最近、TOMITさんの食べログを拝読したら、家から近所のいかにも大陸系という感じの外装でオープンした「蘭氏食苑」というお店について、結構良い評価に読めたのだ。その記事を辿って、食べログのこのお店のページを見たら、出挙さんも褒めている本格的上海料理のお店のようなので、行ってみたくなって、ちょうど、お昼に浅草橋方面に行く用があったので、平日1時過ぎに入ってみた。
私はそもそも、最近よく見る、写真を大きくプリントアウトした看板の新しい中華料理屋は、どうみても、大陸系というか、中国人の人が開いたお店に見えるし、中国人だったら、皆中華料理を上手に作れるのかというと、そんなことはないと思って、全然近寄っていない。(それは、インド人によるカレー屋さんも同じ)
このお店は、食べログによると、6月30日にオープンしたばかりとのこと、場所もお店もわかっていたが、入る気は0であった。でも、今回は、お二人の方の推薦があったので、「美味しかったら、めっけもの」と行ってみようという気になった。
確かに、お店の看板に「本格上海料理」と書いてある。
しかし、ランチメニューを見ると、日式中華メニューや中華ではないメニューもあるみたい。ま~ね、こんなに人通りの多くない場所にお店を開くのだから、こういうこともしないと、成り立たないというのも良くわかる。
中に入ると、男女二人で切り盛りしているお店のよう、先客は、一人客1、二人客1であったが、結構広いお店。
私は、ランチの9番の「本格上海ねぎソースかけ麺セット」を選んで、具は、TOMITさんの真似をして、押し豆腐に決めた。
程なくして出てきたのが下の画像。
麺にソースを良く和えてと言われて和えて食べたのだが、何ていうのだろう、ソースも麺も、変に生ぬるい。
不味いこともないのだけれど、もしかして、この料理、作り置きなのかも知れないと思った。
こういう和え麺は、昔むかし、どこかで食べた経験があると思うのだが、もっと美味しく、もっと素直に感激した料理だったと思うのだが、今回「もしかして、作り置き?」と最初に頭に浮かんでしまう出来であったのは、残念。
炒飯も作り置きのものだろうけれど、結構美味しく食べられた。
一番美味しかったのは、押し豆腐の煮物、辛過ぎず美味しかった。(杏仁豆腐とお漬物は普通、スープは結構美味しかったかも)
この上海ねぎソースかけ麺も、炒飯も、押し豆腐も、全て、中華醤油の辛過ぎない味の美味しさではないかと思った。
(あ、そうそう、食べログでは「味精不要」とお願いした人の話が出ていたが、私はそう伝えるのを忘れた、でも、そう言わなくても、味精はほのかにしか使わないようなので、助かった。)
これで750円は、リーズナブルかも知れないが、ね~、作り置きはちょっとね~。
最後、お金を払うときに、お店の人に、「ねぎソースかけ麺って、いつも、生ぬるい?」と聞いたら、「普通、生ぬるいよ」との答えが返って来た。
何だかな~、本当かな?
出挙さんやTOMITさんの食べログでのコメントで、ランチを食べに来るお客が増えて、それまで、注文を受けてから作っていたランチのうち、人気が出たねぎソースかけ麺だけ、作り置きにしてしまったのかも知れない。(何せ、厨房1人、配膳1人のお店だから)
別に不味くはないけれど、また、同じものを食べに来たいとは思わない。
せっかく、実力派の人たちが開いたお店だけれど、TOMITさんのコメントの中にある通り、「アラカルトでオススメの上海料理を食べるのが一番かも」という意見に頷いてしまう。
このねぎソースかけ麺も、夜、単品で注文したら、違う出来かもしれない。