白金台の庭園美術館

松岡美術館を出た後、食事をし、その後、昭和の初めに建てられ、アールデコ様式で有名な庭園美術館に行ってみた。
元朝香宮邸であったことからか、元皇族の屋敷の入口から本館の玄関までの道が長い。(建物が道路から奥まっている)
庭が広大なのだが、現在整備工事中とのことで、庭の一部しか公開されていないのが残念。
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建物は本館と新館があり、本館が旧朝香宮邸。
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このアールデコ調ではない狛犬は、本館の前に置いてあったものの左側、可愛い。
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新館が美術館になってから、美術館用に建てられたものらしい。

そして、ガレの人気か、見学に来ている人の数が多かった。

この美術館に関して、庭園美術館アプリを聞いただけの知識程度で、行ったのだ。
「ガレの庭」というガレの作品展が開催されていることはわかっていたが、旧朝香宮邸である本館のどの部屋にもこれでもかというくらい、たくさんのガレの作品が並べられており、行けば当然見られるだろうと思っていたアールデコ調の建物の内装や装飾品が良く見えなくてがっかり。
今回のような展覧会は、建物より特別展優先なので、ガレを見たい人には良いけれど、建物を見たくて訪れるには不向き。

実は、iPodにガイドアプリは入れたものの、一台しかなかったので、当日、美術館で、有料の音声ガイドセットをもう一つ借りなくてはいけない、だったら、前日に私は家でアプリを聞いてしまえば良いと思い、前日に一通り、画面を見ながら、アプリの説明を聞いてしまったのだ。
だから、実際の美術館で全部は見れなくても、ここはアプリのあそこねとか少しは楽しめた。(庭園美術館では、iPodをMさんに渡したが、聞いたかどうだかは不明、でも、私と同じように、ガレが邪魔だったと言っていた)

で、今後の展覧会の予定を見ると、特別展のような展覧会と展覧会の間に12日くらいの間が空いていた。
この時に行けば、建物が見られるのかなと思い切や、HPに書いてあったハローダイヤルに電話して訊いたら、展覧会と展覧会の間は、庭から建物を見ることはできますが、建物内部に入れませんとのこと。
だったら、いつ、建物の内部を良く見ることができるのですか?と聞くと、美術館に電話して聞いてくれとのこと。
仕方がないので、美術館に電話したら、詳しい人が出てきて、「今年だったら、9月22日から12月25日の展示会の時、何もないとは言えませんし、朝香宮邸時代の家具が置かれたりしますが、今回よりずっと内装や装飾物が見ることができます」とのこと。
え~、あんな朝香宮邸の建物説明アプリまで用意してあるのに、建物の内装等だけを見る催し物は全くないし、内装が良く見える催し物も、年に3か月だけなのだと、驚く。
(庭園美術館のWikiには、「年に1度の「建物公開」のときは、館内撮影も可能(日時・期間は年によって変動)」という記述があったが、今もあるのだろうか?)

残念。

でも、朝香宮邸については、庭園美術館アプリの画像を見て、説明を聞くだけでも結構満足できるので、スマホなどをお持ちの方は、ダウンロードしてお家で楽しむのも良いと思う。

この朝香宮邸が完成したのは、1933年(昭和8年)とのこと。
1933年は、ナチスが政権を取った年だと思うのだ、そうすると、大日本帝国における最後の贅沢がこの宮邸建設になってしまったのかなと想像した。その後、戦争に突入していくから。
私の勝手な想像だが、きっと、朝香宮が陸軍の軍人だったから、国家予算で、このような建物を建てることが許されたのかもと思う。
大日本帝国が滅亡に向かう前に咲いた美しいモダンな花。

何でも、朝香宮が陸軍からフランスに留学していた時に交通事故で大けがを追い、看病に渡仏した明治天皇の第八皇女である妃殿下も夫の傷が治るまで二年間フランスに滞在し、二人で、アールデコに詳しくなったとか。

実は、岩崎邸、前田侯爵邸と比べたくて行ったところもあった、前田侯爵邸は、洋館は1929年に完成ということから、朝香宮邸と殆ど同じ時代の建物。(多分前田侯爵邸は私財で建てられている?)
しかし、本郷から移ってきた元加賀藩のお殿様である前田侯爵が建てた建物はやはり相当広く、朝香宮邸は小さく見えた。
(でも、それはもしかして、前田侯爵邸の洋館は、女中部屋まで公開してているからかも知れないが)

なんていうことも考えながら見て回ったが、やはり、アールデコ調の装飾品が古びていないで、今のセンスで見ても、とてもモダンで美しかった。

今年の秋に、再度建物を見に行きたいが、庭は当分無理そう。(だって、庭について、いつ整備工事が終わると公表されていないから。)
私が歩き回れる元気のあるうちに、全容が見れますように。
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by mw17mw | 2016-04-01 15:14 | 東京都内のお散歩・見物 | Comments(0)