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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

「チャーリーとチョコレート工場」・「グレイスジュース」

yahooにオンラインシアターができたと聞いて見てみたら、「チャーリーとチョコレート工場」があったので、連休の時間があるときに、見てみた。
(yahooの表紙の「映画」をクリックして、オンラインシアターに行く)

この映画は、日本で封切られたときに見たかったのだが、行きそびれていたのだ。
でも、実際に見てみたら、結論的には、1500円をかけて見なくて良かったな~、yahooで24時間367円だったら、時々「一時停止」にして用事を片付けながら見れたし、損はないと思った。

今、Amazonで、「チャーリーとチョコレート工場」で引いたら「チョコレート工場の秘密」という本が出てきた。
きっと、これが原作なのだろう。
日本で作ったら、絶対全編アニメになると思うのだが、この映画は多分アメリカの映画だと思うのだが、人間を使った実写版で作っている。(でも、舞台はイギリスっぽい)
(私からすると、アニメにしてくれた方が余計ファンタジーの世界に入れると思った)

内容は置いておくが、この映画の一番良いところは、チャーリーという男の子とその家族を描いたところ。
チャーリーは小学校高学年くらいの設定で、両親の他、合計381歳だったかの4人の祖父母と同居している。

愛のある穏やかな家族関係ってどんなもの?とイメージできない人は、この映画を見ると、それが描かれている。
食事のシーン、チャーリーと家族の会話、これらが全て「愛のある家庭」ならではのものと感じた。(お互いがお互いを好きで、全てに穏やかで優しいのだ)
ま、実際は、4人で合計381歳なんて、平均95歳くらいだから、この映画に出てくる程、シャキシャキしているおじいさん、おばあさんでは有り得ないのだが、そこは、ファンタジーだから、多めに見て。

特に最後のチャーリーと家族、それからチョコレート工場の持ち主が一緒に夕食を取る場面が好き。
家族団らんとか、家族で取る食事の温かい幸せ感がよく出ていた。

この前後に、井上絵美さんの本を読んだので、井上絵美さんには、小さいときから、温かくて美味しいものが出てくる食卓が家の中になかったことに気づいたような気がする。
でも、同時に、外食当たり前なのだけれど、温かい食卓がないわけではないと思った。
彼女にとっては、幸せの食卓がたまたま外にあるだけ、そして、家族や親戚に当たる人は、友人たちなのだ。(というか、小さいときに家の中にそういう温かい食卓がないと、大人になっても作れないのかもとも思った)
だから、彼女は一人で生きているわけではない。
自分がほっとしたいとき、家族や友人と、外でプロが作ってくれた食事を囲むことが幸せなのだろうと思う。
それはそれで悪くないと思う。
そして、そういう「外で親友団欒」という人がどんどん増えていくような気がする。
こういう人が増えて、そこに子どもが生まれたら、当然、「温かい食卓」は家の中ではなく、外という環境で育つわけで、その縦への連鎖が始まったら、「家族による家の中の温かい食卓」なんて、なくなってしまうのだろうなと思ったのだ、そこがちょっと心配。

<おまけ>
「チャーリーとチョコレート工場」・「グレイスジュース」_d0063149_10265659.jpg酒問屋の外交さんが、写真のグレイスという沖縄のメーカーのジュースを見本にくれた。
ドロドロとしたジュースで、味は最高じゃないけれど、中々美味しい。
生のジュースを使っているとのことだったけれど、例えば、キウィなぞ、熟したキウィの美味しさではなく、そこまで行かないまだ若いキウィの味がした。(やはり、熟したキウィの方が美味しいものね、そこが「最高ではない」という意味。でも、熟していない味の方が飽きないかも)

中々美味しかったので、お店に置こうかなと思っていたところ、浅草のスーパーや後楽園の成城石井でディスカウントして既に売られていることがわかった。
定価で売ろうと思っていた私は敢え無く撃沈。(笑)
サイズは二つあって、一人で飲み切りサイズだったら、どれでもいいが、1リットルの大ボトルを買うとなると、赤いパパイヤジュースが一番甘くなくて、飲みやすいかと思う。
スーパーで売っていたら、お試しください。
Commented by スコス at 2006-05-14 13:10 x
私、今日書き込み過ぎですか?そうだったらスイマセン(笑)
映画は観ていなくて、原作の「チョコレート工場の秘密」だけ読んでます。ちょうど、話のなかでいいなと思う部分が同じだったので嬉しかったです。家族が貧しい生活のなかでお互いを思いやってますよね。おじいちゃんが秘密のヘソクリを孫のために出したり・・・。
原作では、前半に家族の生活が暖かく描かれているので大好きですが、後半はブラックユーモアたっぷりであんまり好きじゃないです。
最後の夕食を取る場面は原作にはないんです。その演出は映画の勝ちかもしれませんねー。
Commented by mw17mw at 2006-05-14 16:04
書き込み過ぎなんてことないです、大歓迎です。
私も、この記事書いてから、スコスさんのところに、この映画の書評があるか、見に行きました。(笑)
ブラックユーモアというのは、工場内部での話かしら?そうだとすると、映画もそのままです。おっしゃるとおり、最後の夕食を取る場面で救われたのかも知れません。最後の結びがすごく良いです。
Commented by mw17mw at 2006-05-14 17:35
書くのを忘れた、同じ箇所が好きって、嬉しいです。
by mw17mw | 2006-05-14 10:34 | その他 | Comments(3)