2016梅仕事1−小梅漬けと煮梅
2016年 06月 26日
その第一弾が運ばれてきたのは、確か、5月30日の月曜日だったと思う。
大きな青梅と、熟れた小梅を渡された。
(大きい梅と小梅では、大きくなったり、熟したりする時期が一緒ではないとのこと。小梅の方がどうしても熟すのが早いからと先に小梅を持ってきてくれた)
確か、大きな青梅が1.5kgで、小梅が1kgだったかな?
もらったその日にどうにかしたほうが良いだろうと、急いで処理をしたのだ。
まずは、両方とも洗って、なりを取り、水気を取った。
小梅は、10%のお塩とホワイトリカー100ccと一緒にジップロックに。
そうして、2週間くらいしてずいぶん柔らかくなり、梅酢もあがってきたので、赤じそを入れた。
また、干すのは8月がいいのかもしれないが、ちょっと考えることがあり、今日明日は天気が良いとのことで、小梅を干してしまった。
大きな青梅は、ちゃんとレシピを見ればよかったのに、面倒だ、適当でも大丈夫と思い、お水に浮かばせてなりを取ってから、すぐに、炊飯器に入れた。
私の炊飯器は母のおさがりで5合炊き、1.5kgの青梅はようやく入った。
そこに、お湯を入れて蓋をし、保温機能で煮ること6時間。
それが終わった時、私の部屋の中には、1kgの三温糖しかなくて、外は雨が降っていて、買いに行くのも嫌だったので、三温糖を使うことにした。
炊飯器から、梅とお湯を全て取り出し、梅だけ戻した。
そうして、どうやったのだっけ、そこにお水を入れてみて、梅の入った炊飯器のお釜に入るだいたいの水の量を実際に計っておき、お鍋に三温糖とそのお水を少し少な目に入れて煮溶かし、シロップを作ったのだ。
そうして、味のついていない煮た梅が入っている炊飯器の中に、その温かいシロップを入れて、二時間保温した後、一晩そのままにして冷まして出来上がり、だったと思う。
でも、出来上がってからゆっくり、煮梅のレシピを見たら、買ってきたら、なりを取った後、竹串なぞで、表面に10個くらい穴をあけてお水に一晩漬けてあくを取り除くとか書いてあったのだ。
すっかり、その手間を忘れたまま作ってしまった!
と言うことは私の作ったものはあくだらけになりそうなものの、そうでもなく、余り雑味は感じない。
私の場合、梅を煮るのにできた梅シロップが勿体ないので、煮梅を食べるというより、ごく普通に、煮たシロップを冷水と氷で薄めて飲むのが第一。
そして、煮梅があるうちは、煮梅を浮かべて楽しんでいるのだが、何だか、あくを全然抜いていないので、人にあげるのはやめている。
来年こそ、ちゃんと、アクを取る作業を抜かさずこなして、人にあげられるものを作りたい。
あ、そうそう、佐竹の宇治屋さんで、2週間くらい前だろうか、この煮梅が並んだのだ。
私としては、私以外の人が作った煮梅って、食べたことがないし、煮梅と一緒に白いものが入っていて、それが何だろうと思いながら、買って来て食べてみた。
煮梅自体は、私のより甘くておいしい、そうして、その煮梅のシロップで一緒に煮てあるものが良く分からなかったのだ。
桃ではないし、蕪でもなさそう、美味しく煮ているのは何だろうと、少し考えて、「あ、リンゴだ」と気づいた。
リンゴだから、煮リンゴになっていて、甘酸っぱい味で、サクサクと食べられて煮梅にマッチしている。
宇治屋さんとしては、この煮梅&煮リンゴを箸休めとして出されたと思うのだが、こういう組み合わせで、冷やして出すと、ちょっとした箸やすめとか、デザートになるなと、勉強になった。
(桃では高いし、勿体ないし、単独で食べても美味しい、リンゴは季節外れだけれど、きっと桃より安くて使い勝手が良いかも)
この煮梅、宇治屋さんのお手製ではと思うのだが、確認しそこなっている。