先週の土曜日、OKに行く前に、サウスコートでお昼を食べようとしたら、1時前だったせいか、ずいぶん混んでいたので、自転車を置いて、その隣の玄妙というハンバーグやさんの角を曲がって、隅田川の方に向かって散歩した。
そうしたら、すぐに、「藤波小道具」という見慣れた看板が現われ、その近所が、旧猿若町であることがわかった。
旧浅草猿若町には江戸の終わりの頃、銀座の方から移らされた、
江戸三座と呼ばれた芝居小屋が3軒あって、歌舞伎役者の家に生まれた故沢村貞子さんも、ここに住んでいた。
ここが猿若長町であった面影は、藤波小道具店の存在と下の碑だけと言いたいが、今回もう一つ見つけた。
この碑は、藤波小道具さんの北側の並びにあり、その先をもうちょっと進んだ反対側には、10年前と同じ様子で営業している「テラサワ」という古くからのパン屋さんが元気で10年前と変わらない様子で営業していて、嬉しかった。
南に向かって言問い通りに出るところには、「猿若町」ののぼりと、説明版があった。
そこを、サウスパークに戻ろうと西に進むと、「演劇・舞踊造花政策 株式会社宮澤商店」さんを発見。
この会社もきっと、ここに芝居小屋があったから、このご商売のお店がここにあるのではないかと思えた。
さて、1時半近くにサウスパークに戻ったら、お店はだいぶ空いていた。
今日はベジミールスを頼むことにした。
ランチのメニューの右側に、料理の説明があったのだが、これって、以前から、あったっけ?
今回は、料理を持ってきてくれたコックさんと思われる男性が、持ってきたものの名前を教えて行ってくれたが、いなくなると、やはり、似たような料理の名前はどっちがどっちだっけと悩む。
そんなときに、この表は便利。
たまにしか来ないと、ブーリとドーサの違いが分からなくなってしまうのだが、この説明があると、すぐにどちらがどういう形か思い出せるし、原材料もちゃんと書いてあるので、「糖質制限者が食べるべきは、じっくり揚げた小麦粉のパンであるブーリではなく、レンズ豆の粉と米粉と発酵バターを混ぜたもので作ったドーサ」だとすぐにわかって便利。
ということで、コックさんの説明と、この説明書を照らし合わせると、+下の画像左から、サラダ・トーレン・サンバル・ラッサム・私が選んだコルマトーレン:細かく刻んだ季節の野菜とすりおろしたココナッツにマイルドなスパイスを加えたケララの伝統的な一皿サンバル:イエローレンズ豆やカレーリーフ、新鮮な野菜を様々なスパイスで煮込んだものラッサム:トマトやタマリンドに胡椒やクミンなどのスパイスを加えたマイルドなレンズ豆のスープコルマ:伝統的なスパイスとココナッツをベースとした様々な野菜のカレー
何だか、今回は、味もサービスも良くなくてがっかり。
今まで、美味しくて優しくて良いお店だと思っていたが、お店を誰が取り仕切っているかで、どうも、店員さんたちの態度も変わるみたいでがっかり。
まず、お料理だが、パパドという薄焼きおせんべいみたいなものがやたらにしょっぱく、ラッサムもしょっぱかった。
その他はそれ程、塩が強くなかったけれど、この二つはすごかった。
また、はっと気づいたら、メニューにあるピクルスの壺が席になかったのだが、きっと店員さんは気づいているけれど、面倒だから、持って来ないという感じ?ま、私もそんなにピクルスが食べたいというわけではなかったので、良いのだが。
(この人、私のコップのお水が最後なくなりそうな時も見て見ぬふり)
何かに、このお店は、ケララ州出身の主婦4人が家庭料理を作っているお店と聞いていたが、女性を見たのは一度だけ、それでも、それまではそんなにしょっぱくなかったし、運んでくる人も良かったのに、先日は、ずいぶん落ちていてがっかり。
いつも仕切っている店長さんみたいな貫禄のある人や、サリーを来ていた女性もいなかったし、若い子ばかりの時は、良くないのかも知れない。
また、ベジカレーは、コルマというものと、コットゥカレーから選ぶことになっていて、コルマは先程説明したが、コットゥも「様々な野菜とココナツマサラを組み合わせた伝統的なケララの一皿」とのこと。
う~ん、この2つだけで決めつけるのは良くないかも知れないが、ベジカレーって、ココナッツを使っている、すなわち、低刺激なものが多いのかな?という気がした。
南インドのカレーに辛さを求めている私は今後ベジカレーの原材料にココナッツと書いてあったら、ココナッツを使っていないノンベジカレーにしようっと。
(何で、コルマを取ったかというと、上野広小路のデリーにコルマカレーがあって、それと同じかな?と思ったのだ、でも、全然違うみたいだ)