人気ブログランキング | 話題のタグを見る

天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw
カレンダー

入谷駅界隈-「角萬」で冷やし肉南

先日の連休中に、土日祝日の昼しか営業していない、場所を確認できた「角萬」に行ってみた、時間は12時半くらいだったかな?
前に二人の女性が入口の前に立っていて、その人たちはすぐに中に呼ばれたし、私もその後すぐ2人のお客がお店を出たので、すぐに入ることができた。(回転は良さそう)
こちらも、人気店のようで、常に席は埋まっていた。

食べログの情報はこちら

入谷駅界隈-「角萬」で冷やし肉南_d0063149_10482999.jpg

中に入ると、こざっぱりした内装で、細長い4人が向かい合って座れるテーブルが2つと、椅子が17,18くらいあるくらい。
入って、一番奥が厨房で、中が良く見えて、男性が一人テキパキと働き、お運びは女性が一人のよう。(ご夫婦?)

おそばメニューの他、お蕎麦屋さんらしく、お酒とおつまみのメニューがあった。
中瓶が500円だから、良心的であり、おつまみのお新香が魅力的。


入谷駅界隈-「角萬」で冷やし肉南_d0063149_10483762.jpg

その他、テーブルに置かれている麺のメニューにも写真が載っていて、わかりやすくて良い感じ。
下の画像の左から三番目の肉せいろが美味しそう。

入谷駅界隈-「角萬」で冷やし肉南_d0063149_10483325.jpg

おそばのメニューは、以前撮影したものを代用。

入谷駅界隈-「角萬」で冷やし肉南_d0063149_12012224.jpg

まだ、暑い気候だったので、冷やし肉南を注文。
私の前に入った人たちは、細いお蕎麦の種物を頼んだようであった。

それが、厨房におそばを茹でる設備が一つしかないのか、私の太い冷やし肉南の方が先に運ばれてきて、運んできた女性が私の先客に謝っていた。
どうも、その前の人が太麺の肉南を頼んでいたので、私の分がその人と一緒に茹でられたよう。

私は、他の角萬については、竜泉のお店しか行ったことがないので、そことの比較になってしまう。
まず、お肉少な目、太いお蕎麦の切り方はこちらの方が丁寧、しかも固め。(私は、竜泉のお肉多めも嫌いではない)

ざっとした感想だが、竜泉の方がお店が大きく、わかりやすいところにあるからか、人がひっきりなしに入って来る。
確か、お運びの女性も3人くらいだし、厨房の中も複数の人がいて、ひっきりなしのお客に対応して動くからか、何となく、竜泉の方が雑な感じ。
その点、入谷(元四谷三丁目)の方は、厨房もサービスも一人ずつで、ひっきりなしと言っても、お店のキャパが小さいから、竜泉に比べて、丁寧な仕事ができるのかも。

肉が少な目なので、つゆに浮いている脂も少なく、つゆの味、そばの味がじっくり味わえる作り方になっていて、好感が持てるのだが、何せ、お蕎麦が、「これがお蕎麦か」と思うほど、太くて固い。
よ~く噛まなくては食べられないので、よ~く噛むのだが、その上に量も多いから、最後、ギブアップしたくなってしまう。(でも、頑張ったけれど)

本当、最終的な印象は、今まで、竜泉店の冷やし肉南が当然のものと思っていたが、あれは繁盛店の常で、雑に流れやすく、入谷の角萬さんのを食べると、「冷やし肉南を丁寧に作るとこういう感じになるのか」というもの。

汁は常温、葱もお肉も茹でたばかりという感じ。


入谷駅界隈-「角萬」で冷やし肉南_d0063149_10484035.jpg

本当に太いお蕎麦でしょう?最後、あごが疲れてくる。(笑)
こんな太いお蕎麦を食べる習慣がある地域は角萬以外、日本国内どこかあるのか?と思ってしまう。
本当に熱い熱くないの違いはあるけれど、ここの太いお蕎麦を噛みしめながら、名古屋の味噌煮込みうどんを思い出していた、あれも、太くて、硬いから。

入谷駅界隈-「角萬」で冷やし肉南_d0063149_11391072.jpg

最後、金属の急須に入った蕎麦湯が出てきたが、この丼に残ったおつゆの濃さを蕎麦湯で薄めたら、どのくらい、そば湯が必要だろう?そして、それを作ったところで、全部飲み干すのは無理と思った。
仕方がないので、どんぶりのおつゆの一か所に集中的にそば湯を入れて、かき混ぜないで(広がらないようにして)二口三口飲んだら、やはり、こちらのつけ汁はすごく美味しかった。

このお店は、冷やし肉南と熱い肉南そばだけが、この太麺で、他のせいろとか種物は、細麺のよう。(勿論、頼めば、せいろ等も太麺で作ってくれるみたいだが)

今度行ったら、細麺を肉せいろで食べてみたい。(他のお客さんに運ばれて来た肉せいろを見たら、肉の入ったつけ汁は熱々そうだった。
本来、こういうお蕎麦は冷たく、汁は熱いタイプは嫌いだが、ここのお蕎麦は硬いので、多分、汁が熱くてもお蕎麦が負けないような気がする)

良いお店でした。

そうそう、このお店を出た後、上野駅の方に行ったので、先日行った晴々飯店がどのくらい混んでいるか、見ることができたのだが、連休の1時くらいで、30人くらいの列ができていた、こちらはすごい。

Commented by 桃猫 at 2017-10-13 21:19 x
こんにちは。四ツ谷時代に一度訪ねたことがあります。なかなか美味しかったのですが、店主と話したなかでは、角萬の数軒とは縁もゆかりもないということでした。たぶん地の利といおうか、なんらかの意図的理由から、そちらへと移った模様。押して知るべし。四谷の前は大久保で開業。
Commented by mw17mw at 2017-10-14 19:24
> 桃猫さん
コメント有難うございます。「角萬」という名前を使い、似たようなお蕎麦を提供しながら、「角萬の数軒とは縁もゆかりもない」という意味が良く分かりません。
う~ん、今のご店主のお父さんか何かがのれん分けしてもらったということかしら?
こちらへの移転はわかる気がします、元、武士が多く住んでいた地域では受け入れてくれる人が少なそうな気がします、やはり、肉体労働者が多い下町だからこそ、あ~いう太いお蕎麦に興味を持ったり、他店と比べることが楽しかったり、このお店の味を好きになったりする人が多いのではないかと思います。
by mw17mw | 2017-10-13 12:05 | 飲食店・菓子店 | Comments(2)