私はささげのお赤飯が好きで、ずっと以前から、萬藤さんの暮れのバーゲンの時に、ささげをもとめて、常に常備してあるのだが、予定通りに作る気が起きないときもある。
ということで、「収穫時期2012年8月 賞味期限2015年7月」という、中途半端に使い残したささげがずっと残っていたのだ。
で、今回のお盆休みは暇だったので、初日に1kgのもち米を買って来て、どうにかお赤飯を作って食べてしまおうと計画した。
そのささげはどう見ても、縮んでいるというか、やはり、放置時間相応に水分が抜けて固くなっている感じ。
私の古いレシピを見ると、ささげは、「お湯に浸けて10分、アクを取ってから、お水とともに圧力なべに入れて、圧5分、放置7分」と書いてあったので、一回目は、その2倍の時間「お湯に20分でアクを取り、圧10分 放置14分」で柔らかくしてみた。
そうしたら、ちょっと柔らか過ぎたので、二度目は、「お湯に浸ける時間は20分、圧7分30秒 放置10分30秒」でやってみたが、それでも柔らか過ぎるような気がした。
今日、最後の残りで、「お湯に浸ける時間は20分、圧6分30秒 放置8分30秒」でやってみたが、こんなものかな?もしくは、いつもと同じ圧5分放置7分でも良かったかもという感じ。
で、出来上がったお赤飯なのだが、失敗することなくできたのだが、やはり、賞味期限内のささげを使った場合に比べて、何ていうか、香りとか風味が飛んでいるような気がした。
最近気に入っている越後家さんのお赤飯のおにぎりの方がぷ~んとささげの良い香りがするような気がした。
一度目に上手にできるようであったら、お友達と会う予定があったので、お赤飯を作って行っておみやげにしようと思ったのだけれど、う~ん、普通に美味しいけれど、特段美味しいというほどではないと判断、やめておいた。
でもね、流石、ささげは煮てもお腹の皮が割れないことで、江戸幕府の武士に気に入られたことだけあって、通常の二倍の時間をかけて圧力なべで煮ても、全く、皮が割れなかった、これはすごい。
今までだって、黒豆とか小豆の賞味期限切れを茹でた経験はあるが、黒豆はずるっと表の皮が全部剥けてしまったし、小豆も煮崩れが激しくて、こしあんにしたり、粒あんの場合は、茹でる時間を少なくしたような気がする。(皮が浮いてしまうので、お汁粉には向かないような覚えがあるが、昔のことなので、良く覚えていない)
それが、ささげは、柔らかくなるのに、皮が破れないなんて、何て優秀な豆なのだろうと感激。
ま、それでも、風味は古い分、少し飛んでいるが、全て使い切ることができて、良かった。
それにしても、私は本当にお赤飯が好きでこの1週間で、3回1kgのもち米でお赤飯を作り、二度ばかり弟に少し分けたが、それ以外は全部自分で食べた。
<明宝ハム>
お赤飯をお盆休みに炊くにあたり、ぶりの焼き物なぞがいいかなとぶりを買って来て冷凍させておいたのだが、偶然その時期にCHABARAに行ったら、いつも売り切れの
明宝ハムがあったのだ、千円以上するけれど、ま、話のタネに買ってきた。(と書いたが、その後行っても切れないで並んでいたから、今は人気で売り切れ続出はないかも知れない)
360gで、税抜き1050円、100gに直せば、そんなに高くないかも。
何でもプレスハムの一種とのこと、「昔懐かしい味」と言われるけれど、味見すると、私には新しい味。
原材料を見ると、豚肉の塊が主原料で、つなぎというところにも豚肉と書いてある。
ロースハムなぞは、豚肉の塊だけでハムを作るけれど、こちらのハムは、ゴロゴロとした多数の肉の塊を何らかのつなぎでまとめてハムにするのかな?
で、この薄切りが、お赤飯を電子レンジでチンした後、少量の油で両面焼いて、ゴマ塩をかけたお赤飯にとっても合ったのだ。
で、面倒なので、鰤は冷凍したままで、お赤飯を食べるときは明宝ハムを薄切りして、一緒に軽くフライパンで温めて食べることになってしまった。
明宝ハムはその他、トーストした食パンにマヨネーズとレタスと一緒に食べてみたが、断然、お赤飯に合うような気がした。
ハムと言いながら、味つけが和風?だから、人気があるのかな?
幕ノ内弁当とか駅弁に一切れ入っていても違和感のない味。