1か月くらい前だか、広島Iさんから、「テレビで、
蓮田市の清龍酒造の
蔵元見学を見たら、とても楽しそうだったけれど、行かない?」と誘ってくださったのだ。
蔵元見学、願ってもない、商売柄、どこかで酒造見学に行きたかったこともあるし、参加費三千円で、料理と飲み放題でその後楽しい宴会が用意されているらしい。
知識はそれくらい、清龍酒造の蔵元見学のスケジュール表を見たら、ちょうど行きたい日がまだ募集中だったので、電話して予約した。
それにしても清龍酒造って、聞いたことがないと思ったら、問屋や小売店には卸さず、殆ど、居酒屋さんや酒場に直売している蔵元なのだって。
それにしても、蓮田市って、名前は知っているけれど、どこにあるの?
どうやって行くかは、蓮田までは簡単、乗換案内で必要事項を入力すると、行き方が出てくる。
実際電車に乗ってみると、蓮田の一つ前の駅までは都会というか家やビルが混みあっていたのだけれど、その後、蓮田に近づくにつれて、広々としてきた印象があった、高い建物が少ないのだ。
そうして、一番の特徴は、山が全然見えず、関東平野のど真ん中なのだろうか、ずっと平地が続いている感じ?
宇都宮線の蓮田駅で降りて、西口に出てみると、駅前に、5階建て以上の建物がなく、のんびりした雰囲気、商店も見えなかった。
蓮田駅から清龍酒造まで、HPのアクセス案内によると、「朝日バス 西口バス停より約5分、下閏戸バス停下車」とのこと。
仕方がないから、「蓮田駅 バス」でググったら、朝日バスの時刻表が出てきて、それによると、西口には、停留所が一つしかないようだった。
そこから、色々な行先のバスが出ているみたいだけれど、全て、清龍酒造の最寄りの停留所である「下閏戸」を通るのかもと思って、それ以上追求しなかった。
それにしても「下閏戸」という漢字の読み方がわからない。
真ん中の門がまえに「王」って初めて見た気がした。
広島Iさんとの待ち合わせ時間まで余裕があったので、西口の停留所の路線図を見たら、予想通り、行先は色々あったが、その全てのバスが「下閏戸」を通ることがわかった。
そうして、ちょうどバスが来たので、そのことをバスの運転手さんに確認したうえ、(地図を見てもらって)「下閏戸って、何て読むのですか?」と聞いたら、「しもるいど」と答えたように聞こえた。
でも、うちに帰って調べたら、閏という漢字を、MSIMEの手書き検索で検索したら、出てきて、「うるう、ジュン、ニン」と読む漢字らしい、ということがわかり、運転手さんは、「しもうるうど」と教えてくれたのかも知れない。←その後、蓮田市の郵便番号のところで、そう読むことを確認。(そうか、「潤う(うるおう)」という漢字のつくりね。)
また、閏で引いたら、閏年って出てきた、あ~、見たことがない漢字ではなかったのだ、閏年という漢字を見れば、反射的に「うるうどし」と読めるけれど、自分から、閏年という漢字を書いたことがない気がする。(あったとしても、PCで変換された通りという認識)
これから、清龍酒造にいらっしゃる方は、バスは簡単、西口の一つしかない停留所に停まるバスに乗って、10分か、15分すれば、「下閏戸」に到着。
下の画像は、バスを降りたところの景色、真っすぐで背の高い木々が茂り、地べたには野の花が咲き、とてもきれいなところであった。
着いた途端、そうだ、道路の反対側に行って、帰りのバスの時刻表の写真を撮っておくこと思いついた。(でも、10分とか20分に一本来るので、その必要はないかも)
そこから、5分も歩かないで、右側を見ていると、清龍酒造さんの看板が目に入ってきた。
さて、話を2日前に戻すと、清龍酒造さんから、出席の確認の電話があり、「当日は、何でも、当日バンドが入ったりとても賑やかな宴会になりますが、良いですか?」とのこと。
別に問題はありませんと答え、終了予定時刻を聞いたら、3時半とのこと。
また、何でもキャンセルするなら、2日前なら無料、明日から有料ですとのこと。
バンドが入って、音楽でも聞きながらお酒飲むのかしら?なんて思った私は、古い人間であった、実際に宴会が始まったら、私の想像を超える楽しい宴会であった。(笑)
土日の蔵元見学会は、12時から受付、12時半スタートで1時間くらい、工場見学で、その後、生バンド付きの飲み会であったが、とても楽しく、テレビで取り上げられたり、リピーター率が高い催し物として有名らしいが、実際に参加して、納得したし、学ぶべきことが多かった。
何というのだろう、そもそも、蔵元見学会なる言葉で正しいのだろうけれど、この清龍酒造さんは、蔵元であるだけでなく、都内に8店舗「清龍」という居酒屋を直営で経営し、直営でない居酒屋も含めて、18店舗(だったかな?)の居酒屋にお酒をおろしているのだって。
ということで、この蔵元さんは、お酒を造る以外に、居酒屋の経営ノウハウがある会社さんだったのだ。
(そうだよね、ただ、蔵元だけのノウハウだったら、宴会までセットする日帰りツアーを企画するのは無理だと思う。)
そうそう、実際に着いた清流酒造さんは、広い敷地の真ん中が駐車場で、それを囲むように、酒造り工場の他、清水亭という居酒屋、こちらのお酒を売る販売所なぞがあって、立派。
確か、こういう居酒屋も経営している蔵元さんは、ここだけと聞いた覚えがあるのだが、今となっては不確か。
でも、関東近県では、この清龍さんだけのよう。
だから、ここの居酒屋におけるノウハウは、とても進んでいると思った、日本酒をしみじみ飲むという感じではなく、会社帰りに一杯飲んで人を楽しませ、疲れを飛ばして、明日も元気に働こうという気にさせる日本酒を主体とした居酒屋のノウハウがきちんと蓄積されていると思った。
昔でいう大衆酒場、今でいう居酒屋、普通の庶民とお酒の付き合い方を熟知し、若い世代にそれを組織として伝えて行っている会社という印象を受けた。(日本酒の蔵元とか、美味しい日本酒というと、地酒で、本当にお酒の好きな人はおつまみは不要とかいうけれど、そういう味わい方と真反対の、大勢でワイワイ楽しむタイプの日本酒の飲み方のノウハウがあると思った)
ということで、明日は、工場見学、明後日からは、宴会の様子を報告したい。