白金台の松岡美術館

で、碑文谷の従姉の家に泊まった親戚のMさんと、この前の日曜日の夜、従姉宅で親戚が集まり、Mさんの手打ちそばを味わうことに決まっていた。
その蕎麦打ちの会まで、別にやることもないとのことだったので、私が、東京見物のプランを考えて、案内することにした。
そもそも、Mさんは、油絵が趣味で、示現会という団体に所属して毎年作品を応募しており、今回は、その展覧会関係に出席するため上京。
ということで、美術心がある人だし、夜には碑文谷に行かねばならず、その近辺で芸術的価値のある場所を探してみた。
最初は、駒場の前田侯爵邸が良いかなと思ったけれど、目黒駅や碑文谷と駒場の交通の関係が良くわからず、やめておいた。
次に頭に浮かんだのは、目黒から歩ける白金の庭園美術館に自然教育園。

ネット友達のIさん、広島のIさん、お二人が、白金の方には詳しいので、色々聞きながら、半日、白金あたりで美術館巡り&ランチのプランを練ってみた。

結局は、自然教育園は広過ぎるし、自然豊かな地域に暮らしている人が東京に来て自然を求めるかというとそんなはずもなく、東京に来たら、古くから蓄積された財や文化の方が興味あるだろうと、ネット友のIさんの「白金に来たら、松岡美術館と庭園美術館をセットで回る人が多い」という意見に従い、その2つに行くことに決めた。
Iさんのアドバイスでは、庭園美術館は、「東京都庭園美術館公式アプリ」がスマホにダウンロードできて、それを持って行けば、有料の館内ガイドを借りなくて済むと言われ、iPodにダウンロード。(Wi-fi環境でなくても使えるみたい)
また、松岡美術館のHPを開いたら、プリントアウトかスクリーンショットして持って行けば使える2名までの100円割引券があったので、iPodでスクリーンショットして、準備完了。

で、地図を見ると、松岡美術館というのは、シロカネ—ぜという人たちが行く店が集まっているプラチナ通り(外苑西通り)を進んだところにあり、私としても、庭園美術館・松岡美術館・プラチナ通りと、全て行ったことのないところだったので、興味津々であった。

白金台の街を歩いたり、食事した話は明日にして、今日は、美術館の感想を。

まずは、松岡美術館に行ったのだが、松岡さんという大金持ちが作ったプライベートの美術館で、建物も作品も何もかもが豪華。
東京にはお金持ちが沢山いると、話には聞いていたけれど、本当だと実感。
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で、松岡さんというお金持ちをその時初めて知ったのだが、経歴を読むとすごい、米屋の三男から、ここまでの金持ちだもの...。(と言いながら、昔の米屋というのは、今よりすごいと思う、森ビルだって、もとは米屋だったし)
何でも、最終的には、松岡地所という会社の社長さんだった方のよう、そして、この美術館は、その方の私邸のあったところなのだそうだ....、世の中すごいね~。
この方の経歴を見ると、ずっと右肩上がりの世界を生き抜いてきたのかな~。
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入場料をスクリーンショットを見せながら、入口近くで払って入ると、庭に面していて、大きな像が飾ってある明るく広々したロビーが素敵。
そして、庭に出ることも可能だったので、とりあえず庭に出てみたが、気持ちが良い。
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その後展示を見出したのだが、着いたのは日曜日の11時半頃だったのだが、本当に空いていて、私たち以外、見学者は、数人程度であった。
他人を気にする必要がなく、並ばなくても作品を見ることができる、人の頭越しに作品を見なくて良いなんて、何年ぶりだろう?

また、この美術館は珍しく、カメラによる作品の撮影を許可しているのだ、勿論、フラッシュはだめだし、シャッター音の出るカメラは使わないことが条件だが。
私も色々な作品の写真を撮ってきたが、それをこういうブログで発表してよいのかわからず、美術館に電話で聞くのも何だし、多分、個人が楽しむ分にはということで撮影を許しているのだろうと推察して、ここには載せない。

また、作品の前には近づかないようにとロープが張ってあることもなく、相当近づいて見ることができるが、どうも、赤外線か何かが流れているのか、触らなくても、相当近くを指差すと、館内放送で、「作品に触れないでください」みたいな放送が流れる。
平成12年に建てた美術館だから、設備が相当に現代的。

そうして、最初、インドや中国の「古代東洋彫刻」の間に最初に入ったのだが、陳列してある像の美しさ・立派さに圧倒された。
他、一階には、現代彫刻(ヘンリー・ムーアの作品があって、Mさん感激)、古代オリエント彫刻もあり、当然素敵であった。(1階は全て常設展らしい)
二階に行くと、期間限定の企画展で、「松岡コレクション 中国の陶器 漢から唐まで」という部屋があり、心に響く焼き物が多かった。(唐三彩になる前までの作品がいいねと鑑賞した。)
他の二部屋は、同じく期間限定の企画展で「日本美術院の画家たち」という日本画の特別展であるのだが、古代オリエントや漢時代の陶器を見た後、見ると、悪くはないのだが、スケールが違うので戸惑う。

彫刻も日本画も沢山見ることができたが、西洋画が全然なく、松岡清次郎さんは油絵はお嫌いかと思ったら、コレクションは沢山あるものの、現在展示されていないだけみたいだ。(4月26日からの企画展は、シャガールなどみたい)

私は五島美術館も根津美術館も行きそびれていて、初めて見るプライベートの美術館だったけれど、こういう美術館も中々良いものだと思った。
ここはお勧めです。

長くなったので、庭園美術館は明日にする。
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by mw17mw | 2016-03-31 16:28 | 東京都内のお散歩・見物 | Comments(0)