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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw
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入谷・根岸 下町歩きツアー 3/3(主に、下谷の秘密の花園?)

最後は、快哉湯という廃業してしまったお風呂屋の前でそのお風呂屋さんの長所を聞いてから、とあるゲストハウスに連れられて行った。

この建物は、ごく普通のそこらへんにある建物で、二階の窓からは、沢山の洗濯ものが見えて、庶民的過ぎる、この建物のどこを見るというのか、想像できなかった。
その建物の一階は、ゲストハウスの受付&バーになっていた。
中に入ると、結構奥行きのない建物であることが分かり、裏口の奥にももう一軒家があるのがわかった、それが素敵そうな日本家屋だったのだ。


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こちらが、前の家から見た奥の家の入口。
完全に和風木造建築、これだったら、見学するというのはわかる。
と思ったが、この建物は、お客さんが泊まる客室があるので、中に入ることはできなかった。
その代わり、この玄関の手前を左に曲がると...。


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そこには、金魚が泳いでいる池があり、池にかかっている石橋を渡ると、ここが台東区の低地部分の下町であることを忘れて、京都にいるような気分になれる庭があったのだ、うわ~、これこそ、秘密の花園。(それに、池のお水は地下水?枯れていないのかな?)
外から見たら、まさか、窓から洗濯物を干している民家に隠れて、裏に、こんな素敵な庭があるなんて、絶対わからない。
下町版秘密の花園?


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ゲストハウスの客室である建物は、ずずっと縁側が回っていて、座敷と縁側の仕切りは障子戸、廊下の外はガラス戸がはめられた建物。
いいな~。

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このお庭の左隣は、小野照崎神社で、このお庭から、小野照崎の富士塚の裏側が見られるとのこと。
それにしても素敵なお庭なので、びっくり!
この建物がどういう歴史を持っているのかとか全くわかっていない。
ただ、まさかまさかの素敵な空間で、びっくりしてしまい、その意外性で、私としては、今回のツアーでは、このお庭が一番印象に残った。
細かいことは、良くわからないけれど、このお庭と建物をゲストハウスの経営者の方が生かして、残してくれて、ありがとうという感じ?


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で、このゲストハウスの名前は、「ゲストハウスtoco」とのこと。(その前に「古民家」がつくらしい)
TripAdvisorでも、4.5の評点だから、評判が良いのではと思う。


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通常は、チェックインが4時からで、バーは7時から営業だから、ここに泊まらない限りは、お庭を見学することができない筈。
でも、それが、今度の日曜日22日、10:00~17:00まで、7周年イベントとして、この裏の建物を使って「まぜこぜ自由市」というワークショップや飲食店が出る催し物が開かれるそう。
そう、このお庭を見たい方は、今度の日曜日だけがチャンスです。


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このtocoさんを見学して、言問い通りに面したレストランでお茶を飲んで解散となった。
雨だったし、予定を全て回れたわけではないのだが、有名な場所をしっかり書き込んだ地図をいただいたので、今度、見損なったところを見に行きたい。

<おまけ>
ずっと話題にしたかったのだが、短い話題なので、紹介できなかったお家を、今回はちょうど古民家関連の話題なので、ついでにご紹介。
本郷に真砂中央図書館があるのだけれど、そのはす向かいに、立派なお屋敷風日本家屋が残っているのだ。
(門の横に小さな部屋があり、「ここに、地方から出てきた書生を住まわせたのかな?」とか想像して楽しんでいる。そして、現在、表札がかかっておらず、誰かが住んでいるという感じを受けない)
この建物を見る度に、昔は、本郷中に、こういうお金持ちの中流家庭が住んでいたようなお屋敷が沢山あったのだなと思う、でも、今となってはそれらの殆どはマンションに代わってしまった。
先日まで真砂図書館が工事中で、半年だったか一年くらい近寄らなかったのだが、どうも工事が終わったらしいとのことで、行ってみたのだが、このお屋敷はまだあってホッ。
(この道を真っすぐ行くと、炭団(たどん)坂に出るのだが、その手前に、坪内逍遥が住んでいたという屋敷があったのだが、既にもう壊されている。炭団坂を下ると、小さな家が密集する下町となる。)


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今、記事を書くのにあたり、真砂坂上界隈のGoogle Mapを見たら、この家のこと「旧諸井恒平邸」と出てきた。
その人名をwikiで調べたら、「諸井恒平さんは、セメント王だった」そう。
やはり、そのくらいの名前のあるお金持ちのお屋敷だったのだ、納得。

by mw17mw | 2017-10-19 17:40 | 東京都内のお散歩・見物 | Comments(0)