神田小川町界隈−「ポンチ軒」の上ロースかつ定食

ファミタクがアキバに移ってしまい、是非とも行ってみたかった神保町から小川町方面のお店に中々行けなくなったので、勤労感謝の日は営業とのことで、そのうちの一軒に行ってみた。
その名は、「ポンチ軒」。

以前、自転車で神保町からの帰り道、適当に走っていたら、名前だけはよく聞いていたポンチ軒を靖国通りに沿った、一本奥側の道沿いに見つけて、それ以来、ずっと行きたかったのだ。
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で、自転車で行ったら、もともと人気もあったし、最近テレビで紹介されたとのことで12、3人先客が並んでいて、結局一時間くらい並ぶことになってしまった。(何もやることがない祭日だからできた)
私の前の人も、一人で来ている女性で、その人が、「前の方にあるメニューの黒板を見てきますが、良いですか?」とか声をかけてくれたのがきっかけで少しお話をした。
どうもその人はそんなに太ってはいなかったけれど、とんかつ大好き女子みたいで、詳しく、このお店は、赤坂の旬香亭という洋食屋の揚げ物部門が独立したところ、その旬香亭がとても美味しい洋食屋さんだったので、ここも美味しいに違いないと思って、今日来てみたとのこと。
そして、その旬香亭は一旦お店を閉めたけれど、今また、目白で同じ名前「旬香亭」で復活したとのこと。
へ~、そうなのだ、初めて聞く話ばかり、それに、赤坂は私の守備範囲外だしと、聞くだけは聞いておいた。

こちらがランチメニュー、この日は、別に「本日はカキフライありません」と貼ってあった。
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結構良いお値段のとんかつやさんと思ったけれど、黒板書きの下の方に「上は、メキシカンポーク モチ豚、特は、沖縄県産豚」と書いてあった。
別に外国産の豚肉が嫌なわけではないけれど、やはり、外国産ということは冷凍で運ばれ、日本で解凍されたお肉だろうから、その分、ジューシーさが損なわれている可能性も大きいと思った。
しかし、家の近所の丸山吉平さんなら、国産無菌豚のサービスロースかつ定食でも1100円、ま、土日は1300円になるけれども、このお店は、1500円出して、冷凍外国産の豚肉かとがっかりする。

わさび醤油で食べる牛かつにも魅力を感じたが、1500円で冷凍外国産肉ということは、牛かつはどこのお肉か書いていないけれど、きっと、外国産かなと想像した。

一時間くらい並んでようやく番が回ってきて、中に入ることができ、二人用のテーブルに案内された。
(このお店はどうも、混んでいるからと言っても、二人用のテーブルに一人客が二人座らせることはないみたい。だから、中に入ると適当に空いている空間があって、落ち着いてゆったりとした雰囲気。)

テーブルには、キムチの鉢、太陽ソースというラベルのウスターソースに中濃ソースだったかとんかつソースと手書きで書いてある大きな容器に入っているどろっとしたソース、白いドレッシングの入った容器も置いてあって、良い感じ。
やはり、いくら何でも2千円以上のとんかつには手が出ないし、ま、このお店で一番最初に食べるのはロースかつが常道だと思い、上ロースかつにしてみた。(私の前に並んだ女性は、カツカレーにしたそうだが、素晴らしく美味しかったそうだ)

で、出てきたのが下の画像。
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ごはんやわらかめ(あとで、お店のHPを見たら、いっぱいはお代わり可能らしい)
お味噌汁もまままあ、問題なし。

かつは、食べログの評に書いてあるように、外側の皮は薄くしかもサクサクで、別に中のお肉が薄いわけではないけれど、軽めの印象。(おなかにもたれない感じ)

お肉は、普通、別に不味くも、特段美味しいわけでもないと思った。

でも、食べているうちに、ここの一番の利点は、ソースとドレッシングの美味しさだと思った。
太陽ソースというウスターは、甘さが殆どない辛口タイプ、容器に映されていた濃いソースは、自家製なのか、一升瓶から移した市販品かわからないが、甘目、どちらのソースも、本物の野菜の味とか香辛料の香りが濃くて、とても美味しかった。
こんなに美味しいソースを出すとんかつやさんは初めてかも。
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キャベツの千切りにかけるドレッシングも美味しいしと考えているうちに、「そうか、このとんかつやさんは、洋食屋さんから独立したとんかつやさんなわけで、普通のとんかつやさんより、おソースとかドレッシングにうるさいのが特徴なのかも」と思えた。
(お店のカウンターの上に、ウスターソース、トマトケチャップの原材料を書いた紙が飾ってあった、しかし、ウスターソースは市販品を使っていたし、濃い方のおソースだって、自家製かどうかはわからない。乳濁したドレッシングは自家製ぽい感じ?)

濃くて甘いソース、薄くて甘くないソース、両方とも美味しく、甲乙つけがたく、二つのお皿におソースをそれぞれ入れて、順番につけて食べてしまった。(そうそう、ここは、揚げたとんかつをお皿の上に敷いた網に載せて出し、別におソース用の容器を一枚出してくれる、でもそれでは足りないので、テーブルに置いてあったキムチ用のお皿を一枚拝借した。)

こんなに並ばなくてもお店に入れるのなら、このおソースとドレッシングを再び味わいたいし、洋食屋系のとんかつやさんだもの、カツカレーが美味しいというのも納得できるから、食べてみたい。(わさび醤油の牛活も)
(吉平さんより、高めで外国産のお肉を使っているのは、こういう調味料にお金をかけているからと人を雇っているからかも)

そうなのだ、このお店は、とんかつやを名乗っているけれど、実は、洋食屋系のとんかつやさんなのだ。

太陽ソースについて調べたけれど、知る人ぞ知るソースらしく、愛知県清洲市の太陽食品工業という町工場で作られているおソースで、富士宮焼きそばのおソースはこのおソースを使うらしいし、あまたの洋食屋さんでも使っているところが多いらしい。(ほらね、とんかつやさんでなく、洋食屋さんで好まれるソースなのだ。)

あと、話は千々に乱れるが、「ポンチ軒」という名前は、wikiの豚カツによると、昭和4年に今のとんかつの揚げ方を考案した御徒町にあったお店の名前らしい。
今回行ったポンチ軒の歴史については、山本マスヒロさんのページに詳しい。(このページによると、フランスで修行された方が今ポンチ軒でとんかつを揚げていることになっているが、このページのとんかつの価格からすると、一年以上前の記事であり、今や、目白に旬香亭が再オープンしたとのことで、そのシェフが今どちらで料理を作っているかはわからない)
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by mw17mw | 2015-11-27 17:41 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)