新宿三丁目界隈−「やまと 楽」でお昼のコース料理

さて、「やまと 楽」なのだが、ランチには、和定食とコース料理が用意されていた。

和定食は「鳥すき、天ぷら、刺身」のどれかに一の膳<一の膳 ゆば おから 野菜の炊き合わせ>と<二の膳 茶碗蒸し 小鉢 香の物 御飯 赤出汁>がついたものが、2千円以下。
手頃は手頃だったけれど、な~んとなく、動物性たんぱく質に興味がなかったので、コース料理に決めた。

コース料理は、野の里 草、木、花という名前で、2800円、3800円、5500円であった。
食べログから飛んだホットペッパーグルメには、このコース料理を取ると、ドリンク1杯サービスとあったし、重たいものを食べる必要はないので、一番安いコースにしてみた。

先に感想を書くと、「大箱の新宿三丁目の和食のお店として、難点とか欠点はあるものの、落ち着いてゆっくり食事できるし、結構美味しいので、使えるお店」と思った。

このお店なのだけれど、新宿三丁目の高いビルがひしめき合っている中にあるのだけれど、エレベータを下りた途端、とても静かな環境になる。
d0063149_12011439.jpg


お店の中も、100人以上収容のお店とのことだが、和テイストの内装で、落ち着いているし、ゴミゴミしていない。
(欠点としては、キャパの割には、女性用トイレが2つしかないこと)

何ていうか、上野の山の韻松亭の良い部分をうま~く人工的に新宿のビルの中に移築した感じ?

まずは、先付で、キャベツや白魚、わかめの梅和えだったかな?(野菜が新鮮で冷たくて美味しかったけれど、味の印象が薄い)
d0063149_12011462.jpg


次が前菜で、こちらには、北千住の宇豆基野さんから朝取ってきた湯葉が入っているとのこと。
(確か)湯葉の一番上に張る膜を「平湯葉」というのだけれど、それは揚げてあり、その下にできる分厚い湯葉の層は食べよい大きさに切って、サラダの中に入っているとのこと。
で、食べてみると「う~ん、せっかくの湯葉の甘さなぞが、ドレッシングの甘さや複雑な調味料のせいで、ストレートに味わえなくて残念。本当は、単純に、醤油とわさびで味わいたかった」と思ったのが本音。
d0063149_12011426.jpg


次が「うるい 芹 五三竹 油揚 白滝 木の芽」の入った精進沢煮椀。
美味しいかというと、結構昆布かつおだしの味が濃く、野菜の味を消しているのが残念であった。
本来はこの椀物が一番季節を感じさせなくてはいけないものだったのに...。
(不味いかというとそんなこともないのだけれど、せっかくの野菜の味がしなかったのだ。)
d0063149_12011539.jpg


お豆腐は、店内で作ったというものが回って来て,取り鉢に分けられた。
甘味を味わってください、飽きたら、もろみで食べてくださいともろみを置いて行かれた。
食べてみる、温かくて、大豆の甘さが生きているのだけれど、どういうわけか、お豆腐がなめらかではなく、ゴツゴツというと言い過ぎで、ざわざわしている感じの仕上がり。
滑らかに作るのを失敗した作品?と思ってしまった。(笑)
d0063149_12011527.jpg


焼物は「生麩二種 新じゃがバター ペコロスチーズ 芽キャベツ」、新じゃがも芽キャベツも食べられるぎりぎりの硬さに仕上げられており、それを辛子みそか赤みそをちょっとつけて、良く噛んで食べるとお腹がいっぱいになった。生麩の焼き物も大変美味しく、気に入った。
d0063149_12011583.jpg


次が煮もの。おからを二度裏ごしして作ったおから饅頭とのこと。
おからの他、じゃがいもの裏ごしも入っていたと思う、それに挽肉少々。(この挽肉を食べて、「あ、初めての動物性たんぱく質」と思ってしまった。でも、焼き物に、チーズとかバターが使われていたみたい)
熱々で美味しかった。
d0063149_12011638.jpg


最後の食事は、「豆ご飯 赤出汁 香の物」とのこと。
豆ご飯は、煎った大豆使用、赤出汁については、赤みそに負けないだしの強さであった。
そうなのだ、沢煮椀に使われていただしと同じ味、同じ強さ。
確かに赤みそには合っているけれど、沢煮椀にはちょっとねと改めて思った。
d0063149_12011638.jpg


デザートは、草餅。
d0063149_12011703.jpg


精進料理やベジタリアンの料理を期待して入ったわけではないのだけれど、2800円の料理は、ほんのちょっとの挽肉以外は完全精進料理であった。(何だか、食べログのランチを見ると、海老とか書いてあるが、きっとこれは資料が古くて、段々値上げせずに運営していったら、動物性たんぱく質がなくなってしまったという感じ?)
あ、でも、かつおだしなぞを使っていたから、完全な精進料理ではなく、野菜料理と言ったほうが適切かも。

量的には、少量多品種だから、一品いっぴんの量が少なくとも結構お腹にたまったし、食べながら、大豆製品や、じゃがいもや芽キャベツの硬めの食感もお腹を満たす要素と感じた。

ところどころ、美味しくないというか、出汁が濃過ぎたり、湯葉の食べ方がお醤油でなかったりと、全部が気に入ったわけではないけれど、大箱飲食店の割には、店員さんも感じ良く、手作り・作りたてを大切にしているし、新宿界隈で落ち着いて食事をするお店として、良いのではと友人と話していた。
ここだったら、法事とか、何かの集まりに利用できそう。
[PR]

by mw17mw | 2016-04-25 19:19 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)