東京都庭園美術館−「アールデコの花弁 旧朝香宮邸の室内空間」

3月に、初めて庭園美術館に行ったとき、本館全体にガレの作品が並べられ、旧朝香宮邸というアールデコ建築を見て回る環境ではなかったのだ。
私は、ここに行こうと決めたとき、この美術館のアプリがあるということで、ダウンロードして、予習したらば、建物のアールデコ調の装飾について詳しい説明ばかりだったので、気持ちとしては、建物を見に行ったのにと、ガレの何百という作品が前面に並べられていてとても不満であった。(ガレが好きな人は良かったかも知れないが)
それで、後日美術館に電話で、「建物を見ることができる展覧会はないのか」を尋ねたら、9月過ぎに、全面的ではないけれど、旧朝香宮邸にライトを当てた展覧会があるとのこと。
で、9月近くになって、庭園美術館のページを開けたら、確かに「アールデコの花弁 旧朝香宮邸の室内空間」という展覧会が行われるとのこと。
それも、土日祭日以外は、室内の写真を撮ることが許可されるとのこと。
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それで、色々考えて、平日、半日お店を閉めても大丈夫な時に、行って来てしまった。
どうして、「平日に行って、写真を撮りたかったのか」というと、自分のブログに掲載できるからなのだけれど、実際に色々な画像を撮ったら、全部載せたくなってしまって、選べなくなってしまった。

ということで、少しは混んでいるのだろうが、平日に行かなくても、土日祭日写真を我慢して行っても、楽しいと思う。

アールデコ建築というものに私は疎いから、何も説明できないので、色々調べてみた。
「アールデコ建築 日本」で検索したら、【東京近郊】一度はちゃんと見ておいたほうがいいアール・デコ建築まとめというページが出てきたが、これの一番上に旧朝香宮邸が出てくるし、それに続くアールデコ建築は、ホテルやデパート・公共施設なぞの大きな建築物ばかり。
(その中に氷川丸を発見、氷川丸って、小学校の遠足で見学に行った覚えがあるが、あの船がアールデコ調の装飾だったなんて、全然覚えていない、勿体ない、行くのが早過ぎた。)

旧朝香宮邸は、その点、一宮家の私邸であるせいか、そんなに広くはなく、各部屋全て凝りに凝っている、何ていうか、アールデコの美しさが凝縮されている感じなのだ。
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勿論どの建物も予算があって、朝香宮邸程お金を使えなかったのかも知れない、この旧朝香宮邸は、多分、戦前の宮内庁の予算で建てられたのではと思う、それに戦前の宮家だもの、全部好きに作れたのかも知れない。
そうして、公人として人を迎えたり、もてなす一階のデザインは、「フランスのアンリ・ラパン」というアールデコの一人者が引き受け、二階の宮家のプライベートルームのデザインは、日本人の宮内省内匠寮(たくみりょう)という人たちが請け負ったとのこと。(建物や庭全体の土木・設計もこの人たち)

その1階と2階の感性の違いも楽しい。
1階はあくまで華やかでゴージャス、2階は、1階のアールデコ調の感性を受け継ぎながらも、和風の模様との融合に成功している。

どこまでも、細かく、シャンデリアやラジエターや暖炉の鉄製のカバーの模様はすべての部屋ですべて違うし、どこまで凝るのだという素晴らしさ。

何ていう私の説明はどうでも良いけれど、この秋の「旧朝香宮邸」を詳しく見ることのできる展覧会はお勧め。
昨年は、7月から9月にかけて、「アール・デコの邸宅美術館 建築をみる2015 + ART DECO COLLECTORS」という展覧会、一昨年は、「アーキテクツ/1933/Shirokane」が催されたようだし、今年見損なっても今後も毎年秋にあるかも知れない。

でも、本当にお勧め。
【建物萌の世界】第14回 世界遺産級!? 東洋一のアール・デコ建築が画像もきれいだし、参考になる。

平日に行ったせいか、見に来ている人は少なくなかったが、混んでいるという程ではなくて、良かった。
また、この庭園美術館に、結構、白人系の外国人が見に来ていたのだが、係りの人に「外国人が結構見に来るのですね?」と聞いたら、最近、とみに増えたのですって。トリップアドバイザーとかの関係かしらね?

ところで、この旧朝香宮邸は、広大な日本庭園の部分が「整備中」で立ち入り禁止。
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早く整備してくれないと、私は足が弱って見に来れないではないかと思い、切符売り場の人に聞いたら、「私たちにもまだ「いつ」というアナウンスはないのです。来年中はないと思います」とのこと。
来年は我慢するから、その次の年くらい、是非、公開してほしい。(嘘ではなく、歩けなくなってしまうかも知れないので)

そうそう、お勉強のためなら、ビデオ室みたいなものがあって、私が覗いたときには観客0で英語のDVDが放送されていた、それをボケっと見ていたら、係りの人が気づいて、日本語のものに変えてくれた。
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by mw17mw | 2016-10-26 16:16 | 東京都内のお散歩・見物 | Comments(0)