本郷三丁目界隈−「厨菓子くろぎ」のお菓子と珈琲セット

厨菓子くろぎから「席が空いた」という電話で戻ると、キャッシャーのところで、まず、メニューを選んで、お金を払うと、「空いている席、どこでもどうぞ」と言われる仕組みのよう。

その日はもうすっかり日が暮れて、寒くはなかったが、気温が低かったので、お店の中の席を選んだ。

でもね、結論から言うと、このお店、とても高いのだけれど、日曜日の夕方で混んでいたせいか、店員さんに余裕がないようで、皆、能面のような無表情な顔で動いていた。
だから、もてなしの気持ちが感じられなくて、価格や建物からしたら高級店なのだけれど、全体としてその価値がないと思った。

今回このお店に入るのは初めてなのだが、それまで、前を自転車で通ったり、空いているかなと覗いたりすると、呼び込みというのか、若くて、職人らしい白い上っ張りを着た若い男性がニコニコしながら、話しかけて来て、感じが良かったが、今やそんな余裕はない感じ。

席に着いてしばらくすると、二人客が別々のセットを注文をするのは良くあることだと思うのだけれど、まず、私の珈琲だけが出てきて、暫くたってから、Iさんにお菓子とカフェラテが運ばれ、最後に私のあんころ餅が運ばれてくるという具合。
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そうそう、このお店は、お水もお茶も出なかったし、それでなくても、私だけに珈琲が運ばれてきても、一人だけ口をつけるわけにも行かないのだ。
その状態が結構長く続いた。
そういうことに、普通だったら、高級なお店では、お店側が気づいて、客がの居心地を壊さないように、持ってくるタイミングを図るか、一緒に出せないのなら、「遅くなってすみません」とか「混んでいて、運ぶのがずれて申し訳ありません」とか言うべきと私は思う。
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私のあんころ餅と珈琲のセットが1700円、Iさんのわらび餅とカフェラテが2100円もして、確かに、建物や店内部の雰囲気、食器なぞは素敵なのだが、それだけなのだ。
店員が皆若くて、忙しくて、目の前の仕事に追われて、顔から表情が消えて能面のような印象、余計というか、「言えば感じが良い」と思われそうな語句が口から出ない感じ。
この人たち、まとめあげる人がいないか、機能していないから、てんでんばらばらに動かざるを得ないし、そうなると、余計まとまりがなくなく、一人ひとりが孤立して動いてしまうのかなという感じ?

その店員さんたちの無愛想さを補うかのように、お菓子の横には、一輪の花が添えられている。(笑)

お菓子の出来も大したことないと私は思う。
でもね、私の舌がおかしいのかも知れないが、例えば、私だって、京都で食べる丁寧に作られた生菓子の美味しさはわかるのだけれど、ここのお菓子は不味くはないけれど、そして、作り立てということや材料が上質であることもわかるけれど、それだけで、何の感激もなかった。
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また、Iさんのわらび餅は、素敵な塗りの容器の半分に冷たいお水を張って、そこにわらび餅が浮かび、半分をまた二つに仕切って、普通のきなこと、鶯きなこがたっぷり入っていたところに、小さなピッチャーに入った黒蜜がついてきたのだが、その黒蜜をどうかけて食べて良いのか、一瞬ではわからなかった。
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食べているうちに、もしかしたら、「船橋屋のくず餅みたいに、きなこに絡ませたわらび餅の上から黒蜜をかければ良いのかも」ということを思い出して、そうやって食べることをIさんに勧めた。
ま、聞けば良いのかも知れないが、店員さんが運んでくるとき、アドバイスすべきだと思う。(東京風のくず餅の食べ方が全国区かわからないもの)

何だかな~、お菓子については、この程度かというのが正直な感想、誰か和菓子職人を入れて始めたお店かも知れないけれど、何かが違う、間違っている。

珈琲は猿田彦珈琲というもので、量もたっぷりで、美味しいことは美味しいけれど、別にここでしか飲めない珈琲とも思えなかったし、置いておいたので若干冷めてしまった。

親であるくろぎには、お昼の安いランチにしか行ったことがないけれど、完璧に全てが美味しく、お店の人に、感じの悪いところやあくせくした感じがなかったので、厨菓子くろぎにもつい期待したけれど、こちらは、私からすると、失敗とは言わないけれど、親の和食のお店とは全然違うと思った。
何を持って高級店と感じられるか、わかっていない感じ、値段だけではないのだけれどね。
(テレビでしか知らないのだが、オーナーのくろぎさんはとても厳しそうな方だから、若い人たちに任せて、自ら這い上がるよう修行させているのかも)

それでも、人気があって混んでいるし、食べログなどでも高く評価する人が多い。
ま、とりあえず、東大のキャンパスの中にできた高級和菓子カフェということで、一度行ってみる価値はあると思う。

私?
自ら進んでの2回目はないけれど、お友達がどうしても入りたいという場合は付き合うと思う。

他、このお店のことを調べていたら、くろぎさんは、湯島のお店を閉じて港区大門に移転する予定であること、また、鎌倉にもお菓子のお店を出していることが分かった。
(この三店全体のHPはこちら

鎌倉のおみやげのお菓子の方が、安くて美味しそうで、私向き。
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by mw17mw | 2015-12-05 09:19 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)