先日の連休中に、土日祝日の昼しか営業していない、
場所を確認できた「角萬」に行ってみた、時間は12時半くらいだったかな?
前に二人の女性が入口の前に立っていて、その人たちはすぐに中に呼ばれたし、私もその後すぐ2人のお客がお店を出たので、すぐに入ることができた。(回転は良さそう)
こちらも、人気店のようで、常に席は埋まっていた。
中に入ると、こざっぱりした内装で、細長い4人が向かい合って座れるテーブルが2つと、椅子が17,18くらいあるくらい。
入って、一番奥が厨房で、中が良く見えて、男性が一人テキパキと働き、お運びは女性が一人のよう。(ご夫婦?)
おそばメニューの他、お蕎麦屋さんらしく、お酒とおつまみのメニューがあった。
中瓶が500円だから、良心的であり、おつまみのお新香が魅力的。
その他、テーブルに置かれている麺のメニューにも写真が載っていて、わかりやすくて良い感じ。
下の画像の左から三番目の肉せいろが美味しそう。
おそばのメニューは、以前撮影したものを代用。
まだ、暑い気候だったので、冷やし肉南を注文。
私の前に入った人たちは、細いお蕎麦の種物を頼んだようであった。
それが、厨房におそばを茹でる設備が一つしかないのか、私の太い冷やし肉南の方が先に運ばれてきて、運んできた女性が私の先客に謝っていた。
どうも、その前の人が太麺の肉南を頼んでいたので、私の分がその人と一緒に茹でられたよう。
私は、他の角萬については、
竜泉のお店しか行ったことがないので、そことの比較になってしまう。
まず、お肉少な目、太いお蕎麦の切り方はこちらの方が丁寧、しかも固め。(私は、竜泉のお肉多めも嫌いではない)
ざっとした感想だが、竜泉の方がお店が大きく、わかりやすいところにあるからか、人がひっきりなしに入って来る。
確か、お運びの女性も3人くらいだし、厨房の中も複数の人がいて、ひっきりなしのお客に対応して動くからか、何となく、竜泉の方が雑な感じ。
その点、入谷(元四谷三丁目)の方は、厨房もサービスも一人ずつで、ひっきりなしと言っても、お店のキャパが小さいから、竜泉に比べて、丁寧な仕事ができるのかも。
肉が少な目なので、つゆに浮いている脂も少なく、つゆの味、そばの味がじっくり味わえる作り方になっていて、好感が持てるのだが、何せ、お蕎麦が、「これがお蕎麦か」と思うほど、太くて固い。
よ~く噛まなくては食べられないので、よ~く噛むのだが、その上に量も多いから、最後、ギブアップしたくなってしまう。(でも、頑張ったけれど)
本当、最終的な印象は、今まで、竜泉店の冷やし肉南が当然のものと思っていたが、あれは繁盛店の常で、雑に流れやすく、入谷の角萬さんのを食べると、「冷やし肉南を丁寧に作るとこういう感じになるのか」というもの。
汁は常温、葱もお肉も茹でたばかりという感じ。
本当に太いお蕎麦でしょう?最後、あごが疲れてくる。(笑)
こんな太いお蕎麦を食べる習慣がある地域は角萬以外、日本国内どこかあるのか?と思ってしまう。本当に熱い熱くないの違いはあるけれど、ここの太いお蕎麦を噛みしめながら、名古屋の味噌煮込みうどんを思い出していた、あれも、太くて、硬いから。
最後、金属の急須に入った蕎麦湯が出てきたが、この丼に残ったおつゆの濃さを蕎麦湯で薄めたら、どのくらい、そば湯が必要だろう?そして、それを作ったところで、全部飲み干すのは無理と思った。
仕方がないので、どんぶりのおつゆの一か所に集中的にそば湯を入れて、かき混ぜないで(広がらないようにして)二口三口飲んだら、やはり、こちらのつけ汁はすごく美味しかった。
このお店は、冷やし肉南と熱い肉南そばだけが、この太麺で、他のせいろとか種物は、細麺のよう。(勿論、頼めば、せいろ等も太麺で作ってくれるみたいだが)
今度行ったら、細麺を肉せいろで食べてみたい。(他のお客さんに運ばれて来た肉せいろを見たら、肉の入ったつけ汁は熱々そうだった。
本来、こういうお蕎麦は冷たく、汁は熱いタイプは嫌いだが、ここのお蕎麦は硬いので、多分、汁が熱くてもお蕎麦が負けないような気がする)
良いお店でした。
そうそう、このお店を出た後、上野駅の方に行ったので、
先日行った晴々飯店がどのくらい混んでいるか、見ることができたのだが、連休の1時くらいで、30人くらいの列ができていた、こちらはすごい。