北千住界隈フラフラ2016秋-「千住神社」と「元やっちゃば 問屋跡」

千住神社は、千住七福神巡りで、連れて行ってもらった神社で、私は二回目。
ここの歴史はとても古く、しかも敷地の広い神社、その上、江戸時代のお神輿や富士塚があって、気に入ってしまった。
例えば、日本国中に名前が知れ渡っている神社は敷地も広いけれど、私が知っている近隣の神社って、皆狭いのだ、それが、この千住神社だけ、悠々として大きくて、素敵。
比較的駅からも歩いて行ける距離だったので、案内。(前回、行った記事はこちら 、江戸時代のお神輿の画像が載っております)
d0063149_11350992.jpg
北千住は、戦災に遭わなかったから、古いものが多いのかと思っていたが、この由緒の最後の方に、この神社の社は、第二次世界大戦の空襲で焼失してしまい、今の社は戦後の建て替えと書いてあるとのこと。
それでも、江戸時代や明治時代のお神輿が残っているということは、きっと北千住は関東大震災の被害は少なかった地域なのだろう、そうして、お神輿は、きっとどこかに疎開させていたから残ったのかも。(鳥越神社のお神輿は、江戸時代からのものは、関東大震災で焼失、昭和の初めに作ったお神輿は、太平洋戦争の時、疎開させていたから無事だったそうなので、きっとここもそうなのだと思う)

また、この日、お庭を掃除していた中高年の女性の人に、「今日はお神輿が見られますか?」と聞いたら、その人は、この神社の先代の神主さんの奥様(現神主さんのお母さん)とのことで、とても親切に色々教えてくださった。
何でも、お神輿は、毎月1日と15日だけ蔵を開けているとのこと、ただ、この日は、近所の人たちがこの神社で防火訓練を行っていたり、七五三のお参りの人が多いので、その日は拝観できるようにしてあるとのこと、ラッキー。
何でも、江戸時代(1863年制作)のお神輿は5年に一度しか出ないとのこと、昨年、実際に担がれたとのことだが、担ぎ手の希望者が多くて抽選だったとのこと。(見たかった~、次は後4年後とのこと)
毎年のお祭りに明治時代のお神輿(1885年制作)は出ているとのこと。
(江戸のお神輿と明治のお神輿は、22年しか離れていない。以前は、江戸時代のものがすごいかなと思ったが、明治初期中期に作られたお神輿って、もしかして、明治工芸の作品だから、劣らないかもね)

この神主さんのお母さんは、とても親切で感じが良く色々教えてくださって、巡り合えてラッキーであった。

d0063149_11351375.jpg

この神社の狛犬は、子連れタイプ、これは古いものだと思う。
d0063149_11353305.jpg
狛犬の他、なぜか一対の狐の像が飾ってある、意味はよくわからないが、躍動的なきつねさんが素敵。
(あ、そうか、この神社では、きっと稲荷神も祀られているのか)

d0063149_11353741.jpg
この神社広々していてとても気持ちがよいので、散歩コースにお勧め。

<元やっちゃば 問屋跡>
その後、日光街道を渡って、千住の市場近くにある「元やっちゃば 問屋跡」へ。
そこは、現在の家の前に「江戸時代は何屋さんがあったか」という立札が立っている通り。
ざっと見た後、その問屋跡通りにある「千住歴史プチテラス」に入ってみた。
中に説明員らしきおじいさんがいらして、昔のことを色々教えてくださった。(他の客は0)
d0063149_11354709.jpg
表から見る蔵の白い色がまぶしいし、きれいなので、この建物は、最近、作ったものかと思っていた。(もうちょっと昔風に改修すればよいのにね)
今回、中に入るのは初めてなのだけれど、入ってすぐ右手に、箪笥階段があったのだ。
箪笥階段は、我が母の実家とか、新潟県の村上市の昔の町屋でしか見たことがなく、東京都内で見るのは初めてであったので、「箪笥階段がある!」とか驚いたら、その説明員の方が、「この蔵は、本物の蔵の移築」と教えてくれた。
それも、午前中に宿場町通りで見た横山家住宅のものとのこと。
何でも、横山家には蔵が二つあったので、その一つを足立区に寄贈してくれたものをここに移築して、ギャラリーとして使っているらしい。
(でも、余りに修繕が行き届いているので、午前中に見た横山家のものとは思えない。それより相当最近の物に見えるように修繕されているところが残念)
その説明員の方は最初元やっちゃばの説明だけだったが、横山家についても詳しく、色々説明してくださった。
d0063149_11355374.jpg
梁も立派なお蔵(頭上を見るとようやく年月を感じることのできる木材があった)。
何でも、横山家というのは、紙漉き問屋で、今でいうトイレットペーパーの問屋さんだったそうだ。
紙漉きは、北千住より郊外の西新井などの農家の良い副業で、横山さんはそれを集めて、江戸方面に売っていた問屋さんだったそうだが、大正の終わりか、昭和の初めには機械の紙漉きが主流になり、段々商売が傾いていったそう。
d0063149_11360037.jpg
ここを見終わって、北千住駅に戻るのも面倒だったので、浅草田原町行きの都バスに乗って帰って来た。

北千住、街歩きする町として、私のお気に入りの町。
今回は、偶然も重なり、3名の地元に詳しい方に会うことができ、色々教えてもらえて楽しかった。
そのうち、2名は、ちゃんとした説明施設の方だったけれど、そこにたどり着くのは偶然でしかない。
何だか、もうちょっと北千住街歩きでまとまった情報がないかなと見たけれど、色々あるみたい。(実際に検索してみてください)

これなんか良さそう。ただ、2,3時間フラフラしたいのなら、宿場町通りをふらふらして、千住神社と元やっちゃばの問屋街を見るのがお勧め。

[PR]

by mw17mw | 2016-11-23 16:52 | 東京都内のお散歩・見物 | Comments(0)