念ながら、群馬で食事したことないから確定はできませんが、出汁研究家の私として思うのは、多分汁は、違うと思います。群馬・東京が昆布を使うようになったのは本当に最近のことだと思います。京都は昆布・かつお節を使うのが上手ですから。
Commented by july4 at 2006-08-12 21:23 x
面白いrので、もう少し続けます(笑)。多分、蕎麦の返しと、うどんの返しの違いではという気がします。東京の蕎麦屋で饂飩を食べると、蕎麦の汁を出してくる店が多いので閉口します。饂飩は打つのに塩を入れますから、蕎麦つゆだとくどい感じで、関西人、北関東人とも閉口します(笑)。
 それで、手近にWebで調べた、両者のレジピを書いておきます。
<うどん返し>
薄口醤油500cc
砂糖 50グラム
みりん 60cc
日本酒 50cc
http://allabout.co.jp/gourmet/udon/closeup/CU20020117tuyu/index.htm
<蕎麦返し>
濃い口醤油1,000ml
白ザラメ150g、、
本物の味醂200ml
http://allabout.co.jp/gourmet/soba/closeup/CU20010607A/
やはり、うどんの方が、味醂が大分少ないようですね。この辺が違いの源かも。

さほど上方で蕎麦を食べていないので、なんとも言えないのですが、一茶庵ですか。ちなみに、あそこの本店は足利でして(笑)、意外に北関東と上方は近いのかも(どうも、そう思えない)。
 ちなみに、群馬では出汁など取らず、醤油と砂糖で味を整えていると思います(笑)、出汁を使わないインド料理みたいですね。
Commented by mw17mw at 2006-08-12 21:37
july4さんと私の「釜竹の汁」の評価で決定的に違うのは、私が、「寝かせ方が足りないか、寝かせていない醤油の味を感じた」ということです。
申し訳ないのですが、私は、東京の返し礼賛者ではございませんで、ただ、美味しければいいのです。

返しは色々な作り方があるでしょうし、インターネットに載っていたレシピを全てのお店が使っているわけではないから、それを比べても、どうしようもないと思います。

一茶庵は足利にあったといっても、別に群馬の風土でできたお店ではないようですよ。
http://www.issaan.co.jp/i-his.htm

私は私のブログに、私の私見を書きます。
july4さんは、ご自分の私見をご自分のブログで展開してください。

ちょっと、東京対群馬みたいな構図で、味についてお話するのは、これでご勘弁を。
ただ、自分が東京風の味付けにこだわっているとは思っていなかったのですが、
ちょっと、反省してみます。
Commented by mw17mw at 2006-08-12 22:09
あ、わかった。
私が「関東風」と書くから、july4さんは気に入らないのだ。
はい、全て「東京風」と書きます。
関西にいたとき、「東京から来た」というと、嫌がられたものですから、つい「関東人」とか「関東風」と書く癖がついていました。
確かにその通りです、東京は関東ですが、そのごく一部ですものね。
今後、私は、「関東」を名乗らないように注意いたします。
Commented by july4 at 2006-08-13 05:17 x
北関東味=だし少なめ(高いから)+味醂少なめ(高いから)+塩分多め(寒いし東北近いし)+砂糖(味醂の代わり)なんですがら、東京対群馬の構図だと、勝ち目がありません(笑)。でも、私の魂の叫びは(笑)、うどんの辛汁は、蕎麦より味醂を控えてね、でしょうか。