古いタイプのいなり寿司?

先日、風邪をひきながら、プロポリスを探しに日本橋に行ったとき、お家に帰ってもご飯を作る気がしないし、風邪で口が不味くなっているから、美味しいと思えるようなお弁当を買っていこうと、日本橋三越の地下をウロチョロ。
そんなに豪勢なものを食べたいという気分でもなかったし、口に美味しい稲荷寿司でいいやと思った時に、東京のごく普通のテイクアウトのお寿司屋さんと、豊橋の稲荷寿司のお店が並んでいたのだ。

余り地方のいなり寿司を食べる機会はないし、だいたい、愛知県豊橋市のお弁当屋さんが日本橋三越に売り場を持つなんて、ずいぶん由緒正しきか、とても人気のあるお寿司屋さんかもと、この豊橋市のお弁当屋さんの助六寿司を試してみようと助六寿司を買ってきた。

でも、そのいなり寿司に手を伸ばしたのは、私の勘違いが大きかったのかも知れない、確か、いなり寿司は愛知県のいなり神社が発祥と聞いたことがあったので、この豊橋のおいなりさんを買う気になったのだが、いなり寿司発祥として有名なのは、「愛知県の豊川稲荷」であった。(笑)

で、家に帰って開けて食べてみたが、まるで口に合わないいなり寿司だった。
風邪を引いている時期でもあったので、きっと、より食べ慣れたものの味のほうが良かったのかも知れない。
油揚げもご飯も本当に甘くて全然美味しいと思えなかった。
余りに甘いので、ついてきた紅生姜の細切りが真っ赤な酸っぱみが強いタイプだったのだけれど、この甘さを打ち消すには、オレンジ色の紅生姜だと無理だろう、よくぞ、赤い紅生姜をつけてくれたと思える程の甘さであった。
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また、ご飯を包んでいる煮〆た油揚げが本当に薄くて小さい。(上の画像、左下の食べかけを見てください)
持ち上げてひっくり返すと、ご飯を詰めた後、折り返す程の油揚げもなくて、ご飯を詰めた後はぱっくり割れている。
油揚げは真茶に煮〆られたような色なのだが、その裏に、ぼそぼそのお豆腐がほとんどついてなくて、「世の中にはこんな薄い油揚げがあるのだ」と感心してしまった。

この壺屋さんは、明治末期からのいなり寿司を作って販売していて、有名らしい。
ということは、ここのいなり寿司は、元祖ではないけれど、本当に昔むか~しのタイプで、きっと、油揚げが貴重品で、油揚げを使っているだけでご馳走みたいな時代のいなり寿司なのかな?

ここのいなり寿司を食べた後、佐竹の宇治屋さんで一週に一日だけ作られる、私の食べ慣れて大好きないなり寿司と比べてみたのだけれど、やはり、今風の東京のいなり寿司は、厚くて、大きく、たっぷりした油揚げで作られていた。
その油揚げの裏にほんのちょっとだけれど、白いお豆腐がついているのもわかる、お豆腐の美味しさを生かした油揚げであった。
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東京で古いと言われる志乃田寿司のおいなりさんって、どんなものだったか、最近食べていないので、すっかり忘れている。

世の中には、本当に色々ないなり寿司が存在して、それらはもしかしたら、古いタイプだったり、地方独特のものだったり、新しすぎたりして、必ずしも、伝統があるからとか、三越で売られているからと言っても、口に合うとは限らないのだなと思った。
結構難しいいなり寿司選び。
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by mw17mw | 2016-02-20 07:40 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)