いきなりステーキ、行ってみたかったのだけれど、何となく出遅れていた。
でもね、先日、
浜町の富士屋さんで安くて美味しいステーキを食べた時、品川Iさんが、「いきなりステーキ以外でもこんなに安価にステーキを出すお店があるなんて」とか言われて、「そうか、もし、いきなりステーキが富士屋さんと同じくらいの価格で同じくらいの美味しさだったらいいな」と思ったのだ。
で、品川Iさんから、富士屋と比べるためには、「ランチサービスのワイルドステーキは、サービス用の安い肉だから、もし、富士屋と比べるのなら、g単位で切ってもらうステーキにした方が良い」ということと「いきなりステーキのステーキは白いご飯と合わない、合わせるのなら赤ワイン」と教えてくださった。
家の近所だと、
浅草雷門店があって、平日に様子を見に行ったのだけれど、店の外に5人くらい並んでいたので、諦めた。
で、私が富士屋と比べるために食べるのは、富士屋さんで食べた牛肉は「国産」とか「和牛」とかメニューに書いてなかったので、多分オーストラリア産か何かのサーロインステーキかなと思って、それに近い豪州産リブロースを200g食べることにした。
食べに行ったのが、日曜日だったので、ランチメニューがなく、牛肉の種類と重さを指定して、好みの焼き加減で焼いてくれて、席に運んでくるシステムのようだ。(切ってくれる牛肉は3種類しかなく、最後のものが豪州産と書いてあったと思うので、それを頼んだ。)
このお店は、基本立ち食いではないのか、まず、真ん中に仕切りがあって、仕切りの両側に人が座れるカウンターの椅子席に案内されてから、荷物を置いて、メニューを見てから、肉を切り出してくれるところに行くようにいわれた。
それで、「豪州産リブロース200g」でと言ったら、切ってくれたのだが、30gくらいオーバー、それでいいか聞かれて、余り良い顔をしなかったみたいで、切り出してくれる人がでは削りますからと、200g弱にしてくれた。
そうして、焼き加減は、先方が「レアをお勧めします」と言って来た。
そうだ、このお店は、じゅうじゅうに焼かれた鉄板に乗せてステーキを出してくれるから、食べている間にも火が通るから、レアを勧めるのだなというのはわかったけれど、な~んとなく、先方の言うなりになるのも気が進まなく、「ミディアムレアで」と頼んでしまった。
その時もう2時半くらいだったので、私以外の注文は入っていない状態だったようで、数分で出てきた(と思う)。
付け合わせは、コーンと玉ねぎの薄切り。(玉ねぎなぞ、お客に運ばれたときから火が入るという感じ)
食べてみると、別にこれと行って欠点は感じられないお肉で、1600円くらいで、このくらいの量、このくらいの質だったら、やはり、リーズナブルかなと思ったのだ。(でも、筋っぽいところを2か所くらい感じた、でも、2か所なら、安いお肉としては許容範囲?)
食べながら、確か、富士屋さんは、1900円くらいで、いきなりの200g弱のステーキより大きかったし、厚かったから、あれは300gあったのかな?という感想が頭に浮かんだし、味も富士屋のお肉の方が断然魅力的だったことを思い出した。
富士屋対いきなりでは、富士屋の圧勝!というのが私の感想。
最初出て来た時のお肉の火の通りかげんは、下の画像。(ミディアムレアで注文)
当然だが、食べているうちに、熱々の鉄板の上に乗っているから、どんどん火が入っていき、下の画像くらいの火の通り加減になる。
ま、いきなりステーキのランチ用ではない国産ではないお肉の味は、富士屋さんと比べなければ、まあまあ食べられるグレードではあるとは思った。
後、このお店、私は初めてだったけれど、テーブルの上のものとか、説明を受けなかったのだ。
というか、見ればわかると思ったのだけれど、サラダのドレッシングとか、ステーキソースとか、わかりやすく名前を書いて並べてあったので、わかったような気がして、サービスの人に一々聞かなかったのだが、実は、ステーキソースには2種類あって、わかりやすくポリ容器に名前を書いてあるステーキソースはそうは書いていないが、実は甘口、辛口は、通常は、お茶やお水に使うステンレス製の魔法瓶のサーバーに名前も書かないで入っていたのだ。
私はそれを聞いていなかったので、お水を相当飲んでしまったときに、テーブルにそのサーバーがあったので、お水のコップにそのサーバーから注いだら、真っ茶色の熱い液体が沢山出てきてびっくり。
サービスのお姉さんに「お水かと思って注いだら、茶色いものが出てきた」と伝えたら、その汚れたコップを下げて、新しいお水を持って来た上で「これは、甘くないステーキ用のソースです」と教えてくれた。
でも、その容器にそんなことは書いていなかったし、説明も受けていないし、こういうところ、丁寧ではないなと思った。
少し、ステーキソースと書いてあったソースをかけて食べたら、甘くてすぐに嫌になった。
辛口のソースがあるとは思わないので、醤油があって、それをかけて食べていた。
行く前にいきなりステーキの感想をネットで読んでから出かけたのだが、品川Iさんと同じように、「いきなりステーキのステーキは、白いご飯と合わない」という意見が結構あった。
その中に、お勧めの白いご飯の食べ方というのもあった。(今となってはどこに書いてあったか見つからないのだが)
私もその観点で、ステーキを食べていたのだが、幼い頃、良く父親が作ってくれたステーキご飯(そういう名前ではなかったけれど)を思い出して、白いご飯を白いご飯としてではなく、ソースで食べれば食べられるのではと思った。
我が家の子供の頃親が出してくれたお肉は、ステーキとは今の時代のそれと比べれば、名ばかりで、とても薄いもので、両面焼いて、焼き汁に、醤油やウスターソース、粉チーズなぞを入れてステーキソースを作る。
焼いたステーキは、5mmから1cmくらいの幅に細長く切る。
熱々の白いご飯をお皿に乗せたら、その細いステーキを何本か白いご飯のてっぺんに乗せて、その上からステーキソースをかけて、食べるのだ。(一枚のお肉で、兄弟3人なら、3人で均等にお肉を分けて食べた)
最初からご飯にはソース味が絡まり、その味で食べて、時々、細長いお肉を大切に食べていく食べ方。
きっと、昔のことだし、そういう時に焼かれたお肉は、赤身のお肉だったと思う。
これをいきなりステーキで真似るとしたら、何だろう最初から、じゅうじゅう言いながら運ばれた鉄板の上のものを横に除けて、ご飯を鉄板の上に乗せて、ステーキソースをかけてじゅうじゅうさせながら混ぜて食べる感じだろうか?
今度、また行くことがあったら、実行してみたい。(笑)
品川Iさんに、ご飯代わりに赤ワインが良いのではとアドバイスを受けたが、いきなりステーキのワインは、グラスで400円もするのだ。
ということで思い出したのは、サイゼリヤ、最近全く行かなくなったけれど、あのお店も確か1種類だけステーキがある、税別999円で、メニューに一枚肉ですと書いてあるところが可愛い。
サイゼリヤなら、グラスワインが100円だし、今度、久々サイゼリヤで食べてみたい。
ただね、サイゼリヤは、厨房で働くアルバイトの人が日によって変わるのか、焼き加減なぞが一定ではないところが欠点。