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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

上野アメ横界隈−「あおな」で牛かつ

このお店は、1か月程度前の土曜日、テレビをつけっぱなしにしておいたら、王様のブランチで、「渋谷のあおな」の牛かつが大人気。このお店は、上野に本店がある牛かつのお店の二号店」と紹介されていたのだ。
それで、「上野 あおな」で、食べログで検索すると、見つかった。
場所は、アメ横のへそと言われるガード下をくぐって、もうちょっと昭和通りに行ったほうの右側。
上野アメ横界隈−「あおな」で牛かつ_d0063149_11562594.jpg


で、それまでどうだったか知らないけれど、私からすると、王様のブランチで紹介された途端、しかも、渋谷で人気が出ていると放送された途端、上野店にも行列ができるようになったのではないかと思った。
かく言う私も、この上野店がテレビで紹介されるのを見るより、上野店の渋谷支店が人気と聞いた方が上野店に行ってみようという気になると思った。(相当の渋谷コンプレックス?)
ま、本当、上野店自体は、食べログで点数が3.39と低く、渋谷店は点数が3.55と高いというのは良くわからない。(他、高田馬場店があるみたい)
(渋谷の方が丁寧に作っているとかあるのかしらね?もしくは、上野の方が客がうるさいか?)
確かに私もその放送を見たお昼にこのお店に行ってみたら、まだ、行列がほとんどなくて入れそうだったのだが、カメラを持ってくるのを忘れていることに気づいて、入るのを断念。

その後、時間のある土日のお昼、上野方面にいるときは、空いていないかなと気にしていたのだけれど、いつも行列であり、この前の日曜日まで並ぶことはなかった。

でも、このままだとずるずると行かなくなると思って、この前の日曜日のお昼、暇だったので、1時半近くに行って並んで食べてきた。
ただ、並ぶと言っても、お店の外に並んでいる椅子に座っているうちに、注文を聞きに来るので、結構回転が速く、前に8人くらいいたけれど、15分くらいで、私の番が来た。

こちらがメニュー。
「あ」が「国産牛」、「お」が「黒毛和牛」、「な」が「霜降り黒毛和牛」で、他に個数限定の「ミックス」があった。
上野アメ横界隈−「あおな」で牛かつ_d0063149_11562673.jpg


店員さんによると、ミックスというのは、お肉が塊で入ってきたものをグラム単位で切り分けるのだけれど、その時に出る黒毛和牛と霜降り黒毛和牛の切れ端とのこと。
それがいいかなと思ったけれど、とりあえず、最初は、国産黒毛和牛にしてみた。
ご飯は、白米か十六穀米のどちらかを選ぶ。

で、出てきたのが下の画像。
上野アメ横界隈−「あおな」で牛かつ_d0063149_11562785.jpg

牛かつというのが、厚さ5㎜くらいなので、びっくり、まるで、ひれ肉を上げて、5㎜の厚さに切ったものに煮ていた。
中は、ミディアムレアという感じで、真ん中が生、外は揚げ立てカリカリ。

本物のわさびが添えられ、かつにわさびを乗せて、お醤油か、油塩、もしくは、テーブルに置いてある天然塩でどうぞと言われる。
この油塩が何だかわからなかったけれど、スープを飲んだら、揚げ玉のようなものが浮かんでいて、あ、パン粉の揚げカスとすぐわかった。
そうすると、この油塩に浮かんでいる細かい茶色いものはパン粉の揚げカス?それに塩を入れたものかな?と想像がついた。

どれが一番美味しいかというと、私としては、オーソドックスに、わさびに醤油が良いと思った。

で、牛かつが美味しいかというと、食感は、ミディアムレアという感じの柔らかさで、牛肉らしい柔らかい食感を感じたけれど、味的には、黒毛和牛のお肉を食べているという美味しさは殆どなかった。
不味いわけではないけれど、牛肉らしい風味は余りないような気がする。

それでも、隣に座ったカップルの評価を聞いたら、「焼き肉なぞに比べたら、脂がギトギトしていなくて、さっぱりしていて食べやすくて良い」という評価であった。(私はまるでその反対で、もっと「牛肉を食べている」という味とか脂が欲しくなった。)

結構関心したのが、付け合わせの野菜で、最近のお店らしく、ベビーリーフ的な菜っ葉沢山の付け合わせがきれいで、小さいポットに入ったドレッシングがついていて、こういうところがおしゃれなのも、女の子に受けているコツかも。

食べ終わってお会計をしたら、看板に出ていたお値段1480円は、消費税抜きであり、税込みで支払ったら、1598円になり、結構高いものを食べた割には、牛肉を食べたという満足感がないところがちょっとねと思った。
別に量も沢山だし、決して不味くはないのだ、でも、牛肉好きな人には何かが物足りない。
多分、それはレアで食べさせるからかも知れないし、もしかしたら、国産黒毛和牛とか言いながら、冷凍したものを解凍しているからかも知れない、と思いながら、メニューを再度見ると、そうか、「国産黒毛和牛」と「霜降り黒毛和牛」があるということは、私が食べた「国産黒毛和牛」は赤身で脂が全然ないものだったのだと今気づいた。
でもね、食べログで「あおな」自体のHPを発見して、それを見たら、材料の牛肉には、霜降り和牛についても、さっぱりした赤身を選んでいると書いてあった。
和牛の美味しさはやはり、脂の美味しさだものね、このお店の和牛の質は、私には合わない、残念と思った。
霜降り黒毛和牛を試してみたい気がするけれど、高いし、そこまでお金を払うなら、焼き肉の方が良いと思うので、また食べに来ることはないだろう。

食べログで、「東京都 牛かつ」で検索したら、今は、このお店のような厚さ5㎜くらいの赤身の牛かつが主流みたい。
また、どこか他の牛かつ屋さんに入る可能性はあるけれど、ここはどんなものかわかったから、決して悪いお店ではないけれど、もういいかな。
私には、牛肉を食べるのなら、焼き肉屋の方が向いているような気がするから。
(それにサンドイッチで良ければ、両国のクインベルの牛かつサンドがお肉が分厚くって美味しいと思う)
by mw17mw | 2016-01-19 17:21 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)