台東区台東界隈−「初音鮨本店」で二色丼
2016年 04月 21日
それなのに、おまけに、今朝起きて、お店に行ったら、お店のWi-fiルーターが壊れて、電源が入らなかった。
ま、私の使っている一番最初のルーターできっともう10年くらい使っているような気がするから、仕方ないか。
ということで、トホホ、本日の午前中は、ヨドバシAkibaに一番安いルーターを探しに行って、設定したら、半日が終わっていた。
(税込み2400円のものをゲット)
−−−本題です−−−
昨年末のドラマ「赤めだか」を見て以来、気になっていた初音鮨本店にお昼を食べに行った。
この初音鮨本店さん、メニューはお店の前にあるのだが、曇りガラスの戸なので、中が全然見えなくて、入りにくい。
お店の外にデカデカと貼ってある「季節の味覚丼1300円」か「ブリ・マグロの二色丼950円」が妥当そう。
(確か、三色丼はと聞いたら、「マグロにイカに玉子」だったかな?)
思い切って戸をガラガラと開けると、冷蔵ネタケースが並んだL字型カウンターに、広い小上がりの座敷という構成。
そして、小上がりの座敷は横に長いのだが、一番左には、座敷の上に、素敵な椅子とテーブルが並んでいて、少人数なら、テーブルで会食ができそう。
お店のある場所が遠くから来る人にとっては、どの駅からも遠くて不便な場所であり、食べログでも、場所が悪いからネタが少ないみたいなコメントを読んでいたので、人気がなくて寂れているお店なのかなと思いながら入ったら、どうしてどうして、地元に住んでいる中小企業の元社長一家と思われるような老人グループとか、現社長が社員だか役員を引き連れて食べに来ていたり、他にも、芸能とか劇団関係の人だろうか、打ち上げの人数を調整しているような会話が聞こえたりで、何て言うのか、食べログみたいな不特定多数の世界では不人気で点数低いけれど、特定少数の中で、高い人気を保っているお店に感じた。(がっちり、近隣富裕層をつかんでいる感じ)
ランチは10種類くらいあったが、まずは、リーズナブルで、実力のわかるメニューということで二色丼にしてみた。
上のネタは美味しいのだけれど、酢飯に甘さが全然なく、口がその味に慣れるまで、美味しくなかった。
でも、慣れたら、「こういう酢飯も良いかも知れない」と思えた。
このお店は、浅草の弁天山美家古寿司より1年遅い創業ということで、東京で二番目に古いお寿司屋さんだから、こんなにも甘味のない酢飯なのだということは想像がつく。
大ぶりに切られたぶりも赤身のマグロも十分美味しかったし、お味噌汁も良かった。
二度目はあるかというと、勿論、甘い酢飯の江戸前寿司は論外だけれど、ここまで甘味の全くない酢飯の江戸前寿司も余り好みではないかも。(この甘味のなさがこのお店の伝統だから、変わることはあるまい)
お勘定の時、お勘定場で、安部首相とここの店主さんのツーショットの写真が貼ってあった。
お店の前には、どこかの劇団だか、ミュージカルを応援するようなポスターが貼ってあるし、何だか、ご店主は顔の広い人のよう。
そうそう、肝心の話、お勘定をしてくれた若い男性に「暮れに赤めだかを見て、このお店が舞台になっていたので、興味を持った。生前の立川談志さんと仲が良かったのですか?」と聞いたら、「いや、談志さんが来たことはないです。あのドラマは、テレビ局からお店を貸してくれと言われ、場所を提供しました」とのこと、残念。