外神田 渦橋米線-雲南料理

本題とは関係ないのだが、昨日、午前中に学校が終わっていたのか、午後に、中二になった甥2が私服でお店に現れた。
どこに行くのか聞くと「友達と映画観てくる」とのこと。
大きくなったね~、というところまでは良かったのだが、「何ていう映画?」と聞くと、照れくさそうに「クレヨンしんちゃん」とのこと。
題名聞かなきゃ良かった、何か、身体だけ大きなったけれど、中身はクレヨンしんちゃん?(笑)

さて、インターネットの中華通の方の情報で、銀座線末広町近辺に、雲南料理のお店ができたとのこと。
そりゃあ行ってみなくてはと、昨日のお昼に行って来た。

雲南省って、日本からやたらに遠いのに、すごいなと思う。
ゴビ砂漠から東京に黄砂が飛んでくるのもすごいけれど、雲南省の人が東京にお店を出すというのもすごい!
雲南省って、中国の中のすごい奥地だよね。
何か私の頭の中の「雲南省」のイメージは、本当に遥か遠い場所ということ。

また、十年以上前になるのだろうか、テレビのドキュメンタリー番組で、雲南省山岳部のアマゾネス部族の生活を見たことがあり、そのイメージもある。
その部族は、民族衣装を着て、女性だけで暮らしている。
男性は、農閑期にだけ、他から呼ばれ、やってくるのだ。
歌垣(かがい)というのか、日本の古にもあったらしいが、歌を歌い合って、自分の相手を見つけ、お腹に子供ができる。
その時期が過ぎると、男性は、元の場所に戻ってしまう。
少女は女性だけの部族の中でお産をし、女性だけで子供を育てる。

その恋の始まりをもたらす、女性が歌う歌垣の歌がやたらに甲高い声で大自然の中で歌われ、その歌詞も日本語に訳すと「あいや~、私のお兄さん~」とかいう呼びかけで始まり、何となく、あれが恋歌かね~?と思って見ていたが、何か恋に対する姿勢が伸び伸び・大らか・素直で、それはそれで素敵であった。
できた子供が男だったら、どうするのかは忘れたが、こういう風習の部族が未だに昔ながらの生活をしているところというイメージがあるので、興味津々。

いつかは行ってみたい「雲南省」である。

d0063149_22402781.jpgで、お店の名前は、「渦橋米線」というもので、これは、雲南料理の中の1つのお料理の名前のようだ。
場所は、電車で行ったら、銀座線の末広町で、交差点から蔵前橋通りを、神田明神裏手に向かって、右側を歩いて行くと、不忍通りと交差する手前にある。

中二階のようなところに店があり、まだ開店間もないし、こざっぱりとした店内であった。

お昼は、所謂普通の中華料理をメインとしたランチもあるけれど、単品も注文可能とのこと。
単品のメニューの中に、「雲南料理」とか「渦橋米線」の料理の由来が書いてあった。

その雲南料理の説明の初めに「薬膳料理と言われない薬膳料理が雲南料理」とか書いてあったと思う。
何でも、「天麻」「三七」「当帰」という三種類の植物が、雲南特有の漢方の素材のようだ。(家に帰ってインターネットで調べたら、この三つは、漢方の薬としては日本でも手に入るみたい)

d0063149_2241370.jpg注文したのは、中華通の人から言われた「伝統的渦橋米線」
(これは、薬膳とは関係のない料理だと思う。)
要は、厚手のどんぶりに入った鶏の脂で覆われた熱々の鶏スープの中に、薄切りした豚肉・鶏肉・白身魚・野菜などを入れて熱を通し、更に、雲南省独特の麺である「米線」を入れる料理なのだ。
どうしていいかわからないので、持ってきてくれたお兄さんに、作り方を聞いたら、素材を説明しながら、全部組み立ててくれた。(行ったのが、1時半頃だったからだとは思う)

d0063149_22484868.jpgどういう味かというと、鶏のスープがやたらに美味しい。
鶏の肉やガラで取ったスープの味なのだが、濃いけれど、鶏の臭さが全くなく、くどくない。
きっと、後から入れた豚肉やお魚の味が加わるからかな~とか思ったけれど、定かなことは不明。
「米線」という麺は、腰のないビーフンと書いてあったが、本当にそんな感じ。
でも、この腰のなさが「温麺」というソーメンの熱い料理を思い出させた。
私の好みとしては、腰のあるラーメンを入れた方が美味しいのではと思ったが、ま、これは郷土料理だから、やはり、米線で食べるべきであろう。
そうそう、このお料理を食べていたら、東北の方の「温麺」を思い出したし、最近流行っている汁の上に高温の油を張るラーメンも思い出した。
(家に帰って、インターネットで「雲南料理」を検索したら、「日本料理のルーツ、雲南料理」という言葉が出てきた。)

小鉢に、スープと麺を小分けしながら食べたのだが、自家製のラー油がついてきて、最初に鶏のスープだけで食べ、次に小鉢にラー油をたっぷり入れて食べた。
これはこれで、辣(ラー)の味が加わって美味しかったが、一番美味しかったのは、そのたっぷりのラー油入りを食べ終わって、次に小鉢に注いだスープ。
小鉢の壁面に少しラー油が残っていて、それが作用して、鶏のスープの味をはっきりさせた感じ。
そうか、ちょっとラー油を垂らすくらいが美味しいのねと、全て食べてしまった。
本当に完食、スープ一滴も残さないくらい、スープが美味しかった。

初めての雲南料理であったが、「新しい味に出会った」、というのではなく、「懐かしい味に出会った」という印象であった。
もし、このお店でオフがあって、メニューに載っているようなもっと薬膳ぽい料理を色々食べられる機会があればいいなと思いながら、帰って来た。(伝統的渦橋米線は、880円だったかな?)

しかし、ここの雲南料理が本場と同じかどうかとか全然わからない。
何と言おうか、私がもし海外の日本料理屋で働いていて、「何か、やっぱり、日本の料理と同じというわけに行かないな~」と感じても、外人が食べに来て、「この日本料理、美味しい!」とか言ったら、合わせてしまうと思うのだ。
「そうなのですよ、このお店のお料理は、日本と同じなんです」とか言って。
だから、今回食べたものが本当に本場のものと同じかどうかは全くわからないけれど、とにかく、スープが美味しいから行く価値があります。

雲南省に行ったことのある方の感想を聞きたいです。
それから、「雲南料理」で検索すると、雲南省を旅行された方の食事日記のようなものがあって、面白いです。
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by mw17mw | 2006-04-20 22:56 | 飲食店・菓子店 | Comments(9)

Commented by suji_architect at 2006-04-21 14:21
こんにちは!雲南省には行ってないのですが、この間台湾に行ったときに雲南料理を食べました。
紹介されている麺、入る具などは多少違いますが作り方などはまさにこんな感じでした。
今度記事にしますので、そのときTB送りますね!
Commented by 大外郎 at 2006-04-21 18:08 x
いや甥2君はセンスいいと思います。
クレしん劇場版は、TVとは別物ですから。
どの作品も映画ファンの間でもものすごく好評価です。

中でも「モーレツ 大人帝国の逆襲」なぞは、映画雑誌のファン投票とかで各誌ベストを総なめしてました。
泣ける映画を持ち寄るときにこの大人帝国と、翌年のクレしん映画の「嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」は禁じ手になってます(笑
戦国大合戦も、日本映画史上初めて正確に野戦を描いた作品として
歴史ファンの間でも人気ですよ~。

70年代を生きた人は、大人帝国にけっこうやられます。
未見でしたら、おじさんフレンドとぜひご鑑賞を。
(今、googleで大人帝国検索してみたら、「検索結果 約 2,510,000」人気あるようです)
Commented by mw17mw at 2006-04-21 22:43
>suji_artitectさん
台湾という手もありますね、私、台湾も行ったことないのです。
台湾の雲南料理の記事、楽しみにしております。
TBよろしくお願いいたします。
Commented by mw17mw at 2006-04-21 22:46
>大外郎さん
そうなのですか?クレヨンしんちゃんの映画版を舐めてはいけないのですね。
このexciteのトップからだったか、今の映画の興行成績の一覧を見たら、1位がコナンで、2位がクレしんちゃんだったので、何か、日本の映画界もアニメしか人気ないのかと思っていたところでした。
そうではないくて、評価が高いのですね。
おじさんフレンドはちょっとそういうものに無関心な人なので、私が一人でビデオ屋で借りてきて見てみます。「大人帝国」が一番のオススメと覚えておきます。
Commented by ジョゼ at 2006-04-24 20:50 x
今度の日曜日に行きます。
とても参考になり、今からすごく楽しみになりました。
ご一緒できないのが残念ですぅ。
またどちらかでお会いしたいですね。
Commented by mw17mw at 2006-04-24 21:00
あれ?ジョゼさんはプライベート?オフ?
(また、外されてしまったかな?私)
どうか楽しんできてくださいね、私ももっと行きたいのですが、
一緒に行ってくれる友達が思い浮かばないのです。
Commented by mw17mw at 2006-04-24 21:01
>ジョゼさん
書くのを忘れました、私もまたどこかでご一緒できることを
楽しみにしております。
Commented by suji_architect at 2006-05-26 17:52
雲南料理の麺、ちょっとだけですけど記事にしました。
良かったら見てみてください☆
ほんとにちょっとだけで恐縮だけど・・・^^;
Commented by mariko.mw17 at 2006-05-26 18:02 x
今見ました、美味しそうで、台湾に行きたくなります。
問題は、「株」です、早くあがれ~です。(笑)