今回、
carissima(カリッシマ カリッスィマ) にどうして行くことになったかを説明すると長くなるし、本筋に関係ないので省略。
ずっと行きたかったcarissimaに行けたのは、行きたいと思い出してから、何年だろう?
carissimaが、同じ場所で違う店名で営業し出した時からだから、相当長い。
でもね、浅草界隈のイタリアンナンバーワンとずっと言われていたし、本当に行きたかったけれど、一人で行く勇気がなかった。
また、三年前、新年会に使おうと思ったのに、ちょうどその日は、お店のご夫婦のお子さんの受験のため休む予定とのことで、行けなかったのだ。
で、今回は、ちょっとした事情で、一人で予約して、確実に行けたのだ。
感想としては、やはり、両巨頭(?)が褒めるだけのことはある、素晴らしいお店だと思った。
場所は、雷門の隣の路地を入ってちょっと行ったところ、雷門通りのちんやの裏と向かい側になる。
人通りが少なくて静かな路地にあって、「え、こんなところに、こんな素敵なお店が?」という感じ。
ランチは、AとBがあり、構成は同じで、前菜とパスタにデザート、コーヒーがエスプレッソ。
違いは、Aが乾麺パスタで、Bが自家製パスタ。
お値段は、Aが税込み1500円、Bが2200円。
それに足りなかったら、魚料理や魚料理を頼むことができる。(税込み1760円)
でも、マダムさんのいうことには、普通女性だったら、最初のコースだけでお腹いっぱいになるとのこと。
さ~て、パスタは、いつも食べログでTOMITさんが「ショートパスタが絶品、都内最高」と書いているのを読んでいて、ずっと食べたかったので、自家製とした。
でも、マダムの言うことには、我が店では、乾麺もファンが多くて、乾麺が好きな人は乾麺しか取らないとのこと、要はどちらが好みかという問題だけとのこと。
そう言われてみれば、私は余り自家製パスタが好きではないというか、美味しい自家製パスタに余り当たった覚えがないのだ。
ま~、どちらかというと、乾麺の方がどのお店で食べても外れが少ないと思っている。
AとBは、乾麺か自家製パスタかの違いの他、その日のソースが違っていて、Aの乾麺は確か子羊のラグーだったかな?自家製パスタはきのこのクリームソース。
ということで、自家製ショートパスタを選択して、ランチスタート。
最初に前菜が運ばれて来た。
のれそれという小さな魚を並べて粉のパルミジャーノレッジャーノをかけて焼いたもの、ブロッコリーやカリフラワーのマヨネーズ和えのサラダ、生ハムの3つ。
乗れそれのパルミジャーノを衣にして焼いたものは、美味しい・不味いの前に、その技術力に脱帽。
シラスをちょっと大きくしたような細長い魚を並べて両面にパルミジャーノを振って、きれいに焼いてあるのだ、とても、神経を使わないと焼けないもの。
サラダは、ブロッコリーやカリフラワーの固茹で加減も素晴らしく美味しい。
生ハムも上質で、薄さが良かった。
前菜はワインを飲みたくなる塩加減。(もちろん、パンも本当に美味しかった。)
次に出てきたのが、やはり、桃猫さんのところのランチと同じ。ガルガネッリのキノコたっぷりなクリームソースというもので、自家製パスタは噛み応えもあるし、小麦粉の美味しさもあり、ソースはきのこの味と香りがぷんぷんしてとても美味しかった。
塩分はオードブルは結構きつめであったが、パスタの方は穏やか、最後まで飽きずに食べられた。
デザートは、かぼちゃのプリンに、ミルクのアイスクリームかな?
<アイスクリームが、いかにもイタリアンジェラートという感じのアイスで美味しかった。
<
最後、エスプレッソの量を聞くと、2口3口程度とのことだったので、普通のコーヒーを頼んだら、私の好きな泡立ちコーヒーがたっぷりの量で出てきたので、嬉しかった。
何ていうのだろう、どの料理も全て材料が吟味され、全ての料理に適切な神経が使われ、丁寧に作られているのがわかるお店。
そうして、ご主人が厨房で、サービスは奥さんなのだが、この方が頭脳も動きもテキパキしていて、明るくてチャーミング。
また、お店は、雷門に向かって、左の路地を少し行ったところなのだが、雷門の賑わいが嘘のような静かな環境、茶色で統一された、落ち着いた店内で、それはそれで、魅力的。
ま~、難しいところは、浅草外の友人を案内するとしたら、浅草らしい和食関係や洋食関係になってしまい、フレンチやイタリアンの良いお店があっても案内しにくいのだが、もし、浅草に来て、「美味しい、丁寧な料理を食べたい」と思ったら、そうして、それが浅草らしくはないイタリアンでも良いとなったら、このお店は絶対のお勧め。
何でも、このお店は一人で来るお客さんが多いとのこと、遠慮せず、一人でも来てくださいとのことだったので、今度は、乾麺食べに来るからねと言い残して、お店を出た。