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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

2015.11.30の西小山駅界隈−古いお店が残っている街

武蔵小山商店街パルムの短い方の辺を西小山方面に進むと、とぎれとぎれになるけれど、商店があったり、商店街があって、飽きない風景。
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(上の画像は、武蔵小山商店街パルムの短い辺を抜けて、まばらな商店街を歩いているとき、振り向いて、武蔵小山の方を写したもの)

主に歩いたのは、「西小山パテオ」と街路灯に書いてあった商店街だと記憶しているのだけれど、アーケードなぞのお金がかかっていない商店街の方が古い業態のお店が残っていて、観光客としては楽しい。
こちらは、おでんの種屋さん、まだ、盛大に商売していて、羨ましい限り。
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こちらは、間口が広くて、立派な昔風の八百屋さん、こちらも盛大は盛大だけれど、奥の方には余り品物がなかったのが残念。
でも、こんなに大きい八百屋さんが残っているなんて、とても素晴らしい!
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ここらへんを右に曲がって、細い路地の他の商店街を抜けると、西小山駅に広場に出る。
で、ずずっと歩いていて、スーパーが見当たらなかったが、良く見たら、この西小山駅のビルの2F,3Fが東急ストアというスーパーになっているもよう。
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ここで待ち合わせして、皆が揃ってから、コクエレに向かったのだが、その道道もまずは、果物屋さんのジューススタンドから始まり、細い路地の両側にぎっしり色々なお店が並んでいた。
こちらは、お寿司屋、たこ焼き、天ぷら等のテイクアウトが揃っており、その時の気分で色々選べて楽しそう。
(でもね、匂いそうなものがたくさん並んでいたけれど、別に匂いは何もしない路地であった)
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実は、武蔵小山、西小山を歩いてみたいと思ったのは、もう10年近くの前になるだろうか、大分のまた従兄が東京に来た時、西小山に近いところに住む従姉がお家でパーティを開いてくれ、その帰りに、西小山から帰ることになり、駅前の路地裏の商店街をチラっと見たのだ。
そうしたら、何ていうか、本当に、私が小学生のころには良く見たような、昔のガラスのショーケースに、銀色のステンレスではない金属の、給食の食器で使うような寝ぼけたような銀色の金属のお盆に、昔風のバタークリームのケーキを並べて売っているお店を発見、今では本当に見なくなった昔ながらのケーキ屋さんだったのだ。
もっと見たいと思ったのだけれど、一緒に帰る皆様に合わせなくてはいけないので、その時は諦めたのだ。
だから、今回、もし、そのお店が見つかったら、もっと良く見てみたい、ケーキを買ってみたいと思ったのだけれど、もうそのお店は存在していなかった。
西小山の従姉の話では、ここ数年、昔からのお店が相当やめてしまっているとのこと。
遅すぎたか、残念。

その他にも、生活感溢れる小さなお店が多いし、私だったら、同じような条件で同じようなマンションに住むのなら、絶対、武蔵小山ではなく、西小山だなと思った。(ま、トータル1時間半の見学での結論だけれど)
西小山の方が、私の気ままを適当に吸収してくれそうな気がする。

そうして、コクエレの方に進むと、「中央百貨店」という雨除けテントが見えた、どうも、奥に2,3軒のお肉屋さんや八百屋さんが集まってマーケットを作っているみたい。
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西小山って、古い昭和が残っていて、面白い。

何て言うのかな、東京自体、ここ20年くらい、再開発の波で色々なものが壊されたり、廃業に追い込まれている。
でも、例えば、浅草は、下町情緒や江戸情緒をセールスポイントとした観光地化が進み、そういう情緒も味わいたい観光客でにぎやかに栄えている。
でもね、こうやって改めて東京の西半分の商店街を歩いてみると、我が家の方にもあった昔の商店がもしかして我が家の方より残っていることがわかる。
決して、浅草だけが色々な情緒が残っているわけでも、昔の生活が残っているわけでもない、また、浅草だけが昔を大切にすれば良いというわけでもないような気がする。

これから益々東京の再開発化は、広範囲に進むだろう。
こういう昔からの東京はどんどんなくなっていくのだろうが、東京の東とか西とかにこだわらず、昔からの地域を歩いて目に焼き付けることをお勧めする。(他、下高井戸とか、中央線沿線の商店街、駒込の霜降銀座、行ったことがないけれど、戸越銀座など)

で、話は西小山に戻って、私は行ったことがないのだが、メル友さんから、西小山の「フルーツパーラーたなか」に行った話を聞いたのだ。
おじいさんとおばあさんでやっていて、苺が本当に美味しかったとのこと。(苺パフェが500円だって)←だったら、生クリームは美味しくなかったのかな?
それで興味を持って、場所を調べたら、コクエレからすぐのところであった。
まだ、こんな昔のフルーツパーラーが残っているというのもすごい。

断然、私は西小山が好きだな~、駅前のゴミゴミしているところが、なるべく長く再開発されないで、いつまでも昭和の雰囲気のお店や色々創意工夫している食べ物屋さんが残りますように。

再開発なんて、確かに大きな建物ができて、きれいになるけれど、味も素っ気もないもの。
どうせ再開発が進むのなら、秋葉原型といおうか、再開発ビルの近くに、ゴミゴミしたアメ横チックな通りができてしまうような再開発がいいな~。

<おまけ>
駅前の飲み屋さんののれんに「目黒生まれハイッピー」なる文字を発見。
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家に帰ってから調べたら、「目黒生まれのハイッピー」なるブログの記事を発見。
どうも、ハイサワーを製造販売している博水社という会社の本店が目黒区にあり、その会社には、もう一つのブランドハイッピーなるお酒を割るための炭酸飲料があるよう。(ハイッピーで焼酎を割るらしい)

また、この暖簾に、大きく「鳥かつ」と書かれていたので、西小山の方の居酒屋は、「鳥かつ」が名物なのかと思ったのだ。
普通のチキンカツとどう違うのだろうかと、興味津々だったが、本日「目黒 鳥かつ」で検索したら、「鳥かつ」というのはお店の名前であり、料理名ではないことがわかった。(笑)
by mw17mw | 2016-02-23 15:48 | 東京都内のお散歩・見物 | Comments(0)