加賀守岡屋の焼きいなり

マルゼンカフェでの食事を終えた後、自転車で来ていたので、銀座一丁目の「いしかわ百万石物語 江戸本店」に向かって、このブログでDDさんが教えてくださった「加賀の焼きいなり」の冷凍を買いに行った。
1Fでは全然取り扱っていないけれど、地下には大きな冷凍ケースに焼きおにぎりが種類別にこれでもかと並んでいる。
種類も5種類栗あるみたい。
d0063149_21423669.jpg
しかし、びっくりしたのは、その値段。
一つのおいなりさんが、何と、393円、それって、ケーキの値段じゃない?
おいなりさんとして、古い言葉で分を守れば、そんな値段はつけられない筈...急に旧式な身分制度が頭に浮かぶ。(笑)
(和菓子よりお団子は安くなくてはいけないし、おいなりさんは、ケーキより安くなくてはいけないというのが、私の昔からの価値観)

でも、ま、物は試し、DDさんが価値観が覆ると言っていたし、とにかく買ってみようと思った。
で、店員さんに売れ筋を聞くと「鶏ごほう」と「ホタテ」と言っていたので、その二つをお買い上げ。

家に戻って、もらって来たパンフレットの通り、電子レンジでチンしてから、焼き目をつけるためにオーブントースターで加熱して出来上がり。
d0063149_21424029.jpg
食べてみる、中に味付けした酢飯が入っているし、その量が決して少ないわけではないけれど、やはり、油揚げの存在感がすごく、ご飯が分厚い油揚げの味の友とか、ご飯が添え物みたいな感じ。
d0063149_21424318.jpg
北陸地方特有と思われる分厚い油揚げのお豆腐の部分は上手に煮てあり、味がついている。
焼き目をつけた外側はバリバリだし、お豆腐は柔らかだし、食べていて楽しい。

う~ん、でも美味しいかというと、美味しいのだけれど、私にとって、これはおいなりさんではないような気がしている。
美味しい厚揚げっぽい油揚げの美味しい食べ方という感じか?
何だか、自分のお腹が油揚げでお腹がいっぱいになることに、違和感を感じるかな?
分厚い油揚げの魅力的な食べ方を開発したことには間違いない、でも、やはり、新型いなり寿司だと思う。

先程も紹介した守岡屋さんのHPによると、このいなり寿司は、古くからの北陸地方のいなり寿司というわけではなく、白山麓・旧白峰村にある美味しい堅豆腐で知られる山下ミツ商店に、守岡屋さん向けの油揚げを作ってもらい、このおいなりさんを開発したそうな。(あ、そんなこと、マツコの知らない世界で言っていたことを思い出した)

そうでしょうね、こんな高いおいなりさんを一般家庭で作るわけないのだ。
この焼きいなりは、北陸地方の美味しいお豆腐を生かしてはいることが最近地元のものとして新たに誕生した背景なわけで、決して、昔からのこの地方の人々に共通の料理ではなく、守岡屋さんが開発したものなのだ。
と考えると、この加賀の守岡屋さんの界隈の一般家庭では、作るおいなりさんは、ほかの地方のものと違わないかもとも思うし、北陸の油揚げは分厚いから、ごく普通の家庭のおいなりさんも、実は守岡屋さんのものに近いかもと、興味津々。

(先日、北千住を、下関出身のハゲさんと歩いていた時、商店街には甘いもの屋さんが沢山あって、そこには必ずおいなりさんとかお団子が並んでいるので、北千住ではどんなおいなりさんを食べているか簡単に見ることができた。しかし、ハゲさんの話では、例えば、下関の街中に、おいなりさんを売っているお店なぞないのだって。そうなると、その地方のいなり寿司がどんなものかは、家庭の中に留まっていて、外からわかりにくい、ということになる。)

ま、美味しいことは美味しいけれど、高いし、私はリピートしないと思う。(一度は食べる価値あると思う)

[PR]

by mw17mw | 2017-02-17 21:45 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)