じゃこ天って...

日本橋高島屋に行く用があって、デパ地下をふらふらしていたら、多分常設ではない、臨時っぽい「じゃこ天」を売っている安岡蒲鉾というお店が出ていた。
前を通るとき、試食用の楊枝の先に小さく切ったじゃこ天が突き刺さったものを渡された。
食べると美味しかったので、売り子のおばさんと話をする。
私が、「最近のスーパーで売っているじゃこ天は、昔のじゃこ天と違う味がするような気がする」というと、「スーパ—用に安い値段のものを作ろうとすると、どうしても、安い魚を使わざるを得ないのでは?」とのこと。

その時に、「じゃこ天って、ちりめんじゃこみたいなイワシが原料じゃないって、知っています?」と聞いて来た。
何でも、「宇和島の方で獲れるほたるじゃこというすずき科の魚がメインの材料だから、じゃこ天って、呼ばれるようになった、決してちりめんじゃこのじゃこではない」と教えてくれた。

「ほたるじゃこ?」と、私が聞き返すと、「こういう魚で、大きさは4,5cmくらい」と、そのお店の品物を包装する袋に、宇和島界隈で獲れて、じゃこ天や蒲鉾に使う魚の絵が描いてあったので、それを指示して教えてくれた。(そして、その袋はきれいなものを一枚もらってきた)
d0063149_11592023.jpg


へ~、知らなんだ、じゃこ天を食べたことはあるけれど、じゃこ天についてのレクチャーを聞くのはこれが初めてであった。
そのおばさん曰く「うちのじゃこ天は、ほたるじゃこが沢山入っているのです」とのこと。(下のほたるじゃこの説明に「大変美味」と書いてある。)
d0063149_11592002.jpg


じゃこ天の材料が、ちりめんじゃこではなく、ほたるじゃこだと教えてもらっただけ得だったので、3枚500円だったかな、その高いじゃこ天を買ってきた。

翌日、我が家の方で一番じゃこ天をたくさん売っている吉池で、原材料等見てみる。
そうすると、どのじゃこ天も、宇和島産とか、八幡浜産とか書いてある。
じゃこ天に関するwikiを読むと、「じゃこ天は、、愛媛県南予地方の海岸部で作られる特産品」と定義されているから、その他の地方では作れないのであろう)
そして、原材料のところは、簡単に、「魚肉」と書いてあるものが多いけれど、一つだけ、魚肉の後ろにかっこ書きで「タチウオ、アジ、ハランボ」と書いたものがあった。
(で、wikiによれば、ハランボはほたるじゃこの別名とのこと)

残念ながら、高島屋で買ってきたじゃこ天は、包装されたものではなく、その場で袋に入れられたので、原材料がわからないのが残念。

でも、スーパーで売っているものは、殆ど、120円で2枚とか3枚入っているものばかりで、高島屋で購入したものが3枚で500円だから、本当に値段が違う。(=材料も違うのだろう)

私が初めてじゃこ天を食べたのは、20代の頃、銀行員だった頃だから、40年くらい前の日本橋、会社の近くに「讃岐茶屋」といううどん屋さんがあって、そこでじゃこ天うどんを良く食べていた。
どう考えても、その頃の東京で食べられたじゃこ天は、本当に宇和島なり、八幡浜で食べられていた地場のものだったと思う。
美味しかった。

しかし、先日、お店を閉店してしまった家の近所の讃岐うどんの中村家にもじゃこ天うどんがあったのに、一度も食べなかったことは残念。(でも、焼いたものをサービスで出してくれた覚えはある)

今回高島屋で買ってきた宇和島市の「安岡蒲鉾」のじゃこ天、フライパンで両面焼いて、すりおろし生姜醤油で食べたが、とても上品な味で美味しかった。
でも、そこまで高いじゃこ天はたまのたまにしか買わかないかも。
d0063149_11592126.jpg


吉池で色々見ていたら、静岡や小田原の黒はんぺんというのは、主な原料に、「いわし、さば」と書いてあったものがあった。
じゃこ天は、ほたるじゃこでイワシ(ちりめんじゃこ)ではなく、黒はんぺんは、いわしと覚えておこう。

さて、後残っている2枚で、自分でじゃこ天うどんを作ってみよう。
[PR]

by mw17mw | 2016-03-13 22:05 | 食材・食材のお店 | Comments(0)