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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

神田駅界隈−神田駅「尾張家」のお刺身おでんセット定食

だいぶ涼しくなってきたので、2週間くらい前かな、卓球の帰りに、「尾張家」という老舗のおでん屋さんでランチを食べてみた。
(ぐるなびによると、創業85年だそうだ)
お店は、昔ながらの木造家屋で、出入り口が2つあり、左が入り口、右が出口と、神田のまつやと同じ作りが特徴。
神田駅界隈−神田駅「尾張家」のお刺身おでんセット定食_d0063149_09462311.jpg


中に入ると、内装も設計も古いけれど、掃除が行き届いた清潔な雰囲気が昭和の感じで、素敵。
お店は、長い木のカウンターがずっと続いている作りで、カウンター越しに見えるおでんの四角いおでんのお鍋が本当に魅力的。
また、高齢のお母さんと、中高年の息子さんで切り盛りしている感じなのだが、息子さんの白い上っ張りも、昭和を思い出させてくれる感じで素敵。(お母さんは白い上っ張りかどうか記憶にないのだ)
神田駅界隈−神田駅「尾張家」のお刺身おでんセット定食_d0063149_09462405.jpg

周囲で食べている人を見るとはなしに見ると、「おでん定食」を食べている人が多く、美味しそうであった。
ただ、食べているおでん種に「ロールキャベツ」が見えて、「あ、うちのお父さんが教えてくれた昔からの東京風のおでんとは違うのだ」とちょっとがっかりしたのと同時に、それも食べたいと思ったのだ。(我が家の昔からのおでん=肉類を入れない、魚介類だけのおでん)

そうして、座ってから、お母さんに「おでんとお刺身、どちらにしよう?」と相談したら、「お刺身定食に、200円のおでんをつければ、千円で両方食べられる」と教えてくれたので、それにしてみた。
で、出てきたのが、下記画像。
神田駅界隈−神田駅「尾張家」のお刺身おでんセット定食_d0063149_09462578.jpg

ただ、当然と言えば当然なのだけれど、200円のおでんは、大根・さつま揚げ・ちくわだけであり、ちょっとがっかり。(ま、200円だから、妥当と言えば、妥当)
(おでん定食のおでんは、これらの画像から、想像してください)

で、おでんの味なのだが、残念ながら、とても甘い汁で、それも好みでなかった点、残念。
(でも、食べログのコメントには、「お汁がしょっぱい」という方もいて、その時々によって、違うのかな~?良くわからない)
ただ、大根の煮え具合はさすが絶品、こんな厚い大根を一様に、おつゆを煮含めて、すごいなと思った。

お刺身は、種類は多かったけれど、良く言えば寝かせたもの、悪く言えば、余り新鮮ではない感じ。
う~ん、このお店で、お刺身か、おでんかと言えば、やはり、おでんでしょう。

それにもまして、価値があるのは、おでんのお鍋の前で張り付いておでん番をしながら、お客さんとお話してくれるお母さんの雰囲気。
下町の人だから、気取っていない雰囲気で、色々聞いてくれたり、千代田区の話をしてくれたのだけれど、結構品があって、「昔からずっと神田に住んでいる人って、こんな感じなのかな?」と、心地良かった。

というお店だけれど、味は好みがあるから別として、お店の雰囲気、お店の人の雰囲気、推薦できる。
(でも、ランチでも、待っている人が外にいるくらいだから、このお店の味が好きな人も多いのだと思う)

今度は、茶飯で、ロールキャベツの定食を食べてみようかな?
by mw17mw | 2015-10-15 17:59 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)