皆様は、魚の皮、食べられますか?
以下、画像的には美味しくなさそうなのですが、実はすごく美味しかったので紹介します。
私は結構皮の見た目がだめで、鮭の皮やぶりの皮なぞ、厚いものは殆ど手を付けずに残してしまう。
でも、最近、煮てあるものは食べるかな、焼いたものはやはり苦手。
味がどうのというより、見た目、食べたいと思わせてくれないその見てくれだけで、だめ。
でも、少しは大人になって、食べた食感が悪いとか味が悪いというわけではないことがわかって、最近は、なるべく、食べようと努力はしている。
鮭の皮なぞ、幼いときから、父親が「良く焼いてお茶漬けにすると、こんな美味しいものはない」とか、沢山宣伝していたけれど、苦手意識が先に立ち、手を付けなかった。
それはずっとずっと続いて今までに至るのだけれど、数日前、最近贔屓の魚弥太さんで、鮭のあらがあったのだ。(どう考えても、切り身で買うより、あらで買ったほうが安いから)
で、その時のあらは、大きなかま2つと尻尾の方のお肉が一つだったかな?
私は、かまでも切り身でも何でも、フライパンにシートを敷いて焼いてしまうのだけれど、かまは曲がっているから、うまく焼けっこない。
でもね、ある程度、かまに火を入れると、真ん中くらいの骨が外れやすくなって、きれいなまま、二つに分かれてくれるので、二つに分かれてから、更にじっくり焼いたり、ひっくり返してまたじっくり焼いたりするのだ。
今回のかまは、今まで買ったかまの中で最大級だったので、両面、こんがり焼いたのだ。
そうしたら、ずいぶん、鮭から脂が出てきて、まるで、鮭の表面を揚げるような感じになって、皮が良い感じで揚げられたのだ。
その切れ端を食べてみると、やはり、美味しい!
鯵なぞは中骨でおせんべいができるけれど、鮭の皮もこんがり揚げれば、おせんべいになるという感じ。
「うわ~、鮭の皮って、こんなに美味しいものだったの!今まで勿体なかった」と反省するくらい美味しかった。
思わず、既に焼いた鮭の身にくっつている生半可にしか焼けていない皮を集めて、フライパンの中の熱い鮭の油の中に戻して、しっかり、パリパリになるまで焼いた。
これを、どうやって食べれば美味しいのか?
我が父のように、お茶漬けかしらと思って、お茶漬けの中に入れてみたけれど、時間が経ってしまうと、鮭の皮のパリパリ感がどうしてもなくなってしまう。(ずっとバリバリでいてくれる皮もなかったわけではないけれど、ほんの一部)
だったら、おにぎりの具用にほぐした鮭の身の中に、パリパリの皮を粗みじんに切って混ぜて保存したらどうだろう、そうしたら、時々、パリパリとした部分が味わえるかもと思ったけれど、そうはうまく行かなかったし、冷蔵庫に入れておくだけで、鮭の皮のパリパリは時間が経つと柔らかく戻ってしまう。
ということで、鮭の皮をパリパリに焼いた鮭の皮せんべいはすごく美味しいことはわかったけれど、その活かし方が今のところ、わかっていない、残念。
やはり、出来立てをその場で食べるということかしらね?