合羽橋ツアー060311 3/3

今回ご一緒した皆さんは、美味しい物が好きな人が集まったらしく、話題も豊富で、お料理も美味しかったが、会話が楽しかった。
転勤で高松に住んだときの讃岐うどんの美味しさが忘れられずに、東京に戻ってからも高松に旅行をした話とか、韓国人の知人の結婚式に招待され、釜山に行ったときに食べたものの話とか、本当に美味しそうだった。
私が高松讃岐うどん旅行をするときは、是非教えてねとお願いする。
また、釜山は、お刺身が美味しいらしい、何でも、日本でお刺身を食べるとなると、全世界から運ばれた魚を食べる可能性が強いが、釜山では、目の前の日本海で獲れた魚しか出ないそうである。それは良い、是非行かねば。

ということで、楽しい時間だったが、書き残したことを。

<麻婆豆腐>
今回のメニューは全て私としては食べたことのある味であったが、15歳のKくんが「豚角煮の麻婆豆腐」とご飯を追加注文、これは、初めて食べる料理というか味であった。

野風僧に行くと、冷奴を食べることが多いし、ふわふわパンを食べたり、最後〆は麺なので、お酒の肴になりにくい麻婆豆腐は食べたことがなかったのだ。
で、Kくんが食べた後、残った麻婆豆腐の汁を舐めさせてもらったのだが、これがすごい!
何が凄いって、口に入れたら、頭に「洗練された味、都会的な味」という言葉が浮かんだこと。
今まで、洗練された味の「麻婆豆腐」があるとは、想像したこともなかった。
麻婆豆腐って、辛いとか、本場中国に近いとか、化学調味料が強いとか、ご飯によく合うとか、そういう特徴しかないものかと思っていたら、「都会的洗練された味の麻婆豆腐」が存在していたのだ。
(何でこんなにすっきりした美味しい味なのか、すぐに頭に浮かんだのは、甜麺醤を使っていないからかなと思った。)

やはり、野風僧矢口シェフの腕は、丁寧でセンスがあって凄い。

オシャレに例えれば、わかりやすい。
労働着から始まったジーンズだって、どんどん進化して、洗練されたオシャレのセンスを持っている人が身につければ、洗練したオシャレになるわけだ。
麻婆豆腐だって、四川省のごく普通の市民や労働者が食べる料理なのだろうが、料理のセンスのある人に手にかかれば、本質は失わずに、洗練されて且つ美味しい料理になるのだから、すごい。

今回は、ほんの一さじ食べただけだから、次回は、ちゃんと取って食べてみたい。

d0063149_12484150.jpg<紹興酒>
また、今回の参加者の皆さんは、美味しい物が大好きだし、お酒にもこだわりのある方ばかりだったが、野風僧の紹興酒がやたらに受けていた。
久し振りに飲んだが、香りが良くて、コクがある。
甘いのだけれど、さっぱりした甘さで料理を邪魔しない。
私は野風僧に通いだして2年ちょっとで最初から飲んでいたが、今までボトルは普通の紹興酒のボトルだったが、今回は、ワインの瓶にコルク栓で登場。
ラベルにも「rice win」と印刷されているし、どうも10年物みたい。
通は、辛口のお酒が好みかと思ったが、どうして、どうして、この甘いお酒は、お酒通の皆さんに大好評。
(野風僧には、紹興酒は、これ一種類しかないです。ボトルで取るか、一合単位で頼めます)

<やはり野風僧はすごい>
食べ終わって、少しだけだけれど、矢口シェフに席に来てもらい、話してもらった。
矢口シェフは、本来、イタリアンの料理人なのだけれど、東京で、中国人シェフを雇って開店するお店を任されたことがあって、そのときの経験で中国料理を学んだとのこと。
矢口一族は、この地に根付いた人たちで、そこでお店を開くことになり、相談したところ、「ここらへんでイタリアンは無理でしょう」という結論に達して、中華になったとのこと。(地元民としては本当に納得の行く話しです)

矢口シェフのお料理は、やはり、矢口シェフのオリジナルになるのだろうが、例えば、イタリアン風の中華とか、和風の中華というのではなく、「美味しい物を作り出すことのできるセンスと技術を持っている人が作った中華」なのだと思う。
厳選された自然栽培の野菜、その他の材料と、上質な調味料を使って、味を作っているのだが、どれもこれも美味しい。
奇をてらうこともなく、何かの真似をするわけではなく、自分のセンスと経験で、味を重ねていって、すっきりした統一した味を出すことができる腕、やはり、すごいな~。

きっとこのお店は、東京の一流の中国人の中華のシェフが食べに来ても「美味しい」というと思う。

何ていうか、野風僧にとっては、「中華料理」を作っているのではなくて、「中華という概念・技術」を利用して「美味しい料理」を作っているのだと思う。

つまらない話しだが、本当に、浅草とか上野の繁華街以外の台東区で、イタリアンのお店を開いてもうまく行かないと思うのだ。
我が家の近所の元浅草に実際「中華料理屋のメニューにピザパイがある店」というのが存在するのだ。
詳しいことは忘れたが、確か、息子さんがイタリアンの修業をしたけれど、実際に自宅で店を出すときにイタリアンはここらへんでは難しいとなり、お父さんが中華の腕を持っているので、そういう形になったそう。

このお店は、経営に関して、この2,3年試行錯誤を繰り返して変わってしまったので、最近は行っていないが、以前、ここのピザパイは、とても美味しかった。

その話を思い出して、そのうち、野風僧で、ピザパイだけでも始めないかな?なんて、思ってしまった。
矢口シェフのイタリアンが食べてみたい。

ここまで読んで、私が野風僧が大好きなことがわかると思う。
でもね、私は結構味に関して幅の広い人だから、野風僧の中華も大好きで一押しだけれど、新宿御苑の隋園別館や新橋鴻運の中華も、夜上海の八寶鴨も、銀座アスターの焼きそばも、大好きなことを付け加えておく。(そうさないと、野風僧信者と思われる危険性があるから<笑>)

それから、知人の皆様、お友達の皆様、野風僧食べたくなったら、是非、私に声を掛けてください。
以前はよく行っていたのだけれど、最近、おじさんフレンドが野風僧を拒否するようになり、私も中々行けなくて、困っています。
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by mw17mw | 2006-03-16 12:51 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)